関数では、入力された値に対して特定の計算(演算)が実行され、新しい値が生成されます。関数を使用するには、関数名と半角かっこ「()」を入力する必要があります。Zoho CRMの数式項目では、4種類の関数を利用できます:
数値の関数は、数値の種類の値を処理し、数値の結果を表示するために使用されます。たとえば、数値の合計や平均の算出、絶対値の取得などに使用されます。数値としては、整数の他に小数も使用できます。例:「10」、「-12」、「+52」など。
文字列とは、さまざまな種類の文字の連なりです(例:アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢字、空白、その他の記号文字)。文字列の関数は、文字列の内容を加工/編集するために使用されます。なお、数式内で特定の文字列を直接入力して指定する場合、数値や変数名と区別するために、引用符で囲む必要があります。
日付(日時)の関数は、日付と時刻の種類の値をもとに処理するために使用されます。たとえば、特定の日付の曜日を判別する、2つの日付の間の期間を算出する、ある日付に対して一定の日数を追加した日付を出力するなど、さまざまな処理が可能です。また、日付の形式を変換して出力することもできます(例:「YYYY-MM-DD HH:MM」形式で出力する)
論理式の関数は、入力値が、一定の条件を満たすかどうかを判別するために使用されます。目的によっては、入力された値が正しいかどうかを判別するためにも使用されます。出力値は、2つの値のいずれかになります:「1」または「0」、「true」(真)または「false」(偽)。関数としては「If」、「And」、「Or」、「Not」を利用します。
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