Zoho CRMにGoogle 広告データを保有することで、以下のことが可能になります:
Googleは、広告のクリックごとにGoogleクリックID(GCLID)を生成します。このIDは、広告のキャンペーン、キーワード、広告グループなどに関連する情報を処理します。では、このデータはZoho CRM内でどのように収集されるのでしょうか。
広告がクリックされると、GCLIDが作成されます。広告が接続されているWebフォームにユーザーが入力すると、GCLIDとWebフォームの詳細の両方がZoho CRMデータベースに送信されます。この時点で、フォームに入力された詳細情報を使用して見込み客/連絡先が作成されますが、GCLIDからの詳細は、これらの見込み客/連絡先に関連付けされません。
Google 広告でクリックの詳細を処理するには、広告のクリック後4~6時間かかります。広告のクリックで生成されたGCLIDと、CRMに追加された見込み客は、48〜72時間ごとに関連付けされ、その後Google 広告データがZoho CRMの各データに追加されます。
見込み客が広告をクリックしてWebフォームを送信すると、Zoho CRMに新しい見込み客/連絡先が、見込み客/連絡先情報と共に作成されます。この方法で生成されたデータのGCLID値は、
[Google 広告情報]
セクションにあります。Google 広告で生成されたデータは、標準ビュー
[Google 広告コンバージョンのエクスポート]
で表示できます。また、カスタムビューを作成して、特定のデータを除外することもできます(
関連項目:
リストビューの管理
)。
Google 広告を通じてZoho CRMに追加された見込み客/連絡先は、GCLIDによって取得された詳細が記録されます。これには、クリックタイプ、広告ネットワーク、キーワード、デバイスの種類などが含まれます。このデータは、データ作成から約48〜72時間後に[Google 広告情報]セクションで更新されます。
見込み客の商談化時は、Google 広告データが、新しく作成された連絡先と商談に転送されます。また、連絡先に関連付けられた別の商談が作成されると、同じGoogle 広告の詳細が新しい商談にも送信されます。
データの詳細ページでGoogle 広告データを表示するには
連携が設定されると、[Google 広告]という新しいタブが追加されます。[Google 広告]タブでは、Google 広告クライアントアカウントと、関連付けられたキャンペーン、広告グループ、広告、キーワードの詳細を表示できます。また、コンバージョンのインポートエラー(データがGoogle 広告に送信されなかったデータの一覧)の追跡もできます(
関連項目:
コンバージョンのインポートエラー
)。
Zoho CRMのGoogle 広告データを表示するには
Zoho CRMでは、デバイス別見込み客、キャンペーン別商談ステージ、業種別Googleキャンペーンなど、初期設定で7種類の標準レポートを提供しています。これらの標準レポートは、Google 広告のさまざまなパラメーターや成果を追跡するのに役立ちます。受注した商談から実際の投資利益率(ROI)を確認し、キーワードを試して、Google 広告への投資戦略を容易に構築できます。また、Zoho CRM内のGoogle 広告情報に関する組織の要件に応じて、新しいレポートを作成することもできます(
関連項目:
レポートの生成
)。
Google 広告のレポートを表示するには
レポートを図で表すダッシュボードは、初期設定で、Zoho CRMのすべての定義済みレポートでも利用できます。Google 広告指標のダッシュボードは、2次元や3次元のグラフ、棒グラフなどを表示できます。
Google 広告のダッシュボードを表示するには
Google 広告連携を設定すると、[Google 広告]という新しいタブが使用可能になります。Zoho CRMアカウントの他のユーザーに対して、このタブを有効または無効にできます。
ユーザーの[Google 広告]タブを有効/無効にするには
Google 広告連携を無効にすると、次の機能が使用できなくなります:
Google 広告連携を無効にするには
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