- 訪問:Webサイトの訪問者がフォームを表示した回数です。訪問者がページを再読み込みした場合、回数が新たに加算されます。
- 訪問者(実人数):フォームを表示した訪問者の人数です。ただし、訪問者がページが再読み込みした場合でも、数は加算されません。再読み込みして同じページを何度も表示しても、1人の訪問者として識別されます。
- 入力開始:フォームの入力を開始した訪問者の人数です。
- 送信:フォームを送信した訪問者の人数です。
- 離脱率:入力開始した訪問者のうち、フォームを途中で離脱した(送信しなかった)人数の割合です。
- フォームを送信した訪問者の人数は、部分的な送信と完全な送信に分類されます。
- 部分的な送信:未入力の項目を残したままフォームを送信した訪問者の人数です。
- 完全な送信:すべての項目に値を入力してフォームを送信した訪問者の人数です。
- 送信率:訪問回数の合計に対するフォームの送信回数の割合です。
- 平均滞在時間:訪問者がフォームの入力に費やした平均時間です。
Webフォームの総合的な分析情報の表示
Webフォームの一覧ページでは、Webフォームの総合的な分析の統計データを表示できます。
メモ:
Webフォームに関する分析情報を表示できるのは、[見込み客]/[連絡先]/[問い合わせ]タブ、カスタムタブ用のWebフォームのみです。
Webフォームの総合的な分析の統計データを表示するには:
- [設定]→[チャネル]→[Webフォーム]の順に移動します。
- [詳細な統計]をクリックします。
Webフォームの総合的な分析情報
Webフォームの総合的な分析では、タブごとのWebフォームの統計データを総合的に確認できます。これにより、特定のタブ内のすべてのWebフォームのデータをまとめた全体的な状況を把握したり、複数のWebフォームを比較して成果の高いフォームを特定したりできます。分析情報は、次のセクションに分類されて表示されます。
フォーム別の送信
フォームごとのデータの送信結果を分析できます。対象のタブに作成したすべてのWebフォームの送信結果を比較して確認できます。
このセクションでは、以下の情報を確認できます。
- 送信数の合計:フォームが送信された回数の合計を表示します。
- 最大送信率:送信率が最も高いフォームとその数値を表示します。
- 最大離脱率:離脱率が最も高いフォームとその数値を表示します。
このセクションには、フォームの訪問数、入力開始数、送信数のグラフも表示されます。
- グラフ内の各フォームのデータにカーソルを合わせると、該当フォームの統計の概要(訪問数、入力開始数、送信数、送信率)が表示されます。
また、統計データを表形式で表示することも可能です。
国別の送信
フォームでのデータの送信結果が、送信元の国別に分類されて、地図上に表示されます。特定の国をクリックすると、該当の国からの送信数の合計を確認できます。
また、以下の統計データも確認できます。
- 上位の国:フォームの送信数が最も多い国を表示します。
- 送信元の国の数:フォームが送信された国の合計数を表示します。
また、統計データを表形式で表示することも可能です。
各フォームを経由して登録された見込み客、変換された見込み客、発生した商談
このセクションでは、フォーム経由で作成されたデータが、その後商談につながったかどうかを確認できます。フォームごとの見込み客の作成数、その中からの連絡先への変換数、発生した商談数を確認できます。
また、以下の統計データも確認できます。
- 作成された見込み客の合計:[見込み客]タブ内のすべてのフォームでのデータ送信を通じて作成された見込み客数の合計です。
- 変換された見込み客の合計:フォーム送信を通じて作成された見込み客データから連絡先データに変換された件数の合計とその変換率です。
- 作成された商談(見込み客経由)の合計:フォーム送信を通じて作成された見込み客データに関連して作成された(関連付けられた)商談数の合計です。
- フォームのグラフにカーソルを合わせると、作成された見込み客数の合計とそのステータスなど、該当のフォームに関する統計データが表示されます。
メモ:
この分析情報は、[見込み客]タブのWebフォームの分析情報にのみ表示されます。
フォーム別の売上
このセクションには、Webフォーム経由で作成されたデータに関連付けられている受注商談の売上金額の合計が表示されます。
また、以下の統計データも確認できます。
- 現在の売上:フォームで送信されたデータに関連付けられている受注商談の売上金額の合計です。
- 前回の売上:指定した期間より前の期間に、受注商談から発生した売上金額の合計です。 たとえば、フォームの分析情報を、今月のフィルターで抽出した場合、先月発生した売上金額の合計が表示されます。
- 成長率:前回の期間と今回の期間を比較したときの、売上金額の増加率です。
メモ:
