メールキャンペーンの種類の選び方

メールキャンペーンの種類の選び方

目的に合ったメールキャンペーンの種類を選ぶことが、望む成果を得るための第一歩です。一度だけ案内する、Webサイトの最新情報を自動で共有する、複数の内容を比較するなど、種類によって用途が異なります。このガイドでは、通常のキャンペーン、RSSキャンペーン、A/Bテストキャンペーンについて説明し、目的と受信者に合わせてメールキャンペーンの種類を選べるようにします。

通常のキャンペーン 

通常のキャンペーンは、連絡先にメールを配信する最も簡単な方法です。メールを作成し、受信者を選んで、すぐに配信するか配信予約日時を設定します。選択した配信リスト内のすべての連絡先に、同じメールが送られます。
特定の受信者に向けて、1通のメッセージを丁寧に作成して送るイメージです。配信が完了すると、そのキャンペーンも終了します。

通常のキャンペーンで配信できる内容 

  1. 新商品の発表や発売案内
  2. 販促用の特典や割引コード
  3. 月刊または週刊のメールマガジン
  4. イベント招待
  5. 組織の最新情報やプレスリリース
  6. 新しい登録者への歓迎メール
  7. 購入完了時のお礼メール

通常のキャンペーンの利用に適した場面 

次の場合は、通常のキャンペーンが適しています。
  1. 配信する内容が完成している場合。件名、本文、受信者が明確になっている場合。
  2. 多数の連絡先に同時にメールを配信したい場合。受信者を分けたり、内容を比較したりする必要がない場合です。
  3. 配信時期が重要な内容を扱う場合。日付が決まっている特典、発表、イベントのリマインダーなどに適しています。
  4. メールマーケティングを始めたばかりの場合。最も設定が簡単なキャンペーンなので、初めての利用に適しています。

代表的な活用場面

  1. 月刊メールマガジン:毎月末に、会社のニュース、ブログの注目記事、製品の最新情報を登録者にまとめて配信します。本文は完成しており、配信先は配信リスト全体です。全員が同じメールを受け取ります。
  2. 販促用の特典:48時間限定セールを開催し、登録者全員に一斉に知らせます。1つの内容を1つの受信者グループに、指定した時刻に送る必要があります。
  3. 新商品の発売案内:新機能や新商品を公開し、連絡先全員に知らせます。内容は分かりやすい案内と行動を促す文言だけで十分なので、比較テストは不要です。
  4. イベントへの招待:Webセミナー、研修会、会場でのイベントを開催し、詳細と登録用リンクを連絡先に送ります。目的と締め切りが明確な1回限りの配信です。
通常のメールキャンペーンの作成方法の詳細

A/Bテストキャンペーン 

A/Bテスト(スプリットテスト)では、メールキャンペーンの2つのバージョンを比較し、どちらの成果が良いかを確認します。件名、配信元情報、本文などの1つの項目だけを変更し、ほかの項目は同じにして2つのバージョンを作成します。
少数の受信者を2つのグループに分け、別々のバージョンを配信します。Zoho Campaignsでは、開封率やクリック率など、選択した指標に基づいて成果を集計・評価します。結果を比較し、成果の良いバージョンを判断できます。その後、効果の高いバージョンのメールを他の連絡先に対して配信できます。
A/Bテストの主な目的は、推測に頼らずキャンペーンを計画することです。各バージョンに対する受信者の反応を把握することで、根拠のある判断ができ、キャンペーン全体の成果を改善できます。
メモ
メモ:
Zoho CampaignsのA/Bテストにおける勝者(より効果の高いバージョン)の決定方法には、指標(開封率またはクリック率)に基づき自動的に判定するほか、ユーザーがレポートを確認した上で手作業で選択することも可能です。

A/Bテストのメリット 

メールキャンペーンの成否は受信者の反応に左右されます。件名、配信元情報、本文などを少し変えるだけで、成果が大きく変わることがあります。A/Bテストを実施するメリットは、以下のとおりです。
  1. 受信者に響く内容を把握する
  2. 効果の低いキャンペーンを配信するリスクを軽減できる
  3. エンゲージメントの指標を改善できる
  4. 実際のデータに基づいて今後のキャンペーンを最適化できる

