IMAPアカウントの設定

IMAPアカウントの設定

削除ポリシー
Zohoの削除ポリシーの一環として、以下の場合にはIMAP同期が一時停止します:
  1. IMAP経由で同期されたメールが、一か月以上開封されていない場合
  2. ユーザーが、5か月以上サービスを利用していない場合
上記の場合に、以下の処理が実行されます:
  1. メール設定が無効化されます:メールの同期が一時停止し、Zoho CRM内に保存または処理されているメールが削除されます。
  2. SalesInboxが無効化されます

IMAPは、Zoho CRMでメールアカウントを設定する際のメールプロトコルです。IMAPにはさまざまなメリットがありますが、その中でも最も大きなメリットは複数デバイス間での同期が可能になることです。つまり、自分のメールの活動をデスクトップPC、ノートPC、スマートフォン、タブレットなどと同期できます。Zoho CRMを使用すると、一般的なIMAP連携方法から選択、または独自メール連携を設定できます。

利用条件  

必要な権限
メール連携に関する権限を持つユーザーが、IMAP連携を設定できます。
 

IMAPアカウントの設定

IMAPアカウントの1つを追加するには 

  1. Zoho CRMで [設定] > [チャンネル] > [メール] に移動します。
  2. [メール] ページの [人気のメールサービス] から1つ選択します。



  3. [IMAP] をクリックします。



  4. サインインのポップアップで、 [メールアドレス] を入力し、 [次へ] をクリックします。
    アカウントを持っていない場合は、 [アカウントの作成] をクリックします。



  5. [パスワード] を入力して [許可] をクリックすると、Zohoがご利用中のアカウントにアクセスできるようになります。
    ご利用中のメールアカウントで2段階認証を有効にしている場合は、IMAP設定で、通常のメールパスワードではなく、アプリ専用パスワードを入力する必要があります。 
  6. [続ける] をクリックします。
  7. 必要に応じて、 [追加] リンクをクリックして [送信者アドレス] を追加します。



  8. [サーバーの詳細] をクリックすると、受信メールサーバーと送信メールサーバーの設定が表示されます。
    一般的なIMAP連携のいずれかを選択すると、 [サーバーの詳細] が自動的に入力されます。

  9. [メールの共有設定] を選択します。 

                       
メモ 
  • IMAPアカウントを設定すると、既存のメールが同期されたときに確認メールが送信されます。
  • SMTPサーバーが送信メールのコピーの保存に対応していない場合、 「サーバー上に送信メッセージを保管する」 オプションにチェックを入れると、受信ボックスに送信メールのコピーを保管できます。



アプリ専用パスワードの生成 

2段階認証は、すべての主要なメールクライアントが提供するサービスで、ユーザーのメールボックスに対して追加のセキュリティ対策として機能します。メールアカウントで2段階認証が有効になっている場合、アカウントにアクセスするには、ユーザー名とパスワードだけでなく、メールアカウント所有者の登録済み携帯電話番号に送信される一意のパスコードも求められます。この認証方式により、他人によるメールアカウントへの不正アクセスが困難になります。

Zoho CRMで設定するメールアカウントで2段階認証サービスが有効になっている場合、通常のメールアカウントのパスワードではなく、メールアカウントのアプリ専用IMAP設定用パスワードを入力する必要があります。一般的に使用される各種メールクライアント用にアプリ専用パスワードを生成する手順は、次のとおりです。

Zoho Mailアカウントの場合

Zoho CRMでIMAPを使用してZoho Mailアカウント(2段階認証を有効化済み)を設定する場合は、次の手順に従ってZoho Mailアカウント用のアプリ専用パスワードを生成します。 

Zoho Mailアカウント用のアプリ専用パスワードを生成するには
  1. Zohoアカウントにサインインします。
  2. [セキュリティ] >   [アプリ専用パスワード] に移動します。
  3. [新しいパスワードを生成する] をクリックします。




  4. [アプリ専用パスワード] ポップアップで、 アプリ名 を入力して、 [生成] をクリックします。



  5. アプリ専用パスワード をコピーします。
    パスワードは1回だけ表示され、再表示されません。



  6. アプリを使用しなくなった場合や、アプリケーションへのアクセス権を削除する場合は、パスワードを 削除 できます。 

Gmailアカウントの場合

Zoho CRMでIMAPを使用してGmailアカウント(2段階認証を有効化済み)を設定する場合、次の手順に従ってGmailアカウントのアプリ専用パスワードを生成します。 

  1. Googleアカウントにサインインします。
  2. [アプリ パスワード]ページにアクセスします。
  3. [アプリの選択] 一覧で [その他] を選択します。
  4. たとえば「 Zoho CRM用IMAP 」などの名前を入力します。



  5. [生成] をクリックします。
     


  6. 生成された一意のアプリ専用パスワードをコピーして、Zoho CRMのIMAP設定用のパスワードテキストボックスに貼り付けます。
    デバイスを使用しなくなった場合や、アプリケーションへのアクセス権を削除する場合は、パスワードを無効にすることができます。



