データのアーカイブとは、将来参照する可能性はあるものの、分析には不要な履歴データや利用頻度の低いデータを特定し、有効な分析環境から移動しておくことで、必要に応じて参照できるようにしておくプロセスです。
時間の経過とともに、ワークスペースには大量の履歴データが蓄積されます。これらのデータは日々の分析には積極的に使われなくなっても、レポートやダッシュボードを生成するたびにクエリの対象となります。
その結果、不要な古いデータまで処理されてしまい、レポートのパフォーマンス低下、ストレージ使用量の増加、行数上限超過によるコスト増大につながります。
データアーカイブを行うことで、利用頻度の低いデータや古いデータをアーカイブに移動し、分析に必要な有効なデータだけをすぐに利用できる状態に保つことができます。
料金プラン
データアーカイブ機能は、プレミアムプランおよびエンタープライズプラン、ならびにすべてのバンドルプランで利用できます。また、他のプラン向けにはアドオンとして提供されています。
詳細は、Zoho Analytics の料金をご覧ください。
アカウント管理者、組織管理者、ワークスペース管理者などの管理者権限を持つユーザーが、データをアーカイブできます。
データアーカイブは、次の 3 つの主要なステップで構成されます。
データアーカイブをスケジュール設定すると、アーカイブ処理を自動化でき、古いデータや利用頻度の低いデータを、手動操作なしで定期的にアーカイブできます。
Zoho Analytics では、次の間隔でのスケジュール設定をサポートしています。
データアーカイブにおけるデータ保持設定では、アーカイブされたデータをワークスペース内にどのくらいの期間保持し、その後いつ完全に削除するかを定義します。
Zoho Analytics では、次のデータ保持オプションをサポートしています。
この方法では、アーカイブデータを一定期間保持します。指定した期間が経過すると、そのデータは Zoho Analytics から完全に削除されます。
この方法では、直近 N 回分のアーカイブセットのみを保持します。新しいアーカイブが作成されると、指定した数を超える古いアーカイブセットは自動的に削除されます。ストレージ使用量を継続的に管理しつつ、最新のアーカイブのみを一定数保持したい場合に有効なオプションです。
[Notify] オプションを使用すると、アーカイブ処理の状況を管理者に通知できます。有効にすると、アーカイブの実行が成功した場合と失敗した場合の両方で通知が送信されます。
通知を受け取るユーザーのロールを選択し、適切な担当者が速やかに状況を把握し、必要に応じて対応できるようにします。
上記の設定を構成したら、[Save] をクリックします。データは設定したスケジュールに従ってアーカイブされます。
メモ:アーカイブ処理が実行されると、指定した条件に一致するレコードはレポート、ダッシュボード、フィルターから除外され、実行時に考慮されなくなります。その結果、すべてのデータビューと計算には、有効なレコードのみが反映されます。
データアーカイブが実行されると、定義したアーカイブ条件に一致するすべてのレコードは有効な分析対象から除外されます。これらのレコードは、関連するレポートやダッシュボード、フィルター値から除外され、レポート実行時のクエリ対象にもなりません。
アーカイブスケジュール実行後に、テーブルのデータモデル(列の追加や削除など)を変更した場合、次の動作が適用されます。
メモ: アーカイブ条件の定義に使用されている列は、元のテーブルから削除できません。削除しようとすると依存関係エラーが発生し、削除はブロックされます。
アーカイブ設定の管理では、すべてのアーカイブ活動を監視し、既存のアーカイブ設定を管理できます。このセクションから、アーカイブスケジュールの確認、実行状況の追跡、条件・保持ポリシー・通知設定の変更などを行えます。
[Unarchive] オプションを使用すると、過去にアーカイブしたデータを、分析やレポート作成が必要になった際に Zoho Analytics に復元できます。アーカイブ解除されたデータは元のテーブルに戻され、レポートやダッシュボードの作成に再び利用できるようになります。
[Download] アイコンをクリックすると、アーカイブデータのローカルコピーを取得できます。アーカイブファイルはコンピューターにダウンロードされ、オフラインでの参照やバックアップ用途に利用できます。
プレミアムプランでは最大 50 万行、エンタープライズプランでは最大 500 万行をアーカイブできます。
ご利用中のプランで設定されているアーカイブ上限を超えた場合、データアーカイブは失敗することがあります。
アーカイブされたデータは、ユーザーが設定した保持期間中は Zoho Analytics に保持され、その後、完全に削除されます。