Zendesk拡張機能を使用すると、Zendeskのチケット(問い合わせ)の情報をZoho CRMに同期して、顧客情報と関連付けて管理できます。これにより、顧客情報と問い合わせ履歴を同一画面で確認でき、営業やサポートの活動に活かすことが可能です。
Zendesk拡張機能は、[見込み客]/[連絡先]/[取引先]タブでのみ利用できます。Zendesk拡張機能をインストールすると、専用のカスタムタブが作成されます。具体的には、[Zendesk Tickets]、[Zendesk Ticket Comments]の2つです。
メモ:
- Zendesk拡張機能をインストールできるのは、管理者のみです。Zendesk拡張機能の利用には、Zendeskの有料プラン(試用期間を含む)が必要です。
- Zendesk拡張機能は、日本(JP)、米国(US)、インド(IN)、オーストラリア(AU)、カナダ(CA)、サウジアラビア(SA)のデータセンターに登録されているアカウントにおいてのみ利用可能です。
Zendesk拡張機能のインストール
Zendesk拡張機能をインストールするには
- [設定]→[マーケットプレイス]→[すべて]の順に移動します。[すべての拡張機能]タブに、利用可能な拡張機能が表示されます。
- [Zendesk for Zoho CRM]を見つけてクリックします。
拡張機能の詳細情報が表示されます。
- [インストールする]をクリックします。
- 利用条件に同意して、[Continueto Install](インストールを続ける)をクリックし、進みます。
- 次のいずれかを選択し、[Confirm](確定する)をクリックします。
- [Install for admins only](管理者のみ):管理者権限を持つユーザーのアカウントにのみ、拡張機能がインストールされます。
- [Install for all users](すべてのユーザー):すべてのユーザーのアカウントに、拡張機能がインストールされます。この拡張機能を使用するには、Zendeskアカウント(Zendeskへのユーザー登録)が必要です。
- [Choose profiles](選択した権限):選択した権限を持つユーザーのアカウントに、拡張機能がインストールされます。こちらを選択した場合、[Continue](続ける)をクリックして、一覧から対象のユーザー権限を選択します。
選択した権限を持つユーザーのアカウントに対して、拡張機能がインストールされます。
- [Authorize](認証する)をクリックします。
この手順を省略した場合は、後で[設定]→[マーケットプレイス]→[すべて]に移動することによって、認証を行うことができます。
その場合は、Zendesk拡張機能の詳細ページを開き、[Authorize](認証する)をクリックします。
- 表示された画面で、Zendeskのサブドメインを入力して、[Save and Authorize](保存して認証する)をクリックします。
- Zendeskアカウントのメールアドレスとパスワードを入力し、[SignIn](サインインする)をクリックします。
- 連携の確認画面で、[Allow](許可する)をクリックします。
アカウントが認証され、拡張機能を利用できるようになります。拡張機能のインストール後、拡張機能用のカスタムタブが作成されます。
拡張機能の設定
拡張機能のインストールと認証が完了したら、ZendeskとZoho CRM間の同期設定を行います。設定するには、以下の手順を実施します。
拡張機能の詳細ページで、[Settings](設定)をクリックします。
Zendeskの設定ページが開きます。
[Sync Settings](同期の設定)の欄で、[Bulk Sync](一括同期)または[Selective Sync](選択同期)のいずれかを選択します。
Bulk Sync(一括同期)を選択した場合
同期を定期的に自動で行う場合は、[Auto Sync](自動同期)の欄で[Yes](はい)を選択します。同期を手動で行う場合は、[No](いいえ)を選択します。
[CRM modules for auto sync](自動同期を行うCRMのタブ)の欄で、Zendeskと同期するデータの種類として[Accounts](取引先)、[Contacts](連絡先)、[Leads](見込み客)のいずれかまたはすべてを選択します。
[Next](次へ)をクリックします。
項目の関連付けの設定ページが開きます。直前のページで選択した同期対象のデータが表示されます。
データが適切に同期されるように、Zendeskの項目とZoho CRMの項目を関連付けます。
なお、標準項目の関連付けは自動で行われます。
[Next](次へ)をクリックします。
[Sync Now](同期する)をクリックします。すべての組織において、データの同期が行われます。
データの同期が開始します。
