このページは、Zoho CRMの標準の電話連携機能に関する管理者向けのヘルプです。画面右側の目次から、対象の説明欄に移動できます。スマートフォンまたはタブレットでこのページを表示している場合、目次は画面下部に表示されます。
標準の電話連携では、中国への通話発信はできません。
営業担当者は、1日の多くの時間を通話による対応業務に費やします。通話による対応業務では、見込み客や顧客に関するさまざまな情報を収集することができます。これらの情報をもとに、商談の受注率を高めたり、業務の問題点の改善を行ったりすることが可能です。Zoho CRMには、標準の電話連携機能が用意されています。他の電話サービスとの連携を設定せずに、通話業務を安全に行うことができます。
Zoho CRMの標準の電話連携機能では、Zoho CRMの画面から見込み客や顧客との通話を行うことができます。また、通話の発着信に加えて、保留通話の管理、通話の録音、通話履歴の確認など、通話に関するさまざまな機能が用意されています。通話に関する自動化処理を設定したり、通話に関するレポートを確認したり、通話機能の料金の管理を行ったりすることも可能です。
必要な権限
管理者権限を持つユーザーが、この機能を設定できます。
標準の電話連携のページ
標準の電話連携に関する詳細は、標準の電話連携のページから確認できます。標準の電話連携のページにアクセスするには、[設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[ InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。標準の電話連携のページでは、各種情報をそれぞれのタブから確認できます。
各タブと確認できる主な内容は、以下のとおりです。
- 電話連携のプランの詳細:こちらでは、クレジットやストレージ容量を管理できます。こちらで行える操作や確認できる内容は、以下のとおりです。
- クレジットの追加購入、自動チャージの設定
- クレジットの利用状況の確認
- クレジットの購入履歴の表示
- 通話の録音データに関するストレージ容量の使用状況の表示、電話連携のプランの管理
- 電話番号:こちらでは、購入した電話番号の一覧を確認できます。電話番号を追加/削除したり、電話番号を通話フローに関連付けたりすることが可能です。
- 通話フロー:通話フローとは、着信通話の対応方法に関するプロセスを表します。このタブでは、組織で設定されている通話フローの一覧を確認できます。また、通話フローを作成、編集、削除することも可能です。
- 電話連携のユーザー:こちらでは、電話連携機能を利用するユーザーを管理できます。ユーザーを追加したり、削除したりすることが可能です。また、電話連携のグループごとにフィルターを適用することもできます。
- 電話連携のグループ:電話連携機能を利用するユーザーを、グループにまとめることができます。ユーザーを管理したり、着信通話を割り当てたりするのに役立ちます。このタブでは、グループを管理することが可能です。
- 通話の履歴:通話の着信、発信、不在着信の一覧を確認できます。また、一覧をCSV形式のファイルでダウンロードすることも可能です。
以下では、それぞれのタブについて詳しく説明します。
電話連携のプランの詳細
電話番号の購入/管理、通話の発着信、通話データの録音を行う際には、クレジットを使用します。[電話連携のプランの詳細]タブでは、クレジットや録音データ用のストレージ容量に関する操作を行うことができます。
クレジット
電話連携の設定では、複数の電話番号を購入できます。電話番号ごとの基本料や使用料の支払いは、クレジットと呼ばれる使用単位を通じて行われます(電話連携を利用するためのポイントのようなものです)。1クレジットは1米ドルです。クレジットの料金は、利用者の地域の通貨に換算されます。クレジットが使用される内容は、以下のとおりです。
- 電話番号の管理(毎月):電話番号の種類や利用する国によって、毎月の基本料金が請求されます。
- 録音データ用のストレージ容量(毎月):組織には、録音データ用のストレージ容量が、1,000分(16時間40分)無料で提供されます。1,000分を超えると、新しい録音データは保存されません。録音データ用のストレージ容量を増やすには、以下のいずれかの電話連携のプランにアップグレードする必要があります。
- 50,000分:25クレジット/月
- 200,000分:50クレジット/月
- 1,000,000分:75クレジット/月
- 通話の発着信(従量制):通話の発着信が行われると、Zoho Walletからクレジットの料金が引き落とされます。通話の発着信が行われるとすぐに、料金の引き落としが行われます(月単位での請求は行われません)。残りのクレジットが少なくなった場合は、Zoho Walletにチャージする必要があります。なお、クレジットの残高が少なくなった場合に、クレジットを自動でチャージするように設定することも可能です。
メモ:標準の電話連携の通話料金に関する詳細については、こちらをクリックしてください。
利用可能なクレジットを確認するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