A/Bテストの活用例  

A/Bテストは、多くの受信者に配信する前にどちらのバージョンが良いかを確かめたい場合に特に役立ちます。キャンペーンの効果を事前に確認するための手段になります。たとえば、次のように活用できます。
  1. どちらの件名の開封数が多くなるか分からない場合
  2. メールの本文、レイアウト、メッセージのスタイルについて複数の内容を比較したい場合
  3. 行動を促すボタンの文言や位置を試す場合
  4. 別の配信元名や配信元アドレスを試したい場合
  5. 重要なキャンペーンを配信する前に、成果が出ないリスクを最小限に抑えたい場合

A/Bテストの対象要素  

Zoho Campaignsでは、受信者の行動に何が影響したかを知るため、メールのさまざまな項目を比較できます。比較できる項目は次のとおりです。
  1. 件名:文言、雰囲気、長さ、個別化の違いを比較し、開封数が増える件名を調べます。
  2. 配信元名とメールアドレス:ブランド名と個人名/メールアドレスのどちらに受信者がよく反応するかを確認します。
  3. メールの本文:メッセージ、レイアウト、視覚的要素などについて、異なる内容や設定を比較します。行動喚起(CTA)ボタンのテキスト、配置、デザインについて、異なる内容をテストして、クリック数を改善することもできます。
メモ
メモ:
結果の精度を高めるため、Zoho Campaignsで一度にテストできる要素は1件のみです。複数の要素を同時にテストすると、どの要素の変更がキャンペーンのパフォーマンスに影響したのかを判断しづらくなることがあります。

A/Bテストの推奨事項 

A/Bテストから役立つ結果を得るには、次の推奨事項を守ります。
  1. 一度に比較する項目は1つにする
  2. 信頼できる結果を得られる十分な数の受信者を用意する
  3. 受信者がメールに反応するまでの時間を十分に設ける
  4. 長期的な傾向を把握するため、定期的にテストする
  5. パターンを分析し、過去のテストで得た知見を今後のキャンペーンに活用する
メモ
メモ:
キャンペーンに厳しい時間的制約があり、テストの時間を十分に確保できない場合は、A/Bテストの利用はお勧めしません。  
A/Bテストキャンペーンの作成方法の詳細

RSSキャンペーン 

RSSキャンペーンは、ブログやWebサイトに新しい記事を公開するたびに、登録者にメールを自動配信します。WebサイトのRSSフィード(新しい記事を追加するたびに更新されるURL)に接続して利用します。
RSSキャンペーンは、設定すると自動で実行されます。ブログを更新するたびに、新しいメールを手動で作成したり配信したりする必要はありません。指定した頻度でZoho Campaignsによってフィードが確認され、自動でメールが配信されます。

RSSフィードとは 

RSSは「Really Simple Syndication」の略です。RSSフィードは、ブログやWebサイトの新着記事をまとめて配信するための仕組みです。多くのブログやWebサイトでは、RSSフィードが自動的に生成されます。新しい記事が公開されると、RSSフィードも自動的に更新されます。通常、www.yourwebsite.com/feed のようなURLで公開されています。
RSSフィードを自分で作成したり、管理したりする必要はありません。Zoho CampaignsにWebサイトのURLを入力するだけで、RSSフィードが自動的に検出されます。

RSSキャンペーンの利用に適した場面 

次の場合は、RSSキャンペーンが適しています。
  1. 定期的に記事などを公開している場合。ブログやニュースサイトなど、記事を定期的に公開するWebサイトを運営している場合に特に役立ちます。
  2. 手間をかけずに登録者とのつながりを保ちたい場合。一度設定すればキャンペーンが自動実行されるので、時間を節約できます。
  3. メール本文の内容をWebサイトから直接取得する場合。「今週公開した記事はこちら」といったメールを配信するなら、RSSキャンペーンが適しています。
  4. 登録者の反応を継続的に得たい場合。定期的な自動メールによって最新情報を届け、Webサイトへの再訪問を促せます。
RSSキャンペーンの作成方法の詳細