Outlookアカウントの場合

Zoho CRMでIMAPを使用してOutlookアカウント(2段階認証を有効化済み)を設定する場合、次の手順に従ってOutlookアカウントのアプリ専用パスワードを生成します。 

  1. この リンク からOutlookアカウントにサインインします。
  2. [アプリ パスワード]で、 [新しいパスワードの作成] をクリックします。



  3. 生成された一意のアプリ専用パスワードをコピーして、Zoho CRMのIMAP設定用のパスワードテキストボックスに貼り付けます。



Office 365アカウントの場合

Zoho CRMでIMAPを使用してOffice 365アカウント(多要素認証を有効化済み)を設定する場合は、次の手順に従ってOffice 365アカウントのアプリ専用パスワードを生成します。 

メモ 
  • Office 365アカウントのアプリ専用パスワードを生成するには、管理者がユーザーアカウントで多要素認証を有効にしている必要があります。
  • アプリ専用パスワードを初めて生成するとき、確認のために電話番号を入力するよう求められます。それ以降、Office 365用にアプリ専用パスワードを生成する場合には電話番号の確認は必要ありません。

Office 365用のアプリ専用パスワードを生成するには 

  1. Office 365アカウントにサインインします。
  2. [設定] > [追加のセキュリティ確認] に移動します。
  3. 下の図のように、サブセクションをクリックします。



  4. [アプリ パスワード] オプションをクリックします。



  5. [アプリ パスワードの作成] ポップアップで、パスワードのIDを入力します。
    これは、生成した理由を覚えておくためのものです。



  6. [次へ] をクリックします。
  7. [あなたのアプリ パスワード] が表示されます。



    生成された一意のアプリ専用パスワードをコピーして、Zoho CRMのIMAP設定用のパスワードテキストボックスに貼り付けます。
                        

Yahooメールアカウントの場合

Zoho CRMでIMAPを使用してYahooアカウント(2段階認証を有効化済み)を設定する場合、次の手順に従ってYahooアカウントのアプリ専用パスワードを生成します。 

  1. Yahooメールアカウントにサインインします。
  2. [Settings] (設定)   > [Account info] (アカウント情報)に移動します。



  3. Account Info(アカウント情報)ページで、[Account security](アカウントのセキュリティ)を選択します。
  4. [Two-step Verification] (2段階認証) で、 [Generate app password] (アプリパスワードの生成)をクリックします。



    アプリ専用パスワードを生成するには、2段階認証が有効である必要があります。

  5. [Select App] (アプリの選択)一覧から[Other](その他)を選択し、アプリの名前を入力します(例:「Zoho CRM用IMAP」などと)。



  6. [Generate] (生成)  をクリックします。



  7. 生成された一意のアプリ専用パスワードをコピーして、Zoho CRMのIMAP設定用のパスワードテキストボックスに貼り付けます。

独自のIMAPアカウントの設定

独自のIMAPアカウントを追加するには

  1. Zoho CRMで [設定] > [チャンネル] > [メール] に移動します。
  2. [メール設定] ページで、 [独自のメール連携] [IMAP] をクリックします。



  3. [IMAP連携] ページで、必要な詳細情報を入力します。
    1. [受信サーバー名] [ポート] [メール アドレス] [パスワード] を入力します。 
    2. [送信 サーバー 名] [ポート] [メールアドレス] [パスワード] を入力します。 
    3. [続ける] をクリックします。



  4. 受信サーバーと送信サーバーの情報が同じ場合は、 [送信サーバーと同じ認証情報を使用] チェックボックスをオンにします。 
  5. 必要に応じて、 [追加] リンクをクリックして [送信者アドレス] を追加します。
  6. [サーバーの詳細] をクリックすると、受信メールサーバーと送信メールサーバーの設定が表示されます。
    一般的なIMAP連携のいずれかを選択すると、 [サーバーの詳細] が自動的に入力されます。
  7. [メールの共有の権限] を選択します。



メールの表示

IMAPアカウントが設定されると、送受信したメールは、[メール]の関連リストでZoho CRMの見込み客/連絡先に関連付けられます。関連付けられるメールには、見込み客/連絡先の メインの メールアドレスと サブのメール アドレスに送信されたメールが含まれます。この関連リストのメールは、IMAPアカウントの設定時にメールアカウントを共有したユーザーで並べ替えることができます。一覧から [すべて] を選択するか、特定のユーザーを選択して、メールを表示できます。 [すべて] のメールを表示するオプションは、IMAP設定でのみサポートされることに注意します。

見込み客/連絡先のメールを表示するには

  1. [見込み客] / [連絡先] タブに移動します。
  2. タブ内のデータをクリックします。
  3. [メール] の関連リストで、選択リスト項目から目的のIMAP共有ユーザーを選択します。
    IMAPで送信されたメールが表示されます。



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