利用可能な電話連携のクレジットの項目で、残りのクレジットを確認できます。
電話連携のクレジットを購入するには:
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
[電話連携のクレジットを購入する]をクリックします。
- クレジットの購入画面で、購入する電話連携のクレジット数を入力します。
- [決済する]をクリックします。
- クレジットの購入画面で料金を確認し、[料金を計算する]をクリックします。
- 料金を再度確認し、[決済する]をクリックします。
クレジットの自動チャージを設定するには
複数の電話番号を使用する場合、自動チャージ機能を有効にすると、それぞれの電話番号のクレジット残高を気にする必要がなくなるため、便利です。クレジット残高が、あらかじめ設定した残高の下限を下回るとすぐに、あらかじめ指定したクレジット数が自動でチャージされます。クレジットの自動チャージを設定するには、以下の手順を実施します。
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
[…](その他)アイコンをクリックし、[自動チャージ]を選択します。
自動チャージの画面で、自動チャージの有効化の切り替えボタンを有効にします。
- [残高の下限]の項目に、自動チャージする基準とするクレジット数を入力します。こちらで設定した基準のクレジット数を下回ると、自動チャージが行われます。
- [残高が下限を下回ったときに追加するクレジット]の項目に、追加するクレジット数を入力します。自動チャージが行われる際には、こちらで指定したクレジット数が購入されます。
- [保存する]をクリックします。
パートナーまたはパートナーが関連付けられている顧客は、自動チャージの設定を利用できません。 クレジットの使用状況を表示するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
- クレジットの使用状況の分析のセクションで、以下の内容を確認できます。
- 一定期間において購入したクレジット数
- 一定期間において使用したクレジット数
期間を指定することも可能です。今四半期、前四半期、今月、先月、今週、先週、特定の範囲のいずれかを指定することができます。
クレジットの購入履歴を表示するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
[…](その他)アイコンをクリックして、[クレジットの購入履歴を表示する]を選択します。
- クレジットの購入履歴の画面が表示されます。こちらで確認できる内容は、以下のとおりです。
録音データ用のストレージ容量
標準の電話連携では、通話を録音することができます。なお、録音する際には、国や地域のデータプライバシーに関する法律や規制に準拠するようにしてください。
通話を録音することで、見込み客や顧客の情報をZoho CRMに効率よく登録することができます。また、担当者の対応の品質を評価したり、組織のガイドラインが遵守されているかなどを確認したりするのにも役立ちます。
通話の録音は、着信通話と発信通話の両方で行うことができます。
着信通話を録音するには
通話フローにおいて、次の状態の場合に通話の録音設定を有効にすることができます。
- ユーザーへの転送
- 電話連携のグループへの転送
これらの状態の設定する際に、[この通話を録音する]のチェックボックスにチェックを入れることで、通話を録音できます。
発信通話を録音するには
電話連携のユーザーの追加画面で[このユーザーによる発信通話を録音する]のチェックボックスにチェックを入れると、発信通話を録音できます。
録音データは、[通話の履歴]タブから確認できます。
組織には、録音データ用のストレージ容量が、1,000分(16時間40分)無料で提供されます。1,000分を超えると、管理者に通知され、新しい録音データは保存されなくなります。録音データ用のストレージ容量の使用状況は、グラフで表示されます。管理者は、組織のストレージ容量の使用状況をひと目で確認することが可能です。
管理者は、以下の方法で録音データを管理できます。
- アップグレード:録音データ用のストレージ容量のプランを以下のいずれかに変更できます。
- 50,000分:25クレジット/月
- 200,000分:50クレジット/月
- 1,000,000分:75クレジット/月
- 録音データの削除:録音日から3か月後または6か月後に、録音データを自動で削除するように設定できます。
録音データ用のストレージ容量のプランを変更するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
[…](その他)アイコンをクリックし、[ストレージのプランを変更する]を選択します。
ストレージのプランの変更画面で、対象のプランを選択します。
- [次へ]をクリックします。
- 購入情報を確認し、[ストレージを購入する]をクリックします。
録音データの自動削除を設定するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
録音データ用のストレージ容量のセクションで、[3か月または6か月後に録音データを削除する]を有効にします。
