Microsoft Exchange for Zoho CRM拡張機能のEWSからOAuthへの移行

Microsoft Exchange for Zoho CRM拡張機能のEWSからOAuthへの移行

Microsoftは、2026年10月1日からExchange OnlineにおけるExchange Web Services(EWS)を段階的に無効化し、2027年4月1日に完全に廃止する予定です。

Microsoft Exchange for Zoho CRM拡張機能を引き続き利用するには、OAuth認証への移行が必要です。対象となるのは、Exchange Server(EWS)の基本認証を使用してMicrosoft 365/Exchange Onlineのアカウントを連携している組織です。

EWSの廃止スケジュールについての詳細は、Microsoftの公式のお知らせをご参照ください。

警告
警告:Microsoft Onlineとの連携を取り消すと、組織内でこの拡張機能を利用しているすべてのユーザーに影響します。

移行前の確認事項

最初に拡張機能を設定した管理者が、先に移行を行う必要があります。管理者による移行が完了した後、必要なユーザーを[ユーザー管理]で有効にします。

移行時には、次の処理が行われます。
  1. 管理者と、拡張機能を利用するすべてのユーザーについて、既存のMicrosoft Onlineとの連携が取り消されます。
  2. 管理者と対象ユーザーは、これまで連携していたMicrosoft 365アカウントか、別のアカウントを認証できます。
  3. 既存の同期設定は保持されます。
  4. 管理者については、データの同期が初期設定で有効になります。
  5. その他のユーザーについては、管理者が有効にするまでデータの同期は無効のままです。
  6. Microsoft Onlineとの連携を取り消すと、既存のSalesInbox連携は無効になります。
  7. OAuth認証が完了すると、SalesInboxを個別に設定し直す必要はありません。保持されている同期設定に基づいて、メールの同期が自動的に再開されます。

管理者アカウントの移行

管理者アカウントを移行するには:
  1. 拡張機能を最初に設定した管理者アカウントでZoho CRMにサインインします。
  2. [MS Exchange Sync]タブを開きます。
  3. メニューアイコンをクリックし、[取り消す]を選択します。
    既存の認証が取り消され、拡張機能のサインインページに移動します。
  4. [Microsoft 365/Exchange Online]で、[こちらをクリック]をクリックします。
  5. 次のいずれかのOAuth認証方式を選択します。
    1. 認証コード
    2. クライアント認証情報
  6. 適切なMicrosoft 365アカウントでサインインします。これまで連携していたアカウントを認証することも、別のアカウントを使用することもできます。
  7. OAuth認証を完了します。
既存の同期設定は保持され、管理者についてはデータの同期が初期設定で有効になります。

拡張機能のスケジュール処理により、保持されている設定に基づいて、認証済みアカウントの同期が再開されます。同期したメールはSalesInboxで確認できます。連絡先、タスク、予定はZoho CRMに同期されます。

ユーザーのデータ同期の有効化

管理者による移行が完了した後、次の操作を行います。
  1. [MS Exchange Sync]タブを開きます。
  2. メニューアイコンをクリックし、[ユーザー管理]を選択します。
  3. 対象ユーザーの切り替えボタンをオンにして、必要なユーザーを有効にします。

有効にしたユーザーの認証手順は、管理者が選択したOAuth認証方式によって異なります。
  1. 認証コード:各ユーザーが自分のMicrosoft 365の認証情報を使用して拡張機能を認証する必要があります。ユーザーのデータ同期を有効にした後、そのユーザーが[MS Exchange Sync]タブを開き、Microsoft 365アカウントにサインインして、OAuthで拡張機能を認証します。
  2. クライアント認証情報:拡張機能を認証する必要があるのは管理者だけです。管理者の認証を使用して、組織内で有効にしたユーザーについて、対応しているデータが同期されます。各ユーザーが個別にサインインしたり、拡張機能を認証したりする必要はありません。

SalesInboxの同期

既存の認証を取り消すと、現在のSalesInbox連携は無効になります。

OAuth認証が完了した後、管理者やユーザーがSalesInboxを再設定する必要はありません。拡張機能のスケジュール処理により、保持されている同期設定に基づいてメールの同期が自動的に再開されます。

移行時に別のMicrosoft 365アカウントを認証した場合、そのアカウントのメールが設定内容に従ってSalesInboxに同期されます。