フィルターで特定の期間を指定して統計データを抽出している場合のみ、前の期間の売上と成長率の情報を確認できます。
設置URL別の分析
Zoho CRMでは、フォームの設置URLごとに分析データを表示できます。上記の分析指標(送信状況に関する分析、送信元地域に関する分析、タブ別の分析など)についても、設置URLごとに分析データを確認できます。
たとえば、Zoho CRMで見込み客向けのお問い合わせフォームを作成し、自社サイト内の複数のページに設置したとします(トップページ、会社概要、お問い合わせ、料金表の各ページ)。このようにさまざまなページに設置した各フォームについてページごとの分析データを表示するには、フォームの設定で、各ページのURLを[フォームの設置URL]として追加しておく必要があります。
フォーム別の分析情報では、該当のタブに作成したWebフォームの設定ごとに、分析データを確認できます。一方、同じWebフォームを複数のページで公開している場合に、ページ(設置URL)ごとの分析データを確認するには、[URL別の送信]セクションを確認します。
確認するには、フォームの一覧で、対象のフォームにカーソルを合わせて[分析情報を表示する]リンクをクリックします。フォームの分析情報の画面で、下部にある[URL別の送信]セクションに移動します。このセクションでは、フォームの設置URLごとの分析データ(訪問数、訪問者数、入力開始数、送信数など)を確認できます。
こちらでは、どのページのフォームで訪問者数や送信数が多く、どのページで少ないかなど、フォームを設置したページごとの分析データを比較できます。これらの分析データを、今後のフォームの改善や成果の向上に活かすことができます。また、フォームの送信数だけではなく、送信元の地域やZoho CRMへのデータ登録に関する統計情報も確認できます。
Webフォームの分析機能は、Zoho CRMのエンタープライズプラン、アルティメットプランでのみ利用可能です。
- エンタープライズプランでは、以下の画像のように、URLごとの概要データを確認できます。分析ページでは、URL別の訪問数、訪問者数(実人数)、入力開始数、送信数、送信率などのデータを表形式で確認できます。より詳細な分析データを確認したい場合は、アルティメットプランにアップグレードする必要があります。
- アルティメットプランでは、基本的な分析データに加えて、地域別の送信、送信状況、フォームを通じて作成されたデータに関する分析など、より詳細な分析データをグラフで確認できます。
「未登録のURL」とは?
フォームの送信元URLとして適切ではない可能性のあるURLを識別し、不適切な送信データが統計に含まれないようにするための分類です。Webフォームの設定で[フォームの設置URL]として登録していないURL(送信元として想定していないURL)から送信されたデータに関する統計情報(訪問数や送信数)の送信元は、「未登録のURL」として識別されて集計されます。
場合によっては、本来は適切なURLから送信されたデータが「未登録のURL」に関連付けられていることもあります。この場合、[フォームの設置URL]の設定を追加や変更する必要があります。たとえば、自社サイトの複数のページ(トップページ、会社概要ページ、お問い合わせページ)にフォームを設置したとします。また、トップページと会社概要ページのURLは[フォームの設置URL]として登録しましたが、お問い合わせページのURLは[フォームの設置URL]として登録しなかったとします。設定後、お問い合わせページに設置したフォームから15件のデータ送信がありましたが、Zoho CRM上では「未登録のURL」と関連付けられて処理されました。
- フォームに関するデータが「未登録のURL」と関連付けられて処理されないようにするためには、Webフォームの設定で対象のフォームを設置したURLのすべてを[フォームの設置URL]として登録しておく必要があります。
- [フォームの設置URL]として未登録のURLで設置されたフォームに関する統計情報(訪問数や送信数)は、「未登録のURL」に関連付けられて処理されます。
- フォームを設置したすべてのページについてURL別の分析データを確認したい場合は、フォームを設置したすべてのページのURLを[フォームの設置URL]として登録しておく必要があります。
データが「未登録のURL」に関連付けられるその他の例:
- URL別の分析機能を有効にして[フォームの設置URL]を登録した場合でも、分析対象のURLを[フォームの設置URL]として登録する前のデータは「未登録のURL」に関連付けられます。
- [フォームの設置URL]の設定を更新した場合、URLを更新する前に収集されたデータについては、「未登録のURL」に関連付けられて処理されます。
- [フォームの設置URL]から特定のURLを削除した場合、削除したURLに関するデータは「未登録のURL」に関連付けられます。