録音データ用のストレージ容量の使用状況を表示するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のプランの詳細]タブをクリックします。
録音データ用のストレージ容量のセクションで、使用中の録音データ(分)と残りの容量を確認します。
電話番号
標準の電話連携では、同時に複数の電話番号を管理できます。電話番号には、地域、携帯電話、フリーダイヤルの3種類があり、これらを組み合わせることも可能です。たとえば、発信用、着信用、顧客サポート窓口用などに専用の電話番号をそれぞれ設定できます。
電話番号を購入するには
[設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話番号]タブをクリックします。
既存の電話番号の詳細が表示されます。[電話番号を購入する]をクリックします。
電話番号の購入画面で、以下の手順を実施します。
- 国を選択します。
- [番号の種類]の項目で、[地域]、[携帯電話]、[フリーダイヤル]のいずれかを選択します。選択した国によっては、表示されない内容もありますのでご注意ください。
- 選択した番号の種類に応じて、地域を選択するか、住所を入力します。
- [使用できる電話番号]のドロップダウンから電話番号を選択し、[次へ]をクリックします。
購入情報を確認し、[購入する]をクリックします。
確認ページで、[電話番号を購入する]をクリックします。
メモ:組織で購入可能な電話番号の数に制限はありません。 電話番号を削除するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話番号]タブをクリックします。
購入した電話番号の一覧が表示されます。対象の電話番号にカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [電話番号を削除する]をクリックします。
確認画面で、[確定する]をクリックします。
通話フロー
通話フローでは、着信時の通話への対応方法を詳細に設定できます。通話フローを設定する際には、専用の設計画面から行います。
通話フローを通じて行うことができる主な内容の例は、以下のとおりです。
- 特定の商品やサービスに関する問い合わせの通話を、専門の担当者に割り当てることができます。
- 自動音声応答(IVR)を設定し、よくある質問の問い合わせへの対応を自動化できます。
- 顧客サポートチーム内で対応可能なユーザーに対して、同時に着信通話の呼び出しを行うように設定できます。顧客からの通話にすばやく対応することが可能です。
通話フローの設定は、状態と接続の2種類の要素を用いて行います。
状態
状態とは、通話フローのプロセスにおける特定の段階を表します。設定可能な状態は、以下のとおりです。
ユーザーへの転送:特定のユーザーに対して、通話を割り当てることができます。
通話フローの設計画面にこの状態を追加する際に、以下の内容を設定できます。
- 通話の録音を有効/無効にできます。
- 呼び出し時間の期限を設定できます(単位:秒)。
- 担当者が他の通話に対応中の場合の通話の対応待ちを有効/無効にできます。有効にした場合、以下の内容を設定できます。
- 対応待ちの通話の件数の上限を指定できます。
- 対応待ちの通話の発信者へのお知らせを有効/無効にできます。有効にした場合、テキストメッセージの読み上げ、または音声の再生のいずれかを選択できます。
- 対応待ちの間に再生する音楽と、音楽の再生回数を選択できます。
- 以下の場合において、通話を他の状態に割り当てることができます。
- 通話の期限切れ(呼び出し時間の超過)
- 担当者が対応不可
担当者が取り込み中(他の通話に対応中)
電話連携のグループへの転送:電話連携のグループに対して、通話を割り当てることもできます。たとえば、請求に関する問い合わせの通話を、請求処理の担当者のグループに転送することができます。通話フローの設計画面にこの状態を追加する際に、以下の内容を設定できます。呼び出しの種類として、[並行]または[順次]のいずれかを選択することが可能です。
- 並行:グループ内のすべての担当者に対して、同時に着信通話の呼び出しが行われます。
順次:グループ内の担当者1人ずつ順を追って、着信通話の呼び出しが行われます。各担当者の呼び出し時間の上限を設定できます。上限に達すると、次の担当者の呼び出しが行われます。
担当者の呼び出し順は、担当者がZoho CRMにログインした順番に基づきます。担当者が対応不可である場合、通話は次のユーザーに割り当てられます。
「通話の時間切れ」、「担当者が対応不可」、「すべての担当者が取り込み中」(他の通話に対応中)の場合、通話を他の状態に割り当てることができます。
自動音声応答(IVR)への転送: 自動音声応答(IVR:Interactive Voice Response)は、システムによって着信通話を振り分ける仕組みです。発信者に対してシステムの音声で自動応答し、発信者の入力内容に基づいて通話を振り分けます。システムによる自動応答に関して、テキストメッセージの読み上げ、音声の再生(ファイルURL)のいずれかを選択できます。
自動音声応答(IVR)の設定には、キーの入力とメニューを指定します。また、それぞれのメニュー内容を他の状態に接続できます。設定可能なメニューの上限は、11件です(対応するキー:0~9、*)。
