Zoho Mailアドオン

Zoho Mailアドオン

概要

Zoho Mailアドオンは、Zoho CRMにおいて顧客情報と連動する形でメールを利用するための機能です。Zoho Mailアドオンを使用すると、Zoho CRMに登録されている見込み客や連絡先とのメールの送受信が可能になります。また、そのメールの送受信の履歴を、見込み客や連絡先、商談のデータに関連付けて、まとめて管理できます。

利用条件 

必要な権限
Zoho Mail連携の権限を持つユーザーが、この機能を利用できます。


メリット

  1. Zoho CRM内のすべての顧客情報とメールのやりとりを一元化できます。
  2. 顧客とのメールのやりとりの履歴を、Zoho CRM内のデータ(見込み客、連絡先、商談)に関連付けて管理できます。
  3. 顧客とのメールのやりとりを組織内で共有できます。
  4. Zoho CRMと、普段使用しているメールアプリ(POP3/IMAP対応のメールクライアント)のどちらからでもメールを送受信できます。


主な機能

  1. Zoho CRM内に[メール]タブを追加
  2. Zoho CRMの画面からメールを送受信
  3. 顧客とのメールのやりとりを組織ユーザーと共有(特定のデータに関するメールのみを共有するか、すべてのデータに関するメールを共有するか選択可能)
  4. メールのやりとりをスレッド形式(ツリー形式)で表示
  5. 見込み客や顧客からの受信メールに関する通知
  6. 自社で利用中のメールアカウントとの連携(POP3とIMAPの両方に対応)
メールアカウントの設定においては、一般的によく利用されているメールサービス/アプリを選択するか、自社で運用しているメールアカウントへの接続情報(POP3またはIMAP)を入力します。一般的によく利用されているメールサービス/アプリについては、専用の連携機能が用意されており、かんたんに設定できます(Zoho Mail、Gmail、Yahoo! Mail、Microsoft Outlook、Microsoft 365など)。また、それらのサービス/アプリ以外を利用している場合は、POP3またはIMAPの接続情報を使用して、任意のメールアカウントを設定できます。

Zoho Mailのメール画面からZoho CRMへのデータの追加

Zoho Mailでは、メールのやりとりから送信者の情報を収集し、Zoho CRMアカウントに保存できます。たとえば、見込み客からメールを受信した際に、見込み客情報をZoho CRMに手動で登録する手間を減らすことが可能です。具体的には、Zoho Mailのメール画面から、送信者の名前やメールアドレスなどの情報を見込み客データとして、Zoho CRMに追加できます。また、Zoho CRMにデータがすでに登録されている見込み客/連絡先からメールを受信した場合、フォローアップ用のタスク、予定、通話やメモを追加したり、商談を作成して関連付けたりすることも可能です。なお、この機能を利用するには、Zoho Mailアドオン(メール設定)の有効化が必要です。
メモ:Zoho Mailのメール画面でZoho CRMとの連携を設定するには、画面右側にある(連携ウィジェット)アイコンをクリックします。  

Zoho Mailのメール画面からの見込み客/連絡先の追加

Zoho CRMに未登録のメールアドレスからメールを受信した場合、メールに記載された情報をもとにZoho CRMに見込み客または連絡先を追加できます。

メールの情報をもとにZoho CRMに見込み客/連絡先を追加するには
  1. Zoho CRMで、[セールスインボックス]タブをクリックします。または、Zoho Mail(https://mail.zoho.com)にアクセスして、[メール]画面を開きます。以下は、Zoho Mailの画面からの操作手順です。
  2. 受信トレイで、対象のメールを開きます。
  3. 差出人名をクリックし、メニューの一覧から[CRM情報を表示する]を選択します。

  4. Zoho CRMの情報の表示欄で、[見込み客]または[連絡先]を選択します
    (選択内容に応じて、差出人の情報がZoho CRMに見込み客または連絡先として追加されます)。
  5. [姓][名][電話番号][会社]などの詳細を入力します。
    メール内に記載されている情報については、対応する項目に値が自動的に入力されます。
  6. 保存ボタンをクリックします。