Selective Sync(選択同期)を選択した場合
同期を定期的に自動で行う場合は、[Auto Sync](自動同期)の欄で[Yes](はい)を選択します。同期を手動で行う場合は、[No](いいえ)を選択します。
[CRM modules for auto sync](自動同期を行うCRMのタブ)の欄で、Zendeskと同期するデータの種類として[Accounts](取引先)、[Contacts](連絡先)、[Leads](見込み客)のいずれかまたはすべてを選択します。
[Next](次へ)をクリックします。
項目の関連付けの設定ページが開きます。直前のページで選択した同期対象のデータが表示されます。
データが適切に同期されるように、Zendeskの項目とZoho CRMの項目を関連付けます。
なお、標準項目の関連付けは自動で行われます。
[Next](次へ)をクリックします。
同期対象の組織を選択します。選択するには、矢印を操作して対象の組織を[Available Organizations](選択可能な組織)から[Selected Organizations](選択した組織)に移動します。
[Sync Now](同期する)をクリックします。
同期が完了すると、同期内容に関する情報が[Zendesk]タブのダッシュボードに表示されます。なお、初回の同期後にZendeskで行われた変更内容については、Zoho CRMにリアルタイムに同期されます。
必要に応じて、同期の設定内容を変更できます。変更するには、Zendesk拡張機能の設定ページで[編集する]をクリックします。なお、このボタンは初回の同期の完了後に表示されます。
Zoho CRMとZendesk間のデータの同期
Zendesk拡張機能により、Zoho CRMの見込み客/連絡先/取引先/商談データの詳細ページに[New Zendesk Ticket](Zendeskの新しいチケットの作成)機能が追加されます。この機能を利用して、見込み客/連絡先/取引先/商談に関連付けて新しいチケットを作成し、Zendeskに同期できます。また、Zoho CRMの連絡先と見込み客は、Zendeskの連絡先に同期されます。一方、Zoho CRMの取引先はZendeskの組織に同期されます。
同様に、Zendeskで作成したチケットは、Zoho CRMに同期されます。新しいチケットと、更新された既存のチケットの両方を同期できます。
Zoho CRMでチケットを作成してZendeskに同期するには
- [見込み客]、[取引先]、[連絡先]のいずれかのタブをクリックします。
- チケットを作成するデータをクリックします。
- データの詳細ページで、右上にあるボタンのドロップダウンから[New Zendesk Tickets](Zendeskの新しいチケットの作成)をクリックします。
- Zendeskの新しいチケットの作成画面で、次の手順を実行します。
- [Requester Name](リクエスタ名/問い合わせをした人の名前)を入力します。
上記の手順2で選択したデータをもとに、見込み客/連絡先の名前が自動的に入力されます。
- [Requester Email](リクエスタのメールアドレス)を入力します。
- [Assignee](担当者)を選択します。
ドロップダウンには、Zendesk内のすべての担当者が表示されます。
- [Type of ticket](チケットタイプ)と[Priority](優先度)を選択します。
- 必要に応じて、[Tags](タグ)を入力します。
- チケットの[Status](ステータス)を選択します。
- チケットの[Subject](件名)と[Description](説明)を入力します。
- [保存する]をクリックします。
Zendeskでチケットが作成されます。
データに関連付けられているチケットの表示
データに関連付けられているチケットを表示するには
- [見込み客]/[取引先]/[連絡先]/[商談]のいずれかのタブをクリックします。
- 対象のデータをクリックし、[Zendesk Tickets](Zendeskのチケット)の関連リストに移動します。
チケットの一覧で詳細(チケット名、ステータス等)を表示できます。
Zendesk拡張機能のアンインストール
Zendesk拡張機能は、必要に応じていつでもアンインストールできます。ただし、アンインストールすると、この拡張機能に関連するカスタムタブがすべて削除されますのでご注意ください。
Zendesk拡張機能をアンインストールするには
- [設定]→[マーケットプレイス]→[すべて]の順に移動します。
- [インストール済み]タブをクリックすると、インストール済みの拡張機能が一覧に表示されます。
- [Zendesk for Zoho CRM]を見つけて、下部にある[Uninstall](アンインストールする)リンクをクリックします。
- [Ok]をクリックして、削除します。