メモ:この状態には、システムの標準の接続が設定されています。この接続では、音声案内の終了から5秒後に、通話が時間切れとして処理されます。
発信者へのお知らせ:発信者に対して、テキストメッセージの読み上げや音声の再生(ファイルまたはURL)が可能です。。
お知らせの完了後、必要に応じて、次の状態に発信者を割り当てることが可能です。
録音メッセージの登録:顧客からの通話に対して、担当者がすぐに応答できない場合もあります。このような場合に、担当者が用件を後で確認できるように、発信者に対して録音メッセージを残しておくように促すことができます。発信者へのお知らせの状態と同様に、発信者に対してテキストメッセージの読み上げや音声の再生(ファイルまたはURL)が可能です。また、この状態の期限を設定することも可能です。
通話が時間切れになった場合、通話を他の状態に割り当てることができます。
録音メッセージの録音時間の上限は、2分間です。
メモ
状態を編集/削除するには、該当の状態にカーソルを合わせて[…]アイコンをクリックし、[編集する]または[削除する]を選択します。
- 音声を追加するにあたって、WAV形式の音声ファイルをアップロードしたり、音声のURLを追加したりできます。
接続
接続とは、ある状態から別の状態への経路を表します。
接続に関する留意事項:
開始の状態に接続できる状態は、1件のみです。
- 各状態において設定可能な接続は、10件までです。
- 各状態において、状態を終了するための接続を設定できます。録音メッセージの登録の状態の場合は1件、自動音声応答(IVR)への転送の状態の場合は11件まで設定可能です。
- 通話フローにおいて、ループ(繰り返し)を設定することはできません。たとえば、1件の状態から、3件の状態に接続するように設定するとします。この場合、3件の状態から、元の1件の状態に再度接続することはできません。
通話フローの設計画面では、ドラッグ&ドロップの操作で簡単に、状態と接続を設定することができます。ある状態から別の状態への接続を行うには、元の状態をクリックし、矢印を次の状態にドラッグ&ドロップします。
接続を削除するには、ごみ箱アイコンをクリックします。
通話フローを作成するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[通話フロー]タブをクリックします。
[通話フローを作成する]をクリックします。
通話フローの作成画面で、通話フローの名前と説明を入力します。
- ドロップダウンから、関連付けられている電話番号を選択します。こちらで選択した電話番号に対して、通話が割り当てられます。
- [次へ]をクリックします。
- 通話フローの設計画面で、画面左側のメニューから、対象の状態をドラッグ&ドロップします。状態を追加した後、状態の内容を設定します。
- 必要に応じて、各状態間の接続を削除します。
- [公開する]をクリックします。
関連付けられている電場番号に対して、通話フローが有効になります。
メモ
- 電話番号が通話フローに関連付けられていない場合、該当の電話番号宛ての着信通話は拒否されます。
電話番号を関連付けるにあたって、既存の通話フローの電話番号を選択したり、[電話番号]タブから新しい電話番号を選択したりできます。対象の電話番号にカーソルを合わせて[…]アイコンをクリックし、対象の内容を選択します。
[下書きとして保存する]をクリックすると、作成中の通話フローを下書きとして保存できます。
すでに通話フローを公開している場合、通話フローの設計画面内のタブを切り替えることで、下書きと公開中のバージョンを比較できます。
通話フローを無効にするには、[通話フロー]タブのステータスの切り替えボタンを操作します。
通話フローを編集するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[通話フロー]タブをクリックします。
- 対象の通話フローにカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [通話フローを編集する]を選択します。
- 通話フローの編集画面で、名前、説明、関連付けられている電話番号を編集します。
- [次へ]をクリックします。
- 通話フローの設計画面で、通話フローを変更します。
- [公開する]をクリックし、変更内容を適用します。
通話フローを削除するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[通話フロー]タブをクリックします。
- 対象の通話フローにカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [通話フローを削除する]を選択します。
- 確認画面で、[確定する]をクリックします。
電話連携のユーザー
電話連携のユーザーとは、標準の電話連携機能を利用して、Zoho CRM内で通話の発着信を行うことができるユーザーを表します。通話フロー(ユーザーへの転送、または電話連携のグループへの転送の状態)に追加されているユーザーは、関連付けられている電話番号から通話の発着信を行うことができます。
