変数

変数

変数とは、システムで使用する情報を保存したり指定したりするための仕組みです。操作や設定を効率的に行うのに役立ちます。管理者は、作成した変数を保存し、ユーザーに関連付けることができます。変数を使用すると、さまざまな操作を行う際に、利用者や利用シーンに応じて異なる値を動的に挿入することが可能です。たとえば、レポートを共有する際にフィルター条件で変数を使用すると、共有する相手に応じてレポート内で表示する値を動的に変更できます。また、変数を用いて集計用の数式を作成し、集計値を動的に変更することも可能です。Zoho Analyticsには、標準の変数があらかじめ用意されています。独自の変数を作成することも可能です。  

変数 - 概要

1.変数とは?

変数とは、システムで使用する情報を保存したり指定したりするための仕組みです。フィルターや数式で使用することで、利用者や利用シーンに応じて値を動的に挿入することができます。  Zoho Analyticsには、標準の変数があらかじめ用意されています。独自の変数を作成することも可能です。  

たとえば、レポートを共有する際にフィルター条件で変数を使用すると、共有する相手に応じてレポート内で表示する値を動的に変更したり、表示する初期値を指定したりできます。また、変数を用いて集計用の数式を作成し、集計値を動的に変更することも可能です。


2.標準の変数とは?

Zoho Analyticsには標準の変数が用意されています。フィルター条件を指定する際にこれらの変数を使用できます。以下の表は、標準の変数の一覧です:

標準の変数名 説明
system.login.email ログインしているユーザーのメールアドレスを出力します。
system.login.firstname ログインしているユーザーの名を出力します。
system.login.lastname ログインしているユーザーの姓を出力します。
system.login.fullname ログインしているユーザーの氏名を出力します。

3.変数を作成するには?

アカウント管理者、組織管理者、ワークスペース管理者は、ワークスペースで変数を作成できます。

変数の作成方法の手順については、以下のスライドをご参照ください。 



4.変数は複数作成できますか?

はい。ワークスペースで複数の変数を作成できます。作成された変数は、ワークスペースの設定画面の[変数]タブ内に表示されます。この画面からすべての変数を管理できます。 


変数の使用

1.変数を使用できる場面は?

変数は、以下の内容や場面で使用できます:

  • レポートやダッシュボードの共有時におけるフィルター条件
  • 公開したレポートやダッシュボードのフィルター条件
  • 集計数式(独自に作成した変数)
  • ユーザーフィルターの作成(独自に作成した変数)
  • ユーザーフィルターの初期値(独自に作成した変数)

2.共有時のフィルター条件で変数を使用するには?

レポートを共有する際にフィルター条件で変数を使用すると、共有する相手に応じてレポート内で表示する値を動的に変更できます。 

共有時のフィルター条件で変数を使用するには、以下の手順を実施します: 

  1. 共有するレポートを開きます。
  2. 画面右上の[共有する]ボタンをクリックし、メニューから[このレポートを共有する]を選択します。
  3. メールアドレス/グループ名の入力欄で、レポートを共有するユーザーのメールアドレスまたはグループ名を入力します。
  4. [権限とフィルターを適用する]をクリックし、[フィルター条件]タブに移動します。  
  5. 以下の形式でフィルター条件を入力します。必要に応じて、標準の変数や独自変数を使用します。
    "テーブル名""列名"=${変数名}
    以下の例では、「問い合わせ」というテーブルにおいて、レポートを共有するユーザーのログインメールアドレス(system.login.email)と、テーブル内の「担当者のメールアドレス」という列が関連付けられるように設定されています。ユーザーがレポートを開くと、ユーザーのログインメールアドレス(system.login.email)とテーブル内の「担当者のメールアドレス」の列が一致するデータ(自分が担当している問い合わせのデータ)のみが表示されます。
    "問い合わせ"."担当者のメールアドレス"=${system.login.email}
  6. [共有する]をクリックします。 
  7. ユーザーがレポートにアクセスすると、自身に割り当てられているデータのみが表示されます。 

3.公開中のレポートのフィルター条件で変数を使用するには?

