ハイブリッドデプロイメントの理解とアプリの関連付け

ハイブリッドデプロイメントの理解とアプリの関連付け

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1. このページの概要

ローコードクラウドプラットフォーム上でアプリケーションを構築、開発し、オンプレミスのCreator環境に展開する方法を説明します。
Idea

2. 利用条件

ハイブリッド展開用のアプリケーションには、次の条件が適用されます。
  1. Creatorの有料プランでのみ作成できます。オンプレミスアカウントでこの機能を有効にするには、onprem-sales@zohocreator.comにお問い合わせください。
  2. すべてのデータセンターで利用できます。
  3. アプリケーションを作成、管理できるのは、特権管理者、管理者、開発者のみです(クラウド環境とオンプレミス環境の両方)。その他のユーザーは、適切な権限があれば、アプリケーションへのアクセス、表示、編集が可能です。

3. Creatorでのハイブリッド展開

ハイブリッド環境とは、オンプレミスインフラ(プライベートクラウドを含む)と外部のパブリッククラウドサービスプロバイダーを組み合わせたコンピューティング環境です。クラウド上でアプリケーションを構築し、オンプレミス環境でそのアプリケーションにデータを追加できます。この環境では、クラウドプラットフォーム上でアプリケーションを構築し、オンプレミスインフラで実行できます。これら2つのプラットフォームを連携させることで、組織はオンプレミスとクラウドの両方の利点を活用でき、柔軟性、拡張性、コスト効率が向上します。
Zoho Creatorでは、クラウドベースのアプリケーションを作成して必要なホストに関連付け、オンプレミスインフラに展開できます(ハイブリッド展開)。Creatorのクラウドアカウントでアプリケーションを開発した後、アプリケーション(パッチ)を.zipファイルとしてダウンロードし、Creatorのオンプレミスアカウントにアップロードすると、ユーザーが利用できるようになります。つまり、Zoho Creatorクラウドプラットフォームで構築したアプリケーションを、Creatorのオンプレミス環境やプライベートクラウド環境に、スタンドアロンアプリとして展開できます。この方法により、クラウドアプリケーションとオンプレミスシステムを連携させ、組織固有のビジネス要件に対応できます。
Info
  1. この方法では、アプリケーションの開発とその後の展開は完全に分離されます。
  2. Creator(クラウド)とCreator(オンプレミス)で、それぞれ別のアカウントが必要です。

3.1 ハイブリッド展開でアプリを構築して関連付ける理由

ハイブリッド展開には、次の利点があります。
  1. クラウドへのアクセスが制限されている環境でもリモート展開が可能
  2. データの完全な可視性と制御を確保
  3. 一元化された[ホスティング]タブですべての展開を管理
  4. 接続障害による停止が許されないミッションクリティカルなアプリをクラウドでホスト

3.2 ハイブリッド環境におけるホストとは

ホスト(展開サーバー)は、クラウド環境とオンプレミス環境にわたるアプリケーションの関連付け、配布、管理(更新を含む)を処理するオーケストレーターとして機能し、シームレスな連携と効率性を確保します。

3.3 Creatorでアプリをハイブリッドホストに関連付ける場所

ハイブリッドクラウドアーキテクチャの利点を最大限に活用するには、複数のクラウドにまたがるアプリケーションとリソースを一元管理する必要があります。Creator(クラウド)の[ホスティング]タブでは、すべてのホストリソースを1か所で管理できます。アカウントに設定されているすべてのホストと、各ホストに関連付けられている複数のアプリが一覧表示されます。
Info
初期設定では、Creator(クラウド)で作成したすべてのアプリがZoho Public Cloudホストに追加されます。これは、本番環境のアプリが関連付けられる初期設定のホストであり、編集できません。ただし、新しいホストを作成すると、初期設定のホストにすでに関連付けられているアプリを新しいホストに追加できます。

3.4 前提条件

Info
[ホスティング]セクションでハイブリッドホスト(展開)を作成、設定する前に、以下の前提条件をすべて満たす必要があります。
  1. オンプレミス環境またはプライベートクラウドでアプリケーションをホストするために必要なインフラがあることを確認します。
  2. 利用可能な最新のCreatorオンプレミスバージョンがインストールされていることを確認します。
  3. クラウドアカウントの特権管理者のメールアドレスは、オンプレミスアカウントの特権管理者のメールアドレスと同じである必要があります。
  4. クラウドからオンプレミスアカウントにアップロードするアプリケーションには、サポート対象外の要素を含めないでください(以下の制限事項セクションを参照してください)。

