Zoho Campaignsのワークフローにおけるプロセスの要素

Zoho Campaignsのワークフローにおけるプロセスの要素

Zoho Campaignsのワークフローにおいて、プロセスの要素は、ワークフロー内で条件に応じた判断を行うための部品です。実行条件はワークフローに進む連絡先を決め、処理は連絡先に対して実行する内容を決めます。プロセスの要素は、その間で連絡先が進む経路を振り分けます。連絡先を複数の経路に分けたり、メッセージへの反応を確認したり、分かれた経路を再び1つにまとめたりできます。

概要  

この記事では、ワークフローの作成画面で使用できる6種類のプロセスの要素について説明します。

  • メールの反応の確認:メールへの反応に応じて連絡先を振り分けます。

  • WhatsAppの反応の確認:WhatsAppメッセージへの反応に応じて連絡先を振り分けます。

  • SMSの反応の確認:SMSへの反応に応じて連絡先を振り分けます。

  • If/Else:条件を満たすかどうかで連絡先を2つの経路に分けます。

  • 多方向の分岐:項目の値によって連絡先を3つ以上の経路に分けます。

  • ランダム分割:指定した割合に従って連絡先を無作為に2つの経路に分けます。

  • 統合:複数の経路を1つにまとめます。

ワークフローにプロセスの要素を追加するには、左側の[プロセス]欄から目的の要素を探し、編集画面にドラッグします。

ワークフロー - プロセス要素

メールの反応の確認  

[メールの反応の確認]は、特定のメールに対する連絡先の反応によって経路を分ける要素です。前のメールを開封したか、クリックしたか、受信したか、受信できなかったかによって、次の手順を変える場合に役立ちます。

[メールの反応の確認]の設定  

  1. [プロセス]欄から[メールの反応の確認]を編集画面にドラッグします。

  2. [メールの反応を設定する]をクリックします。

  3. 反応を確認するメールを選択します。

  • 特定のメール:アカウント内の単独のメールキャンペーンから選択します。ドロップダウンから対象を選択します。

  • ワークフローのメール:ワークフロー内から送信したメールを選択します。

  1. [追加する分岐を選択]で、作成する経路に対応する反応の種類にチェックを入れます。
    選択肢は次のとおりです。

分岐

内容

到達

メールが連絡先の受信トレイに届いた状態です。

未配信

連絡先にメールが送信されなかった状態です。

開封

連絡先がメールを開封した状態です。

未開封

メールは届いたものの、開封されていない状態です。

いずれかのリンクのクリック

連絡先が1つ以上のリンクをクリックした状態です。

すべてのリンクを未クリック

リンクがクリックされなかった状態です。

返信済み

連絡先がメールに返信した状態です。

未返信

返信を受信していない状態です。

スキップ

この連絡先へのメールの送信が省略された状態です。

特定のリンクのクリック

連絡先が特定のリンクをクリックした状態です。

  1. [保存する]をクリックします。

選択した反応の種類ごとに、編集画面に分岐の接続点が表示されます。各接続点を、その反応に応じた次の手順につなぎます。

メモメモ:[特定のリンクのクリック]は、リンクを含むメールを選択した場合にのみ使用できます。 

利用例:オンラインのフィットネスサービスでは、案内メールの送信後に[メールの反応の確認]を使用します。メールを開封したもののクリックしなかった連絡先には追加メールを送り、クリックした連絡先はそのまま登録確認の手順に進めます。

WhatsAppの反応の確認  

[WhatsAppの反応の確認]は、特定のWhatsAppメッセージに対する反応によって連絡先を振り分ける要素です。この要素を使用する前に、WhatsApp BusinessアカウントをZoho Campaignsに連携する必要があります。

[WhatsAppの反応の確認]の設定  

  1. [プロセス]欄から[WhatsAppの反応の確認]を編集画面にドラッグします。
    WhatsApp Businessアカウントをまだ連携していない場合は、[接続する]をクリックして連携を完了します。

  2. [WhatsAppの反応を設定する]をクリックします。

  3. 対象のメッセージを選択します。[特定のWhatsAppメッセージを選択]では、アカウント内の単独のWhatsAppキャンペーンを選べます。
    ドロップダウンで選択します。[ワークフローのWhatsAppメッセージを選択]では、ワークフロー内から送信したメッセージを選べます。