- [フォームの設置URL]として設定されていないURL(ドメインなど一部の情報が一致していないURL、ブロック対象のサイトのURLなど)から受信したデータは、すべて「未登録のURL」と関連付けられて処理されます。
フォーム別の分析情報の表示
Webフォームの一覧画面で、対象のフォーム名にカーソルを合わせると、[分析情報を表示する]リンクが表示されます。リンクをクリックすると、該当のフォームの分析情報を確認できます。
フォームの分析情報は、3種類のグループに分類され、それぞれのタブに表示されます。
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送信データに基づく分析情報:訪問数、平均所要時間など、Webフォームの送信状況に関する統計データを確認できます。
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地域データに基づく分析情報:フォームを送信した訪問者の国の数、フォームを送信した訪問者が最も多い国など、地域別の成果に関する統計データを確認できます。
-
タブのデータに基づく分析情報:作成されたデータ数、送信率、入力規則の違反など、対象のタブに関連付けられているWebフォームの成果や入力内容に関する統計データを確認できます。
送信データに基づく分析情報
Webフォームの送信に関する分析情報が表示されます。統計データは、フォームの送信、部分的な送信と完全な送信、デバイス別の送信の3つのセクションに分かれて表示されます。
フォームの送信
特定の日におけるフォームの送信数を表示します。日、週、月の単位で、データを抽出できます。
フォーム送信数に関して、以下の指標データが表示されます。
- 送信数の合計:フォームの送信数の合計です。
- 平均送信数:フォームの送信数の日ごとの平均です。
- 最大送信率:フォームの送信率が最も高い日付です。送信率は、フォームを表示して送信した訪問者の割合です。
- 最大離脱率:フォームの離脱率が最も高い(送信率が最も低い)日付です。離脱率は、フォームを表示したが、途中で離脱してデータを送信しなかった訪問者の割合です。
部分的な送信と完全な送信の比較
Webフォームがどのように送信されたか、すべての項目が入力されたか未入力のままだったかを確認できます。
項目別の統計
Webフォーム内の各項目の成果を表すグラフが表示されます。
次の4種類のグラフが表示されます。
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項目入力率
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項目に対する所要時間
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項目修正率
-
項目離脱率
メモ: [項目別の統計]セクションは、アルティメットプランでのみ表示されます。
項目入力率
Webフォーム内の項目のうち、よく入力される項目、入力されない項目を把握できます。訪問者によって入力されない項目がフォーム内にある場合、項目を特定して変更することで、フォームの送信率を高めることが可能です。
項目入力の所要時間
訪問者がWebフォーム内の特定の項目を入力するのに費やした時間を把握できます。入力に時間がかかる項目を特定し、内容を変更することで、フォームの送信までに要する時間を短縮することが可能です。
例:入力に時間がかかる項目を特定し、該当の項目に説明のためのヒントや案内メッセージを追加したり、項目名を変更したり、入力欄の代わりに選択リストを追加したりできます。
項目修正率
訪問者によってWebフォームの項目の入力内容が修正された割合を確認できます。
例:電話番号やメールアドレスが正しい形式で入力されていなかった際に、訪問者に対して再入力を促すように入力規則が設定されているとします。この場合、訪問者はフォームの送信前に該当の項目を修正する必要があります。修正箇所が多いと、訪問者がフォームの入力をあきらめてページから離脱する可能性があります。修正率の高い項目を特定し、説明を追加したり入力例を表示したりすることで、フォームの入力を支援して離脱率を改善できます。
項目離脱率
訪問者がWebフォームの入力を中断して離脱した項目を確認できます。
電話番号や住所などの個人情報や機密情報に関する項目は、一般的に訪問者が入力に慎重になります。したがって、これらの項目がフォームに追加されていたり、必須項目に設定されていたりすると、訪問者が入力を中断してページから離脱する可能性が高まります。この分析情報に基づいて、訪問者がフォームの入力を中断して離脱した項目を特定し、必要性に応じて削除したり、任意項目として設定したりすることで、離脱率を改善できます。