Zoho CRMの経路探索機能では、見込み客や顧客が商品やサービスを購入するまでにたどるさまざまな流れ(経路)を、実際のデータをもとに把握できます。このページでは、経路探索のレポートについて、見込み客に焦点を当てて説明します。レポートには、以下の3種類が用意されています。
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経路
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流量図
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ジャーニー
メモ
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これらのレポートは、同じデータをもとに作成されます。
経路のレポート
経路のレポートでは、見込み客との最初のやりとりから顧客化までの一連の流れ(経路)をすべて確認できます。見込み客と自社との間で発生したやりとりや関わり(接点)をもとに、検出された経路がすべて表示されます。各経路には、該当の経路をたどった見込み客の人数(データ件数)が表示されます。
このレポートでは、どのような経路があるかをひと目で確認できます。見込み客が最もたどることが多い経路を把握したり、全体的に共通する経路を把握したりすることが可能です。
たとえば、ネットショップの訪問者に関する上記の経路レポートの場合、以下の内容を把握することができます。
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505人の訪問者が次の経路をたどっています:
[検索]→[商品の表示]→[カートへの商品の追加]→[決済手続きの開始]→[住所の追加]→[決済]
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多くの訪問者において、次の経路が共通しています:
[検索]→[商品の表示]→[カートへの商品の追加]→[決済手続きの開始]→[住所の追加]
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訪問者の
32人
がカートへの商品の追加を
完了していません
。商品購入の阻害要因となる問題やエラーがある可能性があります。
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カートに商品を追加した後にカートを放棄した訪問者が
166人
いましたが、リマインドメールによって決済手続きに進んでいます。
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ほとんどの訪問者が、検索を通じてネットショップに訪問しています。Googleなどの検索結果の最適化を図ることで、訪問者のWebサイトへの流入がさらに高まる可能性があります。
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検索を2回行い、
カートに複数の商品を追加した
訪問者が1人います。
このように、経路をもとにさまざまな分析を行うことができます。また、要件に合わせて経路レポートにフィルターを適用し、抽出した内容をもとに分析を行うことも可能です。
流量図のレポート
流量図のレポートでは、見込み客が商品やサービスを購入するまでにたどるさまざまな流れ(経路)の全体像をグラフとして見える化することができます。このグラフでは、経路内において見込み客がたどる各状態(段階)が色分けして表示されます。また、次の状態への遷移(移行)は、色の濃淡の変化を通じて表されます。
ネットショップの訪問者に関する上記の流量図のレポートの場合、以下の内容を把握することができます。
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ほとんどの訪問者が、
検索
を通じてネットショップに訪問しています。
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一部の訪問者が、商品をカートから削除した後に同じ商品をカートに再追加しています。商品のページや説明について改善する余地があるかもしれません。
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商品の購入まで進まずに、途中で離脱した人が一定数います。
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決済の段階での離脱も多く見られます。導線が分かりづらい、技術的な問題が発生しているなどの可能性があります。
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一部の訪問者が、住所と配送方法を変更しています。この場合、訪問者は同じ手順を行ったり来たりしていることが分かります。この導線を改善することで、訪問者の時間と手間を省くことができます。
メモ
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レポートは、過去12か月間のデータをもとに算出されます。
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レポートには常に最新の情報が反映されます。
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流量図のレポート内の状態を表す色は、システムによって自動で選択されます。変更することはできません。
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流量図のレポート内の状態への遷移(移行)を表す色の濃淡(組み合わせ)は、各状態の色をもとに設定されます。
ジャーニーのレポート
ジャーニーとは、見込み客との最初のやりとりから顧客化までの一連の流れなど、見込み客がたどるさまざまな流れ(経路)の全体像を表します。ジャーニーのレポートでは、コマンドセンター機能を通じて設計されたプロセスの全体像を見える化できます。経路内の各状態は段階(ステージ、ステップ、フェーズ)を表す枠として表示されます。また、経路は矢印としてレポート上に表示されます。また、矢印の始点(○)と終点(▽)は、それぞれの経路の順序を表します。
ネットショップの訪問者に関する上記のジャーニーのレポートの場合、以下の内容を把握することができます。
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検索を通じて、1,710人の訪問者がWebサイトに訪問しました。
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30人の訪問者が、カートに商品を追加できませんでした。
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[決済の失敗]、[カート放棄のリマインダー]、[カートの放棄]、[カートから商品の削除]の状態に遷移した人はおらず、これらの状態は有効ではありません。これらの不要な状態は設定から削除できます。どのような状態(段階)が有効かを確認し、ジャーニーの最適化を図ることができます。
メモ:
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ジャーニーのレポートはPNG形式のファイルでエクスポート可能です。ジャーニーやプロセスの設計時の参照用に役立ちます。
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ジャーニーを詳細に設定する中で全体感が分かりにくくなった場合、画面右下のアイコンからジャーニーの全体図を確認できます。
レポートを表示するには
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[設定]→[顧客体験管理]→[コマンドセンター]→[経路探索]
の順に移動します。
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経路探索の一覧が表示されます。
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対象の経路探索にカーソルを合わせて、[レポートを表示する]をクリックします。
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対象の経路探索を開き、経路探索の設定画面で
[レポート]
をクリックします。
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