Zoho CRMでは、組織独自の業務プロセスに合わせてアカウントの設定をカスタマイズできます。まず管理者が、組織の要件を整理した上でアカウントを設定することが重要です。アカウントのカスタマイズでは、業務の流れや必要な情報などに応じて、さまざまな設定を行えます。たとえばタブの作成や並べ替え、レイアウトの設定、関連リストの追加や削除、データ一覧(カスタムビュー)の作成などです。カスタマイズには、プログラムなどの専門知識や技術的な作業は不要です。設定画面上の簡単な操作だけで、これらの変更を行えます。
新しいタブを作成したり、既存のタブを編集したりすることで、タブをカスタマイズできます。カスタム項目の追加、新しいセクションの追加、項目権限の設定、項目のプロパティの編集などが可能です。カスタムタブを作成するには、次の手順を実行します:
使用頻度や優先度に基づいて、タブをドラッグ&ドロップ操作で移動し、上部メニューにおける表示順を変更できます。不要なタブは隠すことが可能です。タブを未選択のままにすると、すべてのユーザーに対して非表示になるように設定できます。
データの詳細ページにおける関連リストの表示順を変更できます。各タブのデータの添付ファイル、未完了の活動、完了済みの活動などが対象です。また、要件に応じて、関連リストを隠すことも可能です。また、関連リストの列をカスタマイズして、必要な詳細情報のみを表示できます。
要件に応じて、各タブにおけるデータの表示方法をカスタマイズできます。データ一覧(ビュー)でのデータの並べ替え、分類、優先度付けなどの操作が可能です。表示方法は、次の3種類から選択できます:
ユーザーや用途に応じてデータの詳細ページに表示する内容(レイアウト)をカスタマイズできます。ページレイアウトの編集画面では、データの詳細ページにおける項目やセクションの追加/削除/並べ替えなどが可能です。さらに、入力された項目値に基づいて表示内容を動的に変更する、レイアウトルール(条件付きレイアウト)を設定することも可能です。
項目の入力規則を設定すると、入力された項目値があらかじめ指定された条件に一致していることを確認してから、データが保存されるように制限できます。適切なデータのみを許可することが可能です。また、特定の条件が満たされる場合にメッセージを表示するような設定も可能です。
サブフォームと呼ばれる二次的なフォームを利用することで、メインのデータに関連するデータを柔軟に追加できます(例:1件の商品データに対する複数の商品明細データの追加)。サブフォームは、他の種類の項目と同様に、ドラッグ&ドロップで簡単にレイアウトに追加できます。入力欄は表形式で表示され、行を追加/削除することで関連データを動的に追加/削除することが可能です。
カスタムリンクを作成すると、よく使うリンクをお気に入り(ブックマーク)のように指定して表示することが可能です。たとえば、カスタムリンクに外部アプリケーションのURLを指定することで、データの詳細ページからワンクリックで直接、外部アプリケーションにアクセスして、必要な情報を表示できます。カスタムボタンを作成すると、あらかじめ設定した一連の処理を、ボタンをクリックするだけで実行できます。データに関するさまざまな処理を実行したり、ウィジェットやWebタブを開いたり、外部のWebページやアプリケーションを表示したりすることが可能です。
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