Zoho CRMでは、要件に応じて、さまざまなデータの種類のカスタム項目を追加できます。追加したカスタム項目は、設定した権限に応じて他のユーザーも使用できます。
複数行項目の種類
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文字数の上限
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必須設定
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暗号化
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ヒントの表示
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書式なしテキスト(小)
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2,000文字
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○
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○
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○
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書式なしテキスト(大)
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32,000文字
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○
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×
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○
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書式ありテキスト
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50,000文字
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×
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×
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○
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タグ
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属性 |
b - 太字
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—
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i - 斜体 |
—
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u - 下線
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—
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a - リンク
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href、target、style
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sub - 上付き文字
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style
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sup - 下付き文字
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style
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ul - 順序なしリスト
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style
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ol - 順序付きリスト
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style
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li - リスト
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style
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span
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style
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div |
style
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p - 段落
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style
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small - 小文字
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—
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br - 改行
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—
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del - 取り消し線
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—
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font-style | font-weight |
text-decoration
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color
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background-color
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list-style-type
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padding-inline-start
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margin-inline-start |
padding-left
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list-style-position
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display
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—
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通貨項目には、組織の地域情報で設定した通貨が適用されます。また、項目ごとに、最大桁数や、小数点以下の桁数と丸めの方法を設定できます。小数点以下の丸めの方法は、次の4種類から選択可能です:普通、四捨五入、切り上げ、切り捨て。
通貨の種類のカスタム項目を作成するには
各タブには、あらかじめ標準的な選択リスト項目の値が用意されています。必要に応じて、選択リスト項目に新しい値を追加したり、既存の値を変更したりすることが可能です。
選択リスト項目の値を追加/変更するには
管理者は、タブの選択リストの各値に異なる色を設定できます。これにより、各データの値を色分けして分かりやすく表示できます。Zoho CRMの関連リスト、タスク、ワークフロールールの項目の更新、データの一覧(ビュー)などで、色分けした値が表示されます(関連情報: 選択リスト項目の値の色分け )。
選択リスト項目の値を編集する際に、既存データの値も変更する場合は、値を置換する処理を行います。
複数選択リスト項目を使用すると、データの作成時や編集時に、該当の項目に対して複数の値を選択できます。たとえば、さまざまなサービスを提供している場合、複数のサービスに関心を持つ顧客もいる可能性があります。この場合、商談の項目を設定する際に、単一選択リスト項目ではなく、複数選択リスト項目を使用できます。また、選択リスト項目の値は、必要に応じて、いつでも変更できます。
複数選択リスト項目の値を追加するには
ルックアップ項目を使用すると、2つのタブ間の関連付けを設定できます(2つの種類のデータを関連付けることが可能です)。初期設定では、いくつかのタブにおいてルックアップ項目があらかじめ用意されています(例:連絡先タブにおける取引先のルックアップ項目)。必要に応じて、独自のルックアップ項目を追加することが可能です。
ルックアップ項目を作成するには
画面上部のメニューで対象のタブをクリックし、データの作成/編集画面で対象のルックアップ項目に移動します。
ルックアップ項目の右端に表示されているデータ検索アイコンをクリックします。
データの作成/編集画面で、対象のルックアップ項目の右端に表示されているデータ検索アイコンをクリックします。
データの検索画面で、右上にある フィルター アイコンをクリックします。
項目の下部に表示されている入力欄に検索条件を入力し、 [フィルターを適用する] をクリックします。
検索画面には、列(項目)を10件まで追加できます。
ルックアップ項目に値を直接入力してデータを検索する場合は、データ名でのみ検索できます(データ名以外の項目の値を入力して検索することはできません)。
複数選択ルックアップ項目を使用すると、2つのタブ間で複数のデータを相互に関連付けることができます( 多対多のタブの関連付け )。通常のルックアップ項目では、1対多の関係しか設定できないため、参照先のタブのデータは1件のみしか選択できません。一方、複数選択ルックアップ項目では、参照先のタブのデータを複数選択できます。2つのタブの間で、より柔軟に関連付けを設定することが可能です。
[保険契約] と [保険契約者] の2つのタブがある場合、タブ間で相互に複数のデータを関連付ける必要があります。通常のルックアップ項目では1対多の関連付けしか設定できないため、要件を満たせません。
このような場合に、複数選択ルックアップ項目が役立ちます。複数選択ルックアップ項目を使用することで、2つのタブ間で相互に複数のデータを関連付けることができ、要件を満たすことができます。
多対多の関連付けの詳細や、複数選択ルックアップ項目の作成の詳細については、 こちらをクリック してご参照ください。
自動番号項目を作成するには
タブのレイアウトの編集画面で、[ユーザー]項目をドラッグ&ドロップでレイアウトに移動することで、該当項目を簡単に追加できます。 Zoho CRMには2種類のユーザー項目があり、要件に応じて、いずれかを選択できます。
ユーザー項目を設定するには
組織の各ユーザーが行える操作は、Zoho CRMアカウント内で割り当てられている権限によって異なります。たとえば、管理者権限が割り当てられている場合はすべての操作を実行できますが、標準権限が割り当てられている場合は一定の範囲内でデータの管理操作のみを行えます。共同担当者は、自分に割り当てられている権限に応じて、データに関する操作を実行できます。
たとえば、あるユーザーに割り当てられている権限では、データを編集したり、対象データに関連付けられているタスクを完了したりすることが可能だとします。この場合、自分が共同担当者になっているデータの 編集 や タスクの完了処理 を行うことができます。
データの共同担当者は、組織内での自分の役職に基づいて、データの関連リストを表示できます。
Zoho CRMの ユーザー項目 は、他の機能に関連付けることもできます。 ユーザー項目 を使用できる機能は、次のとおりです。
データの画像項目を使用すると、データの内容を表す画像を追加できます(対象のタブ:見込み客、連絡先、取引先、商談、商品、問い合わせ、ソリューション、仕入先、カスタムタブ)。見込み客/連絡先のプロフィール画像や、商品の画像などを表示することが可能です。これにより、データの一覧ページや詳細ページで画像を表示し、データの内容やイメージを分かりやすく表示できます。たとえば、不動産業では、物件の画像を表示できます。また、顧客ポータルを通じて、顧客に物件の画像を表示することも可能です。
なお、管理者は、必要に応じて、データの画像項目を無効にすることもできます。
データの画像項目を有効にするには
ファイルアップロード項目を使用すると、データに関連するファイルを追加し、詳細ページで表示できます。たとえば、顧客対応の中で特定の文書を必ず顧客と取り交わすとします。このような文書はすべての顧客で必要になる一方、各文書の内容は顧客ごとに個別のものであるため、顧客ごとに管理する必要があります。このような場合、ファイルアップロード項目を使用して、顧客に関連付けてファイルを追加できます。 ローカルのフォルダーやデスクトップ 、 Zohoのファイル管理サービス(Zoho Docs) 、 その他の外部サービス(クラウドストレージ) のいずれかから、データにファイルをアップロードできます(関連情報: 添付ファイルとメモ )。
画像アップロード項目を使用すると、データに関する画像ファイルをアップロードできます。アップロードした画像は、組織内で共有したり、顧客ポータルを通じて顧客向けに共有することが可能です。また、必要に応じて、顧客から画像をアップロードしてもらうことも可能です。
項目の右端にある […] (設定)アイコンをクリックし、メニューから [プロパティの編集] または [権限を設定する] を選択します。
[保存する] をクリックします。
項目の表示権限を設定し、アクセスを制限することができます。
項目の右端にある[…](設定)アイコンをクリックし、メニューから [プロパティの編集] を選択すると、項目のラベルを変更したり、入力時に表示するヒントを設定したりできます。ヒントのプレビューを確認することも可能です。
1件の項目において、最大10件の画像ファイルをアップロードできます(サイズの上限:20MB、形式:jpg/png/jpeg/gif/bmp)。現在のところ、画像をアップロードできるのは、デスクトップからのみです。
画像の編集画面で、上部メニューから (切り取り)アイコンをクリックすると、画像を切り取ることができます。その他、解像度の変更、画像の回転などの編集が可能です。
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