iOS用アプリでの複数選択ルックアップ項目の管理

iOS用アプリでの複数選択ルックアップ項目の管理

複数選択ルックアップ項目を使用すると、あるタブの複数のデータを、別のタブの1件のデータに関連付けることができます。1件のデータに複数の項目や値を関連付けたい場合に便利です。

 ルックアップ項目による参照関係の種類 

  1. 1対1の参照関係(ルックアップ項目):1件のデータを別の1件のデータに関連付けます。たとえば、1件の連絡先を1件の取引先に関連付けます。



  2. 1対多の参照関係(ルックアップ項目):標準のルックアップ項目を使用して、1件のデータを複数の関連データに関連付けます。たとえば、1件の商品を複数の顧客の注文に関連付けます。


  3. 多対多の参照関係(複数選択ルックアップ項目):複数のデータ同士を相互に関連付けます。たとえば、1人の生徒を複数の講座に関連付け、1つの講座にも複数の生徒を関連付けることができます。
 

利用例 

複数選択ルックアップ項目を使用して、多対多の参照関係を設定する例について説明します。

タブの例
  1. このタブでは、イベントに関する情報が管理されています(例:ウェディング、企業ミーティング、音楽フェスティバルなど)。
  2. このタブでは、イベントに付随して提供する各種サービスに関する情報が管理されています(例:ケータリング、会場設営、音響設備など)。
 
参照関係の例
  1. 1件のイベントに対して、複数のサービスを関連付けることができます。たとえば、「ウェディング」のイベントに対して、「ケータリング」、「会場設営」、「写真撮影」などの複数のサービスを関連付けることが可能です。
  2. 1件のサービスに対して、複数のイベントを関連付けることができます。たとえば、「ケータリング」のサービスに対して、「ウェディング」、「企業ミーティング」、「コンサート」などの複数のイベントを関連付けることが可能です。
 

複数選択ルックアップ項目の使用

上記の例において、複数選択ルックアップ項目を使用することで、[イベント]タブと[サービス]タブのデータに対して、複数のデータを相互に関連付けることができます。
たとえば、複数選択ルックアップ項目を使用すると、「ウェディング」のイベントを作成する際に以下のサービスを選択することが可能です。
  1. ケータリング
  2. 会場設営
  3. 写真撮影
 
この設定により、1件のウェディングのイベントに複数のサービスをまとめて関連付けることができます。多対多の参照関係となり、1件のイベントに複数のサービスを関連付けられる一方、1件のサービスを複数のイベントに利用できます。
  

複数選択ルックアップ項目に関してモバイルアプリ内で行える操作

Web版のZoho CRMで複数選択ルックアップ項目を作成すると、iOSアプリでも利用できます。iOSアプリでは、以下の操作を行えます:
  1. 既存のデータの関連付け
  2. データの作成と関連付け
  3. データの関連付けの解除
 

 既存のデータと関連付けるには 

  1. iOS用Zoho CRMモバイルアプリを開きます。
  2. 対象のタブに移動します。
  3. 対象のデータを開きます。
  4. 関連付けの対象となるタブの欄に表示されている(追加)アイコンをタップします。
  5. 関連付けるデータを選択します。
  6. 画面右上のチェックアイコンをタップし、内容を保存します。

 

新しいデータを作成して関連付けるには 

  1. iOS用Zoho CRMモバイルアプリを開きます。
  2. 対象のタブに移動します。
  3. 対象のデータを開きます。
  4. 関連付けの対象となるタブの欄に表示されている(追加)アイコンをタップします。
  5. 画面右上の(追加)アイコンをタップし、新しいデータを作成します。
  6. 詳細を入力します。
  7. [保存]をタップします。
  8. 画面右上のチェックアイコンをタップし、内容を保存します。
 

 データの関連付けを解除するには 

  1. iOS用Zoho CRMモバイルアプリを開きます。
  2. 対象のタブに移動します。
  3. 対象のデータを開きます。
  4. (編集)アイコンをタップします。
  5. (割り当て解除)アイコンをタップします。
  6. 確認画面で操作を確定します。
  7. 画面右上のチェックアイコンをタップし、内容を保存します。
 

関連付けタブ

複数選択ルックアップ項目で関連付けた2つのタブの間には、関連付けタブが作成されます。関連付けタブには、それぞれのデータの組み合わせに関する追加情報を保存できます。

関連付けタブの例 

上記の[イベント]と[サービス]のタブを例に説明します。各イベントに関連付けられているサービスの詳細を管理したいとします。

ここで問題となるのは、次の点です:
  1. 「ケータリング」と「写真撮影」のサービスでは、費用やプランの内容が異なります。また、イベントごとにも内容が変わります。そのため、[イベント]タブの項目にサービス固有の詳細を一律に保存することはできません。
  2. 同じサービスでも、イベントによって要件や料金が異なります。そのため、[サービス]タブの項目にも一律に保存することはできません。
 
解決方法

関連付けタブを使用することで、このようにデータの関連付けによって変わってくる情報を保存、管理できます。

例:
  1. イベント:ウェディング
  2. サービス:写真撮影、ケータリング
 
関連付けタブを使用することで、複数選択ルックアップ項目を通じて設定された関連付けに応じて、関連付けに付随する情報を保存するためのデータが作成されます。この例では、以下の2件のデータが作成されます。
  1. ウェディング - 写真撮影(費用:25万円、要件:スナップ撮影)
  2. ウェディング - ケータリング(費用:75万円、要件:ヴィーガン対応メニュー)
このように関連付けタブを使用すると、同じイベントに関連するサービスごとに個別のデータを作成できます。各サービスの要件や費用も個別に登録できるため、イベントに関連するサービスの詳細を分かりやすく整理できます。
メモ
メモ: 
  1. 関連付けタブでは、各データに対して自動番号が生成されます。
  2. 関連付けタブは、(関連付け)アイコンで示されます。 
  3. 関連付けタブの各データには、関連付け元となる2つのタブを参照する項目があります。これらの項目をタップすると、それぞれのタブの関連データを直接開くことができます。

関連付けタブのデータにアクセスするには 

  1. iOS用Zoho CRMモバイルアプリを開きます。
  2. 関連付けの対象のタブのうち、いずれかのタブのページに移動します。
    たとえば、複数選択ルックアップ項目を通じて[イベント]と[サービス]のタブが関連付けられている場合、[イベント]または[サービス]のいずれかのタブを開きます。
  3. 関連リストで複数選択ルックアップ項目によって関連付けられているデータを長押しします。
  4. 表示された画面でその他の操作アイコンをタップすると、関連付けられているデータの番号が表示されます。
  5. 関連付けに応じて作成されたデータ(例:ウェディング - 写真撮影)のページが開きます。
関連付けタブは、他のタブと同様に直接開いてデータを確認することもできます。上記の方法を使用すると、複数選択ルックアップ項目で関連付けた特定のデータを見つけやすくなります。