IPアドレスのホワイトリストへの登録

組織内のユーザーに対して同じドメインのメールアドレスを使用してメールを配信しようとすると、エラーが発生する場合があります。このエラーは、同じドメインのメールアドレスから配信されたメールに対して、ファイアウォールによる対策が行われるために発生します。同じドメインのメールアドレスから短時間に複数送信されるメールはなりすまし攻撃の恐れがあるため、ファイアウォールで脅威として判定されることで、このような誤検知が起こります。

ファイアウォールによる誤検知を防ぐため、Zoho Campaignsではホワイトリストを作成し、特定のIPアドレスからのメール配信を許可できます。また、配信するメールが相手の受信トレイに届かない場合、IPアドレスをホワイトリストに追加するように相手に依頼することが可能です。

IPアドレスのホワイトリストへの登録の概要

IPアドレスをホワイトリストに追加すると、該当のIPアドレスからのメール配信を許可できます。ファイアウォールによって、迷惑メールとして振り分けられるのを防ぐことが可能です。

主な利用例として、自社の組織内のIPアドレスをホワイトリストに追加することが挙げられます。ファイアウォールでは、迷惑メールやなりすまし攻撃への対策が徹底して行われます。組織のユーザー間で同じドメインのメールアドレスを使用してメールを配信すると、正しい差出人から送信されたメールが迷惑メールやなりすまし攻撃として誤検知されてしまう場合があります。

このような誤検知を回避するため、IPアドレスをホワイトリストに登録できます。IPアドレスをホワイトリストに追加すると、該当のIPアドレスから送信されたメールは信頼できるものとしてブロックしないように、ファイアウォールに対して指示することが可能です。

IPアドレスをホワイトリストに登録するメリット

メールの到達率を向上できます
メールが受信トレイに適切に振り分けられるようにすることが可能です
迷惑メールフォルダーに振り分けられるメールを最小限に抑えることができます
組織のユーザー間でメールのやりとりを円滑に行えるようにすることが可能です
組織内のメールのやりとりを管理できます

各データセンターにおけるZohoアカウントのログイン用URL

Zohoのデータセンターは複数の国や地域にあります。また、各データセンターには対象のドメインを持つユーザーのデータが保存されています。Zohoアカウントの登録先のデータセンターを確認するには、アクセスしているZohoサービスのURLのドメインを確認します（例：https://campaigns.zoho.com の場合は米国、https://campaigns.zoho.jp の場合は日本）。Zohoアカウントのデータセンターに応じて、ドメインとIPアドレスが異なります。

データセンター（DC）	Zohoアカウントへのログイン用URL	Zoho CampaignsのURL
米国（🇺🇸）	https://accounts.zoho.com	https://campaigns.zoho.com
ヨーロッパ（🇪🇺）	https://accounts.zoho.eu	https://campaigns.zoho.eu
オーストラリア（🇦🇺）	https://accounts.zoho.com.au	https://campaigns.zoho.com.au
インド（🇮🇳）	https://accounts.zoho.in	https://campaigns.zoho.in
日本（🇯🇵）	https://accounts.zoho.jp	https://campaigns.zoho.jp
中国（🇨🇳）	https://accounts.zoho.com.cn	https://campaigns.zoho.com.cn
カナダ（🇨🇦）	https://accounts.zohocloud.ca	https://campaigns.zohocloud.ca
サウジアラビア（🇸🇦）	https://accounts.zoho.sa	https://campaigns.zoho.sa

IPアドレスとドメイン（ホワイトリストへの登録用）

米国（🇺🇸）

IPアドレスの範囲	ドメイン
135.84.81.0/24	.Zcsend.net .Zcmail.net
135.84.83.0/24
136.143.160.0/24
165.173.128.0/24
135.84.82.0/24
136.143.161.0/24