インターネット上で公開したレポートに対して、変数を使用して動的にフィルターを適用できます。 

これらのレポートに変数を使用したフィルター条件を設定するには、以下の手順を実施します:

  1.  対象のレポートを開き、画面右上の[共有する]ボタンをクリックしてメニューから[このレポートを公開する]を選択します。
  2. アクセス権限を指定し、[URL条件を指定する]の欄でフィルター条件を入力します。
  3. 以下の形式でフィルター条件を入力します。必要に応じて、標準変数や独自変数を使用します。
    "テーブル名"."列名"=${変数名}
    以下の例では、「部署」という独自変数が作成されており、この変数ではレポートを共有するユーザーのメールアドレスと部署名が関連付けられるように設定されています。ユーザーがレポートを開くと、「部署」というテーブルにおいて、ユーザーのメールアドレスに対応する部署名が一致するデータ(自分の部署のデータ)のみが表示されます。
    "部署"."部署名"=${部署}
  4. レポートを公開します。ユーザーがレポートにアクセスすると、ユーザーがログイン時に使用したメールアドレスと部署名がフィルター条件によって関連付けられ、ユーザーが所属する部署のデータのみが表示されます。 

メモ:上記の例で、公開時にアクセス権限で[ログインが不要]または[Web上で公開]が指定されている場合は、ユーザーがZoho Analyticsにログインした場合にのみフィルター条件が適用されます。ユーザーがZoho Analyticsにログインしていない場合、標準のフィルター条件が適用された状態でレポートが表示されます。 

4.変数を使用して集計数式を作成するには?

Zoho Analyticsでは、独自変数を使用して集計数式を作成できます。これにより、数式の出力値を動的に変更することが可能です。 

独自変数を使用して集計数式を作成するには、集計数式の追加画面に移動します。ワークスペース内で作成された変数のうち、[変数の値]が[リスト]または[範囲]に設定されている変数が表示されます。変数を使用して数式を作成します。変数を使用した数式の作成方法の手順については、以下のスライドをご参照ください。 




5.変数を使用してユーザーフィルターを作成するには?

変数をもとに作成された集計数式がレポート内で使用されている場合、この集計数式を使用して、変数が反映されるユーザーフィルターを作成できます。ユーザーフィルターに集計数式を追加するには、ユーザーフィルターの設定画面で左側のメニューから対象の集計数式をドラッグ&ドロップします。これにより、集計数式で使用されいてる変数に応じた値が適用されます。 


6.変数を使用してユーザーフィルターの初期値を設定するには?

Zoho Analyticsでは、変数を使用してユーザーフィルターの初期値を動的に設定できます。データの種類がテキスト形式(書式なしテキスト)の変数のみ設定可能です。 

設定するには、以下の手順を実施します: 

  1. 対象のレポートの画面で、[設計を編集する]をクリックします。
  2. [ユーザーフィルター]タブを開きます。
  3. ユーザーフィルターの欄にテキスト列をドラッグ&ドロップします。
  4. ドラッグ&ドロップしたフィルター条件にマウスのカーソルを合わせ[編集]アイコンをクリックし、フィルターの初期値の入力欄「$」と入力します。
  5. ワークスペース内で作成されたテキスト形式の変数の一覧が表示されます。対象の変数を選択します。 
  6. レポートを保存します。ユーザーがレポートにアクセスすると、メールアドレスに関連付けられている変数の値がユーザーフィルターの初期値として表示されます。 

変数の管理

1.変数を管理するには?

変数は、ワークスペースの設定画面の[変数]タブ内に表示されます。この画面からすべての変数を管理できます。変数にマウスのカーソルを合わせると、各種操作アイコン(編集/削除)ボタンが表示されます。


2.変数を編集するには?

変数はワークスペースの設定画面から編集できます。編集するには、以下の手順を実施します: 

  1. ワークスペースのホーム画面に移動します。 
  2. 画面左側のメニューから[設定]をクリックし、[変数]タブに移動します。 
  3. 編集する変数にマウスのカーソルを合わせます。 
  4. [編集する]アイコンをクリックします。変数の編集画面が開きます。 
  5. 必要に応じて変数を編集し、[更新する]をクリックします。編集した変数が保存されます。 

3.変数を削除するには?

変数はワークスペースの設定画面から削除できます。削除するには、以下の手順を実施します: 

  1. ワークスペースのホーム画面に移動します。 
  2. 画面左側のメニューから[設定]をクリックし、[変数]タブに移動します。 
  3. 削除する変数にマウスのカーソルを合わせます。 
  4. [削除する]アイコンをクリックします。操作の確定前に、警告メッセージが表示されます。
  5. [はい]をクリックして、変数を削除します。 






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