これらの指標は、顧客を多面的に分類し、そのグループの顧客に適した販促活動を実施するのに役立ちます。
設定したスコアに基づいて、分類対象のデータ(連絡先、見込み客)のRFM指標が計算され、データの詳細ページにその指標が表示されます。
顧客のRFMスコアに基づいて適したラベルを作成できます。これにより、各顧客がどのような分類に該当する顧客かが分かりやすくなります。どの担当者が対応しても、各顧客の重要度を理解し、適切な対応ができるようになります。セグメントごとに最大8件のラベルを設定できます。Zoho CRMでは、以下のような標準ラベルが設定されています。
セグメントのラベル
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RFMスコア
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最重要
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R:4または5
F:4または5 M:4または5 |
重要
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R:2または3
F:4または5 M:4または5 |
最新
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R:4または5
F:1 M:1 |
有望
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R:3
F:1または2 M:1: |
要注意
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R:2または3
F:2または3 M:2または3 |
休眠間近
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R:2または3
F:1 M:2または3 |
要維持
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R:1
F:4または5 M:4または5 |
失注
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R:1
F:1 M:1: |
これらの標準ラベルを編集したり、削除して新しいラベルを追加したりすることができます。例:
セグメントのラベル
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RFMスコアの算出要因
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RFMスコア
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要フォロー
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R:2
F:1 M:4: |
以前の小額リピーター
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R:1
F:4 M:2: |
標準タブとカスタムタブの両方で、セグメンテーションを作成できます。
セグメンテーションの設定の6つの手順
セグメンテーション対象タブ(セグメンテーションを行うデータの種類)を選択します。
集計対象タブ(セグメンテーションのスコアの算出基準に使用するデータの種類)を選択します。どの範囲のデータを使用するか、条件を指定することも可能です。
関連付け項目を選択します。
RFM項目を選択します。
スコア範囲を設定し、各スコアの条件を設定します。
セグメントのラベルを追加します。
データは、並べ替えられて表示されます。たとえば、
[最新購入日]
のスコアでは、データは新しいもの順に表示されます。例えば、最近の購入が1週間前、最も古い購入が6か月前の場合、CRMはこの2つの時間を軸として、その間の範囲を区切ります。また、
[購入頻度]
については、頻度の高いものから低いものへ、
[購入金額]
については、金額の高いものから低いものへと並べ替えられます。
初期設定の値の範囲(パーセンタイル)の区切りは、データが均等に分布するように20パーセンタイルずつで設定されています(全体のデータが、20%ずつ5分割されています)。範囲の区切りは、スライダーの位置を動かすことで変更できます。
条件を設定後、スコア範囲をリセットすることができます。これにより、スコアが初期値にリセットされます。
スコア範囲のスライダー位置を変更することもできます。変更すると、カスタム設定はすべて削除され、変更後のスコア範囲には初期設定が使用されます。カスタムラベルはすべて削除され、変更後のスコアには初期設定のラベルが適用されます。
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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