Zoho Analyticsでは、テーブル内のデータを簡単に操作することができます。MicrosoftのExcelやその他の表計算シートを操作するような感覚でデータを入力/管理することが可能です。テーブル内の列や行の追加/編集/削除などの操作を簡単に行うことができます。このページでは、テーブル内での行や列の操作方法について詳しく説明します。
メモ:テーブル内のデータを編集するには編集権限が必要です。編集権限は、管理者がテーブルを共有する際に設定できます。権限に関する詳細については、こちらをご参照ください。テーブルへの行の追加
テーブルの作成後、テーブルに行を簡単に追加できます。追加するには、以下の手順を実施します:
- ワークスペースの画面左側のメニューから[一覧]をクリックし、対象のテーブルを選択します。
- 画面上部の[追加する]をクリックし、メニューから[行を追加する]を選択します。または、テーブル内の任意の列を右クリックし、[追加する]→[行を追加する]の順に選択します。

- テーブルの一番下の行にカーソルが自動で移動します。
- 行に値を入力します。Excelや他の表計算シートでの操作と同様に入力できます。キーボードの[Tab]キーを押すと、左から右にセル間を移動できます。同様に、キーボードの左右の矢印キーでもセル間を移動可能です。
- データの入力後、画面上部の[保存する]をクリックします。
上記の行の追加手順に加えて、行番号が「*」と表示されているテーブルの最終行に直接移動し、新しい行を追加することもできます。


ヒント:
セルにデータを入力するには、キーボードの[F2]キーを押すか、対象のセルでダブルクリックします。Excelや他の表計算シートでの操作と同様です。
行の編集
既存の行のデータを変更するには、対象のセルを選択してキーボードの[F2]キーを押すか、対象のセルをダブルクリックして、値を入力します。変更後、画面上部の[保存する]をクリックして、変更内容を保存します。

行の削除
必要に応じて、テーブルから行単位でデータを削除できます。複数の行をまとめて削除することも可能です。以下では、テーブルから1件の行を削除する手順と、複数の行をまとめて削除する手順についてそれぞれ説明します。
テーブルから1件の行を削除するには、以下の手順を実施します:
- 対象の行の見出し(番号)をクリックして行を選択します。または、削除する行内の任意のセルを選択します。
- 画面上部から[削除する]→[行を削除する]の順に選択します。
テーブルから、隣接する複数の行を同時に削除することもできます。
複数の行を削除するには、以下の手順を実施します:
- キーボードの[Shift]キーを押しながら対象の行を選択します。
- 画面上部から[削除する]→[行を削除する]の順に選択して、複数の行を削除します。
列内のすべての行を削除する場合は、画面上部から[削除する]→[すべての行を削除する]の順に選択します。
メモ:削除した行は元に戻すことはできません。行を削除する前に、データのバックアップを取得することをお勧めします。
列の追加
テーブルに新しい列を追加するには、以下の手順を実施します:
- ワークスペースの画面左側のメニューから[一覧]をクリックし、対象のテーブルを選択します。
- 画面上部の[追加する]をクリックして、[列を追加する]を選択します。
- 列の追加画面が開きます。こちらから新しい列の詳細情報を設定できます。
- 以下の画面のように、列の名前を入力し、データの種類を選択します。Zoho Analyticsで使用できるデータの種類(列の種類)については、こちらをご参照ください。
- 列に入力するデータを個人情報として設定する場合は、[この列には個人情報が含まれます]を選択します。
- 新しい列がテーブルの右側に追加されます。
- 画面上部の[保存する]をクリックします。

ルックアップ列の追加
Zoho Analyticsのルックアップ列では、異なるテーブル間のデータを関連付けることができます(リレーショナルデータベースの外部キーと同様の機能です)。ルックアップ列として設定された列は、同じワークスペース内の異なるテーブルの列と関連付けることができます。これにより、ワークスペース内の異なるテーブル同士を関連付けることができます。
ルックアップ列のセルを編集しようとすると、別のテーブルで関連付けられている列の値が選択肢として表示されます。たとえば、「従業員」というテーブルに「部署ID」という列があり、この列をルックアップ列に設定したとします。この列の参照先は、「部署」というテーブルの「部署ID」という列に設定されています。この場合にテーブル「従業員」でルックアップ列(部署ID)のセルを編集しようとすると、以下の画像のようにテーブル「部署」の列「部署ID」の値が選択肢として表示されます。選択肢から、従業員が所属する部署IDを選択することができます。

ルックアップ列は、Zoho Analyticsのワークスペース内に複数のテーブルがある場合に設定できます。
テーブルにルックアップ列を追加するには、以下の手順を実施します:
- ルックアップ列を追加するテーブルを開きます。
- 画面上部から[追加する]→[ルックアップ列を追加する]の順に選択します。
- ルックアップ列の追加画面が開きます。[列名]にルックアップ列の名前を入力します。
- [参照先の列]の欄で、メニューから参照する列を選択します。
- 列に入力するデータを個人情報として設定する場合は、[この列には個人情報が含まれます]を選択します。

- [OK]をクリックしてルックアップ列を追加します。
メモ:テーブル内でルックアップ列を設定すると、Zoho Analyticsによってレポートの作成用にテーブルが自動で結合されます。たとえば、毎月の売上と毎年の売上のデータが保存されているテーブルがそれぞれあるとします。これらのテーブルでルックアップ列を使用してテーブル同士を関連付けると、Zoho Analyticsによって両方のテーブルが自動で結合されます。ルックアップ列の詳細については、「関連性の設計」、「テーブルの結合」をそれぞれご参照ください。
列の削除
必要に応じて、テーブルから列を削除できます。複数の列をまとめて削除することも可能です。以下では、テーブルから1件の列を削除する手順と、複数の列をまとめて削除する手順について説明します。
メモ:レポートの作成に使用されている列は削除できません。また、削除した列は元に戻すことはできません。列を削除する前に、データのバックアップを取得することをお勧めします。テーブルから1件の列を削除するには、以下の手順を実施します:
- 列の見出しをクリックして、削除する列を選択します。
- 画面上部から[削除する]→[列を削除する]の順に選択します。
テーブルから、隣接する複数の列を同時に削除することもできます。
複数の列を削除するには、以下の手順を実施します:
- キーボードの[Shift]キーを押しながら対象の隣接する列を選択します。
- 画面上部から[削除する]→[列を削除する]の順に選択して、複数の列を削除します。