  4. [追加する分岐を選択]で、作成する経路に対応する反応の種類にチェックを入れます。

  5. 選択肢は次のとおりです。

分岐

内容

配信済み

WhatsAppメッセージが連絡先に送信された状態です。

未配信

メッセージが送信されなかった状態です。

到達

メッセージが連絡先の端末に届いた状態です。

失敗

配信に失敗した状態です。

既読

連絡先がメッセージを開いた状態です。

未読

メッセージは届いたものの、既読になっていない状態です。

いずれかのリンクのクリック

連絡先が1つ以上のリンクをクリックした状態です。

特定のリンクのクリック

連絡先が特定のリンクをクリックした状態です。

既読でリンクをクリックしていない

連絡先はメッセージを開いたものの、リンクをクリックしていない状態です。

返信済み

連絡先がメッセージを選択して返信した状態です。

既読で未返信

連絡先はメッセージを開いたものの、返信していない状態です。

クイック返信

連絡先がメッセージ内のクイック返信ボタンを選択した状態です。

キーワードと一致

連絡先の返信が、設定したキーワードに一致した状態です。

  1. [保存する]をクリックします。

選択した反応の種類ごとに、編集画面に分岐の接続点が表示されます。各接続点を、その反応に応じた次の手順につなぎます。

メモメモ:[特定のリンクをクリック]と[クイック返信]は、それぞれリンクまたはクイック返信を含むメッセージを選択した場合にのみ使用できます。

SMSの反応の確認  

[SMSの反応の確認]は[メールの反応の確認]と同様ですが、SMSに対する反応を確認します。SMSを受信したか、リンクをクリックしたか、反応しなかったかによって連絡先を振り分けられます。

[SMSの反応の確認]の設定  

  1. [プロセス]欄から[SMSの反応の確認]を編集画面にドラッグします。

  2. [メールの反応を設定する]をクリックします。

  3. 反応を確認するSMSを選択します。

  • [特定のSMS]:アカウント内のSMSキャンペーンから選択します。検索可能なドロップダウンから対象を選択します。

  • [ワークフローのSMS]:ワークフロー内から送信したSMSを選択します。アカウント内にワークフローのSMSキャンペーンがない場合は、「選択肢が見つかりません」と表示されます。

  1. [追加する分岐を選択]で、作成する経路に対応する反応の種類にチェックを入れます。

分岐

内容

配信済み

SMSが送信された状態です。

未配信

SMSが送信されなかった状態です。

到達

SMSが連絡先の端末に届いた状態です。

未到達

配信に失敗した状態です。

クリック

連絡先がSMS内のリンクをクリックした状態です。

未クリック

リンクがクリックされなかった状態です。


  1. [保存する]をクリックします。

選択した分岐が、編集画面に接続点として表示されます。各接続点を適切な次の手順につなぎます。

利用例:食品配達サービスでは[SMSの反応の確認]を使用し、注文の案内SMSが届いたものの、リンクをクリックしなかった連絡先を見つけます。該当する連絡先には、割引コード付きの追加SMSを送る経路を適用します。

If/Else  

[If/Else]では、条件を満たす連絡先と満たさない連絡先を別々の経路に進めます。「はい/いいえ」で分ける、最も単純な分岐方法です。

[If/Else]の設定  

  1. [プロセス]欄から[If/Else]を編集画面にドラッグします。

  2. [If/Else分岐を設定する]をクリックします。

  3. [グループ1]で項目、比較条件、値を選択します。

  4. 項目は、連絡先の属性、アカウントの属性、関連付け、トピック、メールへの反応、SMSへの反応、WhatsAppへの反応、商談の属性、フォームの属性、イベントの属性、Webセミナーの属性、ワークフローの属性、ECサイトの属性、スコアの属性に分かれています。

  5. 選択できる条件は項目の種類によって異なります。例:[次のいずれかに等しい]、[次のいずれとも等しくない]、[次のいずれかを含む]、[次のいずれも含まない]、[次のいずれかで始まる]、[次のいずれかで終わる]、[空である]、[空ではない]。