3.5 仕組み

まず、Creator(クラウド)でWebアプリケーションを作成する必要があります。作成後、アプリケーションとその変更内容を環境に公開します。Creatorアカウントの[環境]タブでは、アプリの変更内容をステージ環境から目的の本番環境に公開できます。
公開したアプリは、[ホスティング]セクションで必要なホストに関連付けることができます。次に、対象アプリケーションのバージョン履歴からバージョンパッチをダウンロードし、Creatorオンプレミスアプリケーションにアップロードします。これで、ユーザーはハイブリッドアプリケーションへのデータ追加を開始できます。
Info
情報:ユーザーが入力したアプリのデータはオンプレミスアカウントに保存され、構造メタデータはクラウドアカウントに保存されます。

4. 動作の確認


5. 使用例

ケース1:
Creatorで病院管理アプリケーションを作成したとします。クラウドアプリケーションを使用して患者の健康データをリアルタイムで監視し、医療サービスの向上に役立てることができます。同時に、機密性の高い患者データをオンプレミスで効率的に管理し、HIPAAなどの規制に準拠できます。
ケース2:
Creatorでプロジェクト管理アプリケーションを作成したとします。タスクの割り当てと追跡、スケジュールとカレンダーの管理、リソースの割り当て、ステータスレポートなど、機密性の低いプロセスはクラウドアプリケーションで簡単に管理できます。一方、顧客情報、売上、給与計算などの機密性の高いプロセスは、Creatorのオンプレミス環境で処理できます。

6. ホスト作成のナビゲーションガイド

アプリを作成した後、[展開]タブの[ホスティング]セクションに移動します。次に、ホスティングページの右上にある[+ ホストを作成]をクリックします。ホストを作成パネルが右側から表示されます。これで、ホストを作成し、各ホストにアプリを関連付けることができます。詳細はこちら


7. 留意事項

  1. 1つのアプリケーションを、1つまたは複数のホストに関連付けることができます。
  2. 関連付けられたアプリへの変更内容は、1つのホストまたは複数のホストに同時に公開できます。
  3. 関連付けられたアプリケーションの更新版をCreator(クラウド)から手動でダウンロードし、正しい順序でCreatorのオンプレミスアカウントにインポートする必要があります。
  4. Creatorアプリケーションのバージョンは、個別または複数まとめてダウンロードできます(以前のバージョンを含む)。
  5. ホストに関連付けられているアプリケーションを環境から削除する場合は、先にホストとの関連付けを解除する必要があります。
  6. ホストに関連付けられているアプリケーションをCreatorクラウドで削除しても、オンプレミスアカウントでは、クラウドアカウントで削除される前の最新更新時点のアプリケーションに引き続きアクセスできます。
  7. アプリケーションデータはCreatorオンプレミスアカウントに保存され、メタデータはクラウドに保存されます。そのため、編集操作はCreatorクラウドアプリケーションでのみ実行できます。
  8. オンプレミスアカウントのログを参照すると、アプリケーションのパフォーマンスの確認、アプリケーション内で実行された操作の追跡、操作失敗時の原因調査ができます。
  9. Creatorアプリケーションのクラウド版で新機能(新しいテーマなど)が利用可能になった場合、関連付けられたオンプレミスアプリケーションでは、対応するオンプレミスパッチを適用した後にのみ利用できます。
Info
オンプレミスパッチはクラウド版のリリースと同時には提供されず、提供までに時間がかかります。

8. 制限事項

  1. 現在、Creator(クラウド)でアプリケーションを作成し、Creatorのオンプレミスアカウントで使用する場合は、オンプレミス対応コンポーネントのみサポートされています。
  2. オンプレミスでサポートされていないコンポーネントは次のとおりです。
    1. AI項目
    2. AR項目
    3. ウィジェット
    4. ピボットグラフとピボットテーブル
    5. 連携フォーム/項目/タスク(接続)
    6. AIタスク
    7. プッシュ通知
    8. 決済ワークフロー
  3. サポートされていないコンポーネントが含まれている場合、Creatorのオンプレミスアカウントにアップロードする前に、ダウンロードしたアプリケーションのバージョンからそのコンポーネントを手動で削除する必要があります。
  4. ダウンロードしたアプリケーションの複数のバージョンに同じ未対応コンポーネントが含まれている場合は、各バージョンから手動で削除する必要があります。
  5. 現在、Creatorのクラウドアプリケーションとオンプレミスアプリケーション間では、データとユーザーの自動同期はサポートされていません。そのため、それぞれのアカウントで、各プランに応じて異なるユーザーを設定できます。
  6. ルックアップ項目やDeluge関数を使用して、他のアプリケーションのデータを参照することはできません。
  7. オンプレミスにアップロードできるzipファイルの最大サイズは10MBです。
  1. ハイブリッドホストの作成と管理
  2. オンプレミスユーザーガイド
  3. 環境
  4. AWSへのCreatorのインストール
  5. AzureへのCreatorのインストール