フォームは、Zoho Creator で作成したアプリのコンポーネントであり、ユーザーがデータを送信するためのものです。ユーザーがフォームにアクセスし、項目にデータを入力して送信するという初期設定のデータ入力方法に加え、フォームにデータをメールで送信することも有効にできます。
Zoho Creator アプリの各フォームには、初期設定でメールアドレスが割り当てられています。ユーザーはそのアドレス宛にメールを送信することで、データをフォームに送信できます。この機能はメールフォームデータと呼ばれます。
フォームのテンプレートを利用する
データのメール送信は追加機能です。ユーザー差出人がフォームへアクセスし、データを入力することを制限するものではありません。フォームのユーザーエクスペリエンスを一貫性のあるものに保つため、フォームのテンプレートには項目名前が含まれています。ただし、subform、audio、video、formula、auto-番号および追加する-メモは除きます。
この形式でデータをメール送信するには、ユーザーは以下の手順を実行してください。
- フォームのメールアドレスを宛先アドレスとして設定します。
- フォームのメールテンプレートをメールの本文に貼り付け、各項目に対応する値を入力します。(リッチテキストはメールの本文では対応していません)
- フォームに画像またはfile-アップロードする項目がある場合は、必要なファイルをメールに添付し、添付したファイル名を各項目の値として入力してください。
メールの取得
メール Data 機能を利用すると、ユーザーのメールデータを取得し、各メールの要素(差出人 住所、件名、メッセージ、および添付ファイル)をフォームの該当する項目ごとに個別に取得できます。
以下のいずれかの項目を含むフォームを作成します:
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フォームにメールまたはsingle-折れ線グラフ項目を追加します。項目リンク名前を項目リンク名前としてZC_Fromに設定します。これは、メールの差出人住所を取得するためです。
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フォームにsingle-折れ線グラフまたはmulti-折れ線グラフ項目を追加します。項目リンク名前をZC_Subjectに設定します。これはメールの件名を取得するためです。
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フォームにリッチテキスト項目を追加します。項目リンク名をZC_Contentに設定してください。これはメールの本文を取得するためです。
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フォームにファイルアップロード項目を追加します。項目リンク名をZC_Fileに設定してください。これはメール内の添付ファイルを取得するためです。
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受信メールに複数の添付ファイルがある場合は、必要な数だけファイルアップロード項目を追加し、それぞれの項目リンク名を ZC_File0、ZC_File1、などのように設定してください。
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受信メール内の添付ファイルはアルファベット順で取得されます。たとえば、メールに「a。txt」と「b。pdf」が添付されている場合、「a。txt」は項目ZC_File0で、「b。pdf」は項目ZC_File1で取得されます。
- フォームのメールアドレスをTo 住所として設定します。
- メールの本文にデータを入力します。
- データに画像やファイルを含める場合は、それらをメールに添付してください。ユーザーが画像/ファイルアップロード項目の数以上のファイルを添付した場合、先に添付されたファイルのみが取得され、それ以外のファイルは無視されます。
ご注意事項
- 対応するワークフローブロック:この機能は、データが作成される前(オン認証)および後(オン完了)にトリガーされるワークフローの実行をサポートします。
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メールでの添付ファイル:
- ファイルアップロード項目では最大50MBまでのファイルを受け付けます。画像項目では最大10MBまでの画像がアップロード可能です。
- ただし、メールで承認できる添付ファイルのサイズは最大25MBです。
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メール通知:
- 必須権限を持たないユーザーがメールを送信した場合、データの追加は失敗し、そのユーザー宛てに返信(メール件名:Authorization失敗)が送信されます。
- その他の理由(例:必須項目に値が入力されていない場合など)でデータの追加に失敗した場合も、そのユーザーに返信(メール件名:エラー occurred while adding データ)が届きます。