1. Zoho CRMのキャンペーンタブとは?
Zoho CRM内のキャンペーンタブは、ビジネスにおけるマーケティングキャンペーンの計画と計測に役立ちます。Google広告や展示会、PRイベントやTVコマーシャル、紹介制度などのプロモーションは、オンラインやオフラインに関わらず、効果を出すために慎重に計画し、実行しなければなりません。キャンペーンタブはそういった場面において利用できます。例えば、予算、実際のコスト、期待される売上収益、期間などを元にキャンペーンを追跡することが可能です。
上記のデータがキャンペーンタブに記録されると、どのキャンペーンが最も収益を上げたのか、コストがかかりすぎたのか、ROI(費用対効果)はどうだったかといった分析レポートを作成できるようになります。
プロモーションキャンペーンの計画と実行においては、上記の通りキャンペーンタブがお使いいただけます。
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Zoho CRMのキャンペーンタブは、Zoho Campaignsとは異なります。
- Zoho CRMのキャンペーンタブが、全ての種類のマーケティングキャンペーンの計画と計測を目的としているのに対して、Zoho Campaignsはメールマーケティングに特化したサービスです。Zoho CampaignsをZoho CRMと同期することで、Zoho CampaignsからCRMの連絡先に対して簡単に一括メールを送付することができます。連携に関しては、こちらをご確認ください。
- 同期が有効になると、Zoho CRMのキャンペーンタブはZoho Campaignsで送信したメールの反応も計測できるようになります。
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2. キャンペーンの作成方法は?
以下の手順に沿って、簡単にキャンペーンを作成することが可能です。
- キャンペーンタブをクリックします。
- キャンペーンを作成ページから、キャンペーンの詳しい情報を入力します。(詳細はキャンペーンの標準項目をご参照ください)
- 保存をクリックします。
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3. 新しく作成したキャンペーンに既存の見込み客(連絡先)を紐付けるには?
以下の手順に沿って、既存の見込み客(連絡先)をキャンペーンに紐付けることが可能です。
- キャンペーンの詳細ページの関連リストでは、既に紐付けられている見込み客の情報があれば表示されています。
- 見込み客(連絡先)を追加するをクリックします。
- 見込み客(連絡先)を追加するページで、探したいレコードの検索条件を設定します。
- フィルターを適用するをクリックします。
- 検索結果に表示された見込み客(連絡先)の中から、キャンペーンに紐付けたいレコードをチェックして選択します。
- キャンペーン反応ステータスを、選択リストから決定します。保存するをクリックします。
- 選択したレコードがキャンペーンに紐付けられます。
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4. 既存の取引先をキャンペーンに紐付けるには?
以下の手順に沿って、既存の取引先をキャンペーンに紐付けることが可能です。
取引先タブにてルックアップ項目を作成します。すると、関連リストがキャンペーンタブに追加されます。
例:
項目名:キャンペーンソース(取引先タブ上で表示されます)
参照先のタブ:キャンペーン(このルックアップ項目から該当キャンペーンを選択することも可能です)
関連リスト名:取引先(関連リストはキャンペーンタブ上で生成されます)
より詳細な説明は、 カスタム項目の作成をご覧ください
取引先タブのルックアップ項目にて、追加したいキャンペーンを選択します。
- 取引先レコードを編集し、ルックアップからキャンペーンを選択します。保存をクリックします。
上記の取引先はキャンペーンに紐付けられます。 - キャンペーンタブで、上記にて取引先を紐付けたキャンペーンを開きます。
取引先の関連リストでは、紐付けた取引先の詳細情報が確認できます。
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5. その他の情報とキャンペーンを紐づけるには?
キャンペーンレコードの詳細ページで、登録されているキャンペーンの詳細情報が確認できます。
以下の手順に沿って、その他のレコードをキャンペーンに関連づけることが可能です。
- キャンペーンの詳細画面で、下記の情報を関連付けられます。
- 未完了の活動:新しいタスクや予定を追加できます
- 完了した活動:完了したタスクや予定を確認できます
- 見込み客:キャンペーンに関連付けられている見込み客を確認できます
- 商談:キャンペーンに関連付けられている商談を確認できます
- メモ・添付:メモやドキュメントファイルを添付できます
キャンペーンを作成した後に、タスクや予定、添付、見込み客、連絡先、商談などと関連付けを行う必要があります。
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6. 1日に何通までZoho CRMからメールを送信できますか?
1組織あたりのメール送信数の上限は、組織内で認証済のユーザー数の合計に応じて計算されます。
無料プランの場合、1日、1組織あたりの送信数の上限は以下の通りです。
4ユーザーまで:
50 通 × 認証済のユーザー数
4ユーザー以上:
200 通
なお、組織の標準時間にて午前12時から午後11時59分が1日としてカウントされます。
例えば、組織に2ユーザー存在するとします。この場合、組織で送信できるメール数の上限は、100通 (50通 x 2ユーザー)です。もし4名以上認証済のユーザーが存在する場合は、個別のメール送信数の上限は200通です。この数は決められた上限数です。
有料プランの場合、1日、1組織あたりの送信数の上限は以下の通りです。
300 通 × 認証済のユーザー数
無料プランと同様に、組織の標準時間にて午前12時から午後11時59分が1日としてカウントされます。
例えば、組織に5ユーザー存在するとします。この場合、組織で送信できるメール数の上限は、1500通 (300通 x 5ユーザー)です。
また、Zoho CRMの契約プランに応じて、一括メールの送信が可能です。1日あたりの一括メール送信数の上限には自動返信、メール送信の予約、マクロでのメール一括送信を含みます。
必要に応じて追加費用をお支払いいただくことで、1組織あたりの一括メール送信数を2250通まで引き上げることが可能です。ご希望の場合は、sales@zohocorp.comまでご連絡ください。
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7. 複数の連絡先に一括でメールを送る方法は?
