Zoho Creator では、作成した Creator アプリケーションを、iOS および Android デバイス向けの個別のモバイルアプリとしてダウンロードできます。この機能により、Zoho Creator の機能を、管理者の所属組織を表すアプリとして提供できます。
ネイティブモバイルアプリは、各 OS における開発者証明書に関する前提条件を満たしている場合、iOS および Android のモバイル OS 向けに作成できます。
ネイティブアプリは、従業員(ユーザー)向けと顧客向けの 2 種類で作成できます。ユーザー向けアプリは社内利用を目的としており、組織内で使用できます。ネイティブアプリは Zoho の MDM と連携することも可能です。顧客向けアプリは外部配布用であり、顧客と管理者の組織とのやり取りを円滑にします。
コード署名済みモバイルアプリケーションの利用状況について、モバイルメトリクスダッシュボード(Zoho Apptics 搭載)を通じて、主要な指標を追跡し、全体像を把握できます。Apptics と連携することで、ユーザーがアプリとどのようにやり取りし、利用しているかを把握でき、より適切な意思決定につなげることができます。
リブランドしたモバイルアプリのメトリクスは、次の用途に利用できます。
- 日次・週次・月次のアクティブユーザー数(デバイス数)を追跡し、エンゲージメントレベルを把握します。どれだけのユーザーがフローを完了したか、開始したものの完了しなかったユーザーがどれだけいるかを追跡します。
- ユーザーがどの段階で注文プロセスを離脱しているかを特定し、摩擦を軽減します。
- ユーザーがどの程度の頻度でアプリを訪問し、操作しているかを分析し、顧客維持率を評価します。
例えば、管理者が Zylker という組織に所属しているとします。Zylker 組織は、自社の従業員向けアプリを作成できます。このアプリにより、従業員は出退勤を記録したり、自身の営業活動の詳細を入力したりできます。アプリ名を「Zylker 従業員」とすると、このアプリは任意の MDM(モバイルデバイス管理)を通じて全従業員に配布できます。MDM を利用することで、アプリの配布先を組織の従業員のみに限定できます。また Zylker は、Zoho Creator アプリケーションを使用して顧客から注文を受け付けることもできます。コンピューターからは、顧客は顧客ポータルにアクセスして注文を行いますが、モバイル端末では手順がまったく異なります。顧客は App Store または Play Store から「Zoho 顧客ポータル」アプリをダウンロードする必要があります。Zoho Creator のネイティブアプリ機能を利用すると、管理者は Zoho ではなく Zylker の認証情報を使用して、Zylker のネイティブアプリを App Store や Play Store 上で作成・公開できます。アプリ名を「Zylker 注文」とし、顧客はそれをダウンロードしてすぐに注文を行うことができ、バックエンド処理はすべて Zoho Creator が担います。
注意事項
- モバイルアプリの主要な指標の追跡を開始するには、まず Zoho Apptics 連携を有効化し、インサイトの取得を開始する必要があります。
- スーパー管理者のみが、システム連携 から Zoho Apptics 連携を有効化できます。その後、コード署名プロセス中に主要なメトリクスの取得を有効にできます。
- すでにコード署名済みのアプリについても、この機能を有効にできますが、その場合はアプリケーションを再度コード署名する必要があります。これにより新しいバージョンが作成され、そのバージョンに対してメトリクスが追跡されます。なお、以前のバージョンについては追跡が行われなくなります。
- Creator アカウント内のリブランドアプリで Apptics 連携を有効にするには、各リブランドモバイルアプリごとに、コード署名プロセス中に個別に有効化する必要があります。
- 同一のモバイルアプリ(例:注文管理)について、Android のみメトリクスを追跡し、iOS は除外することもできます。その場合、このアプリの Android コード署名プロセスではアプリメトリクスを有効にし、iOS コード署名プロセスでは無効に設定してください。
- 一度有効化すると、現時点では Apptics 連携自体を無効化することはできません。追跡を停止(一時停止)することのみ可能です。
- アプリケーションのバックアップを作成・復元する場合、モバイルメトリクスデータはバックアップに含まれません。バックアップされたアプリケーションには、コード署名済みアプリは含まれません。
- アカウントがあるデータセンター(DC)から別の DC に移行された場合、そのアカウントの既存のメトリクスデータは新しい DC には移行されません。移行後は、前提条件を満たしていることを確認してください。その後、メトリクスダッシュボードには、新しい DC 固有の統計情報が表示されます。
- ユーザーが自身のデバイスからモバイルアプリを開くと、同意フォームが表示され、次の 2 つの設定から選択できます。
- 匿名でのトラッキングに同意する
- トラッキングへの同意を拒否する(この場合、データは収集されず、ユーザーが行う一切の操作は追跡されません)。
- モバイルメトリクスは主に、Zoho Apptics によってデバイス単位で測定されます。モバイルアプリがデバイスにダウンロードされて起動されると、その 1 件が Apptics によって「新規デバイス」として登録されます。
- ユーザー用アプリとポータルユーザー用アプリのコード署名済みアプリは、Apptics 上では別個のアプリとして扱われ、それぞれのメトリクスが個別に取得されます。