メールキャンペーンでやるべきこと、やるべきではないこと

メールマーケティングは、検索マーケティングに次いで、最も効果的なマーケティング戦略です。メールマーケティングの成功は、開封やクリックなどの肯定的なエンゲージメントによって決まります。確実にメールを到達させて、到達率を上げ、長期的にどのように利益を上げるかを示すために、シンプルながら効果的な注意事項を紹介します。メールキャンペーンを配信する前に、これらのヒントに目を通すことをお勧めします。

やるべきこと

自分のドメインを使用して、自分のビジネスの身元をはっきりさせます。これにより、登録者からの信頼性が向上します。
受信者との信頼関係を構築し、彼らの連絡先リストに入れてもらうようにします。
配信元名も、身元を証明する重要な要素です。エイリアスは、必ず配信元または組織名にして、より本物に見えるようにし、登録者が今後のコミュニケーションを取りやすいようにします。
ビジネス/ドメインに関する重要な情報を掲載したWebページを用意することで、ユーザーがそれらを見つけて、必要な情報を得ることができます。
ドメインがSPFまたはDKIMのどちらか、または両方で、確実に認証されているようにします。DMARCポリシーに準拠することで、さらなる利点になる可能性があります。
多くのユーザーが、携帯電話でメールを開く可能性があるため、メールキャンペーンは必ずモバイルにも対応するようにします。
組織名を記載し、ロゴを挿入して、メールの独自性や信頼性を向上させます。
配信リストへの登録者の追加には、ダブルオプトイン（同意）を使用します。これは、健全なリストを保持するための最適な方法です。
配信リストを最新の状態に保ち、純粋に興味を持っている登録者のみ含まれるようにします。
メールの件名は、興味を引き、簡潔で、的を得たもの（4-6単語程度）にします。安全なメールの件名についてのヒントを確認してください。
登録者に合わせて、メールキャンペーンをパーソナライズ（個人向けにカスタマイズ）します。これは、開封とクリックに影響します。メールのカスタマイズについてのヒントを確認してください。
クリック率を上げるには、明確なCTA（行動喚起）ボタンをメールの本文に追加します。
メールに画像を含める場合、（画像表示のエラーが発生した場合に備え）テキストの本文も追加します。適切な画像とテキストの割合は、キャンペーンの到達率を高めます。
キャンペーンに含まれているURLが有効かどうかを、確認してください。短縮URLは、避けた方が賢明です。
CAN-SPAM（米国の迷惑メール規制法）に従い、ユーザーに対して登録解除リンクを強調表示します。
メールキャンペーンを追跡し、開封率、クリック率、バウンス（不達）、地域ごとの開封などを確認します。
すべての受信者に配信する前に、異なるバージョンのメールキャンペーンのA/Bテストを実施します。
登録者に再度メールを配信する場合、迷惑メールに分類されないよう、適切な間隔を空けます。
組織内でテストメールを配信し、メールの結果を確認する習慣をつけます。

やるべきではないこと

フリーメール/ビジネスと関係ないドメイン（Gmail、Yahoo!メール、Hotmailなど）からのメールキャンペーンは、一般的に迷惑メールとして判別されるため、必ず自分のドメインからメールキャンペーンを実行します。
登録者は、獲得するもので、購入するものではありません。規則違反や興味を持たれない内容は、長期的には決して良い結果につながりません。
無効な登録者、または使われなくなったメールアドレスを含む、古い連絡先や無効な連絡先は、キャンペーンの信頼性や効果に悪い影響を及ぼします。
関係のないメールマガジンを配信したり、配信元のアドレスを頻繁に変えたりすると、登録者の混乱と不快感を招く可能性があります。
「Re」や「Fwd」タグを追加して、適宜メールの内容を変えることで、偽のメールスレッドを作成することは、最初は魅力的なアプローチに見えるかもしれません。ただし、そのような方法は組織のイメージを悪くするため、長期的には良いアイデアではありません。
件名から、すべて大文字、リンク、関係のない句読点を除外しない場合、迷惑メールフィルターにかかります。
お金、出会い系サイト、ポルノ、その他ビジネスに関係のない迷惑メールの内容は、即座に迷惑メールリストに振り分けられ、信用が失墜します。
メールキャンペーンで虚偽や誤解を招く主張をすると、利益よりも損害を与えますので、注意してください。
本文やランディングページで、銀行の情報、携帯電話番号、認証用パスワードなどの機密情報を、ユーザーに求めたたり、質問したりすることは、登録者からの組織に対する信頼を低下させる可能性があります。
画像のサイズを大きくすると、それだけ表示に時間がかかり、結果的に登録者にインパクトを与えられません。
大量のメールで、登録者の受信トレイをあふれさせないようにします。