メモ:発信時に電話番号を表示したくない場合は、独自の発信者番号を使用することで、電話番号を非表示に設定することができます。見込み客や顧客から折り返しの電話があった場合、専用のサポート番号に転送されるようにすることが可能です。この設定は、電話連携のユーザーの追加時に有効にできます。編集して、後から有効にすることも可能です。 電話連携機能のユーザーを追加するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のユーザー]タブをクリックします。
- [ユーザーを追加する]をクリックします
ユーザーの追加画面で、ユーザーを選択します。
- 対象のユーザーを電話連携のグループに追加する場合は、ドロップダウンからグループを選択します。
- 対象のユーザーが通話を発信できるようにするには、[発信通話を許可する]のチェックボックスにチェックを入れます。
- 対象のユーザーの通話を録音するには、[このユーザーの発信通話を録音する]のチェックボックスにチェックを入れます。
- このユーザーの発信者番号を選択します。
- 対象のユーザーに対して独自の発信者番号の追加を許可するには、[独自の発信者番号の追加を許可する]のチェックボックスにチェックを入れます。
電話連携のユーザーを編集するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のユーザー]タブをクリックします。
- 対象の電話連携のユーザーにカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [電話連携のユーザーを編集する]を選択します。
- 電話連携のユーザーの編集画面で、内容を変更します。
- [保存する]をクリックします。
電話連携のユーザーを削除するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のユーザー]タブをクリックします。
- 対象の電話連携のユーザーにカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [電話連携のユーザーを削除する]を選択します。
- 確認画面で、[確定する]をクリックします。
電話連携のグループ
電話連携のグループでは、必要に応じて、電話連携のユーザーをグループにまとまることができます。顧客サポートや技術担当など、特定の属性や分野ごとに、電話連携のユーザーをグループ化することが可能です。通話フロー(電話連携のグループへの転送の状態)に追加されているユーザーは、関連付けられている電話番号から通話の発着信を行うことができます。
電話連携のグループを追加するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のグループ]タブをクリックします。
[電話連携のグループを作成する]をクリックします。
電話連携のグループの作成画面で、グループの名前と説明を入力します。
- 電話連携のユーザーのドロップダウンから、グループに追加するユーザーを選択します。
- [保存する]をクリックします。
電話連携のグループを編集するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のグループ]タブをクリックします。
- 対象の電話連携のグループにカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [電話連携のグループを編集する]を選択します。
- 電話連携のグループの編集画面で、内容を変更します。
- [保存する]をクリックします。
電話連携のグループを削除するには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[電話連携のグループ]タブをクリックします。
- 対象の電話連携のグループにカーソルを合わせて、[…]アイコンをクリックします。
- [電話連携のグループを削除する]を選択します。
- 確認画面で、[確定する]をクリックします。
通話の履歴
通話の履歴に関するレポートを表示し、ダウンロードすることができます。レポートには、通話の担当者、通話の種類(発信/着信)、発信元、発信先、日時、通話時間、録音時間、使用されたクレジットなどの情報が表示されます。録音データを再生することも可能です。
また、通話の種類、通話の担当者、通話時間に基づいて通話データを抽出することもできます。
通話のレポートを表示してダウンロードするには
- [設定]→[チャネル]→[電話連携]→[設定を表示する]→[インストール済み]→[InBuilt](標準)→[詳細]の順に移動します。
- 標準の電話連携のページで、[通話の履歴]タブをクリックします。
通話の担当者、通話の種類、通話時間に基づいて通話データを抽出するには、フィルターのアイコンをクリックします。
- 通話履歴をダウンロードするには、[ダウンロードする]をクリックします。
- デバイス内の保存先を選択し、[保存する]をクリックします。
関連情報
通話分析:顧客の声分析のダッシュボードを利用した、通話データの分析に関するヘルプです。
Ziaの通話機能:通話データのテキスト変換や感情分析など、Ziaの通話機能に関するヘルプです。