Zoho CRMでは、ご契約中のプランに応じて一括メール送信件数の上限が決まります。
詳細は、こちらからZoho CRMのプランと機能をご確認ください。
また、一括でメールを送信する方法は、こちらのリンクをご確認ください。
Zoho CRMから一括メール送信を行う場合、以下のオプションが存在します。
オプション1 - 追加費用をお支払いいただくことで、1組織あたりの一括メール送信数を2250通まで引き上げることが可能です。ご希望の場合は、sales@zohocorp.comまでご連絡をお願いいたします。
オプション2 - 特定の条件が当てはまる連絡先へまとめて一括メール送信を行うことが可能です。例えば、2000件のアメリカの連絡先にメールを送信したい場合は、以下の手順を実施します。
連絡先タブに「メール送信ステータス」というカスタム選択リスト項目を作成します。選択肢は「送信済」と「未送信」とします。
メールを送信したい連絡先のみを絞り込むカスタムリストビューを作成します。検索条件は、一例として「国」を[アメリカ]、「メール送信ステータス」を[未送信]と設定します。
ご契約中のCRMプランに応じた件数で、リストビューから連絡先を選択してメールを送信することができます。
メールを送信したら、項目の一括更新機能を利用して「メール送信ステータス」項目の値を[送信]に変更します。この操作によってリストからメール送信済の連絡先を除外します。こういった方法で、同じ宛先に対して同一のメールを複数回送信してしまうことを回避できます。
オプション3 - Zoho Campaignsと連携することで、CRMの見込み客や連絡先に対してメールキャンペーンを送信することができます。また、送信したメールキャンペーン内のリンクのクリック数や、不達率などの計測が可能です。
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8. 異なるメールアドレスから、異なるキャンペーンを複数送信できますか?
異なるメールアドレスから、異なるキャンペーンを複数送信することは可能です。ただし、テンプレートを選択する際に、正しい差出人が選択されている必要があります。なお、こちらは一括でメールを送信する場合に限り可能です。
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9. 見込み客を変換する際、その見込み客に複数のキャンペーンが関連付けられていたらどうなりますか?
1人の見込み客に対して、複数のキャンペーンを関連付けることが可能です。その場合、見込み客を連絡先に変換するタイミングで商談を作成すると、関連付けられているキャンペーンの中から1件選択することができます。選ばれたキャンペーンは、関連キャンペーンとして商談に関連付けられます。なお、見込み客と関連づいていた全てのキャンペーンは、連絡先に関連付けられた状態に変換されます。
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10. 見込み客を複数のキャンペーンに関連付けられますか?
可能です。見込み客や連絡先は複数のキャンペーンに関連付けることができます。
以下にて手順を記載します。
- キャンペーンを関連付けたい見込み客のレコードを選択します。
見込み客レコードの詳細画面では、既に紐付けられているキャンペーンを確認することができます。
- キャンペーン名やステータス、開始日時、終了日時、売上の期待値や通貨をクリックすると、表示順の昇順・降順が変更され、レコードを並び替えることができます。
- 編集もしくは削除をクリックして、各キャンペーンの反応ステータスを更新したり、関連付けを削除することが可能です。
- キャンペーンを追加するをクリックします。
キャンペーンを見込み客に追加するページでは、以下を実施します。
- キャンペーン反応ステータスを選択リストから決定します。 キャンペーン反応ステータスのカスタマイズもご確認ください
- 見込み客に関連付けたいキャンペーンのチェックボックスを選択します。Select the checkbox(es) of the campaigns that you want to associate to the lead.
- 次に追加:見込み客をクリックします。
同様の手順で、連絡先をキャンペーンと関連付けることが可能です。
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11. キャンペーンタブからデータを外部にエクスポートする方法は?
以下の手順に沿って、キャンペーンタブからデータをエクスポートしてください。
- 設定>データ管理>エクスポートに遷移します。
- データをエクスポートページにて、キャンペーンタブを選択します。
- エクスポートするをクリックします。全てのレコードがローカルディスクにCSV形式でダウンロードされます。
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12. 広告キャンペーンにてROIはどのように計算されますか?
ROIは以下の公式で算出されます。
ROI = (売上-実際の費用)/実際の費用
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14. 特定のキャンペーンに見込み客を紐づける方法は?
以下の手順で特定のキャンペーンに見込み客を関連付けます。
1. 見込み客レコードを開きます。
2. 関連リスト内でキャンペーンを追加するをクリックします。
3. 見込み客と関連付けたいキャンペーンを選択します。
![](https://desk.zoho.com/DocsDisplay?zgId=4241905&mode=inline&blockId=3o2eb153415374b6a4587873ba1ec101ca34a)
4. 次に追加:見込み客をクリックします。
同様の手順で、連絡先をキャンペーンに関連付けることが可能です。
こちらの質問集が皆様のお役に立てばと存じます。
ご不明な点がありましたら、こちらからご連絡ください。解決に向けて専門の担当者がサポートさせていただきます。
なお、下記のレーティングにもご協力いただけますと幸いです!