  6. [+]アイコンをクリックすると、同じグループに条件を追加できます。

  7. [グループを追加]をクリックして新しいグループを作成します。グループ間の[AND]または[OR]を切り替え、条件の組み合わせ方を指定します。

  8. 画面下部の[条件のパターン]を確認します。[パターンを変更]をクリックすると、条件式を直接編集できます。

  9. [保存する]をクリックします。

画面には、条件に一致する連絡先と一致しない連絡先に対応する2つの分岐が表示されます。それぞれの分岐を次の手順につなぎます。

メモメモ:グループ内の条件は、AND(すべて満たす)で判定されます。

利用例:非営利団体では[If/Else]を使って、連絡先の市区町村の項目が空かどうかを確認します。市区町村が未登録の人には登録情報の更新を案内し、登録済みの人には地域に合ったキャンペーンを送ります。

多方向の分岐  

[多方向の分岐]は、1つの連絡先の項目の値に応じて、3つ以上の経路に振り分けます。一致・不一致の2通りではなく、グループごとに別々の経路を作成できます。

[多方向の分岐]の設定  

  1. [プロセス]欄から[多方向の分岐]を編集画面にドラッグします。

  2. [より複雑な分岐の設定]をクリックします。

  3. [条件を選択]のドロップダウンから、分岐の基準にする連絡先の項目を選びます。
    一覧から探すほか、メールアドレス、名、姓、会社名、電話番号、住所などの項目を検索できます。

  4. それぞれの分岐に[分岐名]を入力します。

  5. 比較条件のドロップダウンと隣の値の欄を使用して、各分岐の条件を設定します。

  6. 分岐を追加するには[+分岐を追加]をクリックします。

  7. 不要な分岐を削除するには、その分岐の右上にあるごみ箱アイコンをクリックします。

  8. [その他の分岐]に、どの条件にも当てはまらない場合の経路名を入力します。
    どの分岐条件にも一致しない連絡先は、この経路に進みます。

  9. [保存する]をクリックします。

保存した各分岐は、編集画面に別々の接続点として表示されます。それぞれをワークフロー内の適切な次の手順につなぎます。

利用例:地域の物流会社では会社名によって連絡先を分け、取引額の大きい小売業者3社には個別の注文配送状況を送り、それ以外には共通のお知らせを送ります。

ランダム分割  

[ランダム分割]は、指定した割合に応じて連絡先を無作為に経路Aと経路Bに振り分けます。他の分岐とは異なり、連絡先の情報は判定に使用せず、無作為に振り分けます。

[ランダム分割]の設定  

  1. [プロセス]欄から[ランダム分割]を編集画面にドラッグします。

  2. 編集アイコンをクリックします。

  3. スライダーを左右に動かし、経路Aと経路Bへの振り分け割合を指定します。割合の合計は常に100%になります。
    初期値は50%ずつです。

  4. [保存する]をクリックします。

編集画面に割合付きの2つの接続点が表示されます。それぞれを次の手順につなぎます。

ヒントヒント:[ランダム分割]は、メッセージの内容や送信時刻を比較する場合に適しています。WhatsAppとSMSなど、2つの配信経路でキャンペーンを送り、反応を比較することもできます。

利用例:ECサイトでアクセサリーを販売する企業では、カート放棄メールの2種類の内容を[ランダム分割]で比較します。連絡先の60%には商品写真入りの元のメールを送り、40%にはテキストのみのメールを送ります。2週間後にクリック率を比較し、今後使う内容を決定します。

統合  

[統合]は、分岐した経路を再びまとめる要素です。2つ以上に分かれたワークフローの経路を1つにまとめます。連絡先はそれまでの経路に関係なく、共通の次の手順に進みます。

[統合]を編集画面にドラッグし、2つ以上の分岐の出力点を[統合]の入力点につなぎます。[統合]の出力点を、まとめた後の次の手順につなぎます。

利用例:金融サービス会社では、ワークフローの前半で口座の種類ごとに連絡先を分けて商品を案内し、最後に[統合]でまとめて、全員に顧客満足度調査を送ります。

使用例  

  • SaaS企業では、試用期間終了の案内メールの後に[メールの反応の確認]を設定します。開封した連絡先には個別の有料プラン案内を送り、開封しなかった連絡先には期限が迫っていることを強調した短い案内を送ります。

  • 大学の生涯学習部門では、[多方向の分岐]を使って対象者を関心のある講座別に分け、それぞれに適したカリキュラムの案内を送ります。

  • 医療機関のグループでは、[If/Else]を使って、連絡先に今後の予約日が登録されているかを確認します。予約日がある人には予約のお知らせを送り、それ以外の人には再び受診を促す案内を送ります。