Zoho CRMのダッシュボードを開くと、KPIや目標達成度がグラフなどの形で表示され、業務の状況をひと目で把握できます。売上は順調に伸びているか、商談の進捗に遅れはないか、目標は達成されそうか、などを確認できます。
ここで、ダッシュボードに「売上高2億4千万円、前月比18%減」と表示された場合を考えてみましょう。数値は確認できますが、その理由までは分かりません。特定の地域の売上が減少したのでしょうか。更新契約の件数が減ったのでしょうか。大きな商談の失注が影響しているのでしょうか。原因を特定するには、別のレポートを開き、関係があると考えられる条件で絞り込みを行い、手作業で状況を調査しなければなりません。
こうした手作業での調査には、ダッシュボードを利用する多くのユーザーが課題を感じています。進行中の案件をチェックする営業担当者から、部門の目標を管理するマネージャー、全社の四半期業績を確認する経営陣まで、ダッシュボードはさまざまなユーザーに有用ですが、そこに要因までは示されません。
この課題の解決に役立つのが、ダッシュボードの表/グラフから直接表示できるZia分析です。Ziaは、表/グラフの基になっているデータを分析し、傾向、異常値、大きな影響を与えている要素、顕著なパターンなどを、分かりやすい文章とグラフで表示できます。
Ziaは、たとえば、3月に売上が減少したと単に示すのではなく、「減少幅は15%で、減少の要因としては、既存顧客のリピート購入が20%減少したことが挙げられる」と説明を示すことができます。また、5月に売上が急増した場合も、「首都圏の企業顧客数が3割増えたことが要因」と詳しい状況を説明できます。
こうした分析の結果が自動で表示されることにより、ユーザーは複数のレポートやグラフを行き来する必要がなくなり、実際の行動を迅速に起こすことができます。
表/グラフの分析情報を表示するには、以下の手順を実行します。
アイコンをクリックすると、その表/グラフの基になっているデータがZiaによって分析され、顕著なパターンや変化が特定されます。分析結果の表示画面では、テキストによる説明と、その裏付けとなるデータのグラフをそれぞれのタブで確認できます。
Ziaの分析結果が、簡潔な文章で分かりやすく説明されます。
分析の内容ごとに、要点を示す短い見出しが付き、注目すべき増加や減少などの変化が具体的な数字とともに説明されます。ユーザーは、この説明を読むだけで、何がどの程度変化したのか、ビジネスがどの方向に進んでいるのかをすぐに把握できます。表/グラフの基になっているデータを自分で探して調査する必要はありません。
文章による説明を補うため、分析の内容ごとにグラフが表示されます。
ダッシュボード上の表/グラフは、全体の傾向や目標の達成度を示しますが、こちらのグラフは、Zia分析に直接関係したデータのみに内容が絞られます。グラフ上の各項目にカーソルを合わせると、グラフに直接は表示されていない関連情報や内訳の数字を確認できます。
たとえば、全体として減少傾向を示しているグラフで、特定の期間の部分にカーソルを合わせると、その期間の減少幅は9%、減少額は4,900万円というように、グラフに表示されていない補足情報が表示されます。
Zia分析の画面では、テキストによる説明と、その裏付けとなるデータのグラフを1か所で確認できます。

留意事項