メール画面からのタスク/予定/通話/メモ/商談の関連付け

受信したメールの差出人メールアドレスをクリックして[CRM情報を表示する]メニューを選択した際に、該当のメールアドレスがZoho CRM内に見込み客または連絡先として登録済みの場合、その情報が表示されます。必要に応じて、該当の見込み客/連絡先に関するタスク、予定、通話やメモを追加できます。また、連絡先に対しては商談を追加することも可能です。

タスク/予定/通話/メモ/商談を追加するには
  1. Zoho CRMで、[セールスインボックス]タブをクリックします。または、Zoho Mailの[メール]画面を開きます。以下は、Zoho Mailの画面からの操作手順です。
  2. 受信トレイで、対象のメールを開きます。
  3. 差出人名をクリックし、メニューの一覧から[CRM情報を表示する]を選択します。

  4. Zoho CRMの情報の表示欄で、活動欄にある[+ タスク][+ 予定][+ 通話]のいずれかをクリックします。または、[メモ]欄または[商談]欄で新しいデータの作成メニューをクリックします。
    なお、商談の作成は、連絡先の場合のみ可能です(見込み客の場合はできません)。
  5. 必要な詳細を入力し、保存ボタンをクリックして追加します。

POP3でのメールアカウントの設定(旧バージョン)

Zoho CRMにおけるPOP3でのメールアカウントの設定機能が新しくなりました。新しい機能は現在、一部のアカウントでのみ利用できますが、他のアカウントでも段階的に利用可能になります。詳細は、こちらをご参照ください。

メールのデータの削除と保持のポリシーに関する注意事項

Zoho CRMにおけるメールのデータの削除(クリーンアップ)と保持のポリシーに基づいて、以下の場合には、IMAP/POP3のメールの同期が一時停止し、Zoho CRMに保存されているメールの設定情報が削除されます。
  1. 過去3か月間にZoho CRMからメールを送信していない場合で、かつ、設定済みのメールアドレスで受信したメールを過去6か月間にクリック/開封/返信していない場合
  2. Zoho CRMの有料プランのライセンス期限の終了後、1か月以上経過した場合
  3. Zoho CRMの無料試用期間の終了後、1か月以上経過した場合
メモ:メールアカウントへの接続方法(IMAP/POP3)を再設定することで、削除されたメールのデータをすべて再取得することは可能です(ただし、メールサーバー上にメールのデータが残っている場合に限ります)。

POP3でのメールアカウントの設定  

Zoho CRMで使用するメールアカウントとしては、Zoho Mailアカウントまたは外部サービスのメールアカウントを、「POP3」の方式(プロトコル)で設定できます。

ただし、外部サービスのメールアカウントを設定する場合でも、Zoho Mailアカウントが必要です。これは、Zoho CRMでのメールの取得と表示に、Zoho Mailが使用されるためです。POP3でのメールアカウントの設定手順は、Zoho Mailアカウントに登録済みかどうかによって異なります。以下、それぞれについて説明します。
  • Zoho Mailアカウントに登録済みの場合は、POP3設定の下に既存のメールアカウントが表示されます。
  • Zoho Mailアカウントに未登録の場合は、Zoho CRMからアカウントを作成するように求められます。Zoho Mailへのアカウント登録が完了すると、POP3設定の下にこの新しいメールアカウントが追加されます。
Zoho Mailアカウントを作成すると、POP3アカウントの設定で複数のメールアカウント(Zoho Mailまたは外部サービス)を追加できます。ただし、一度に有効にできるメールアカウントは1件のみですのでご注意ください。


メールアカウントをPOP3で設定するには

  1. [設定]→[チャネル]→[メール]の順に移動します。
  2. [メール設定]→[メール]の画面で、[利用を開始する]→[他のメールサービス]→[POP連携]→[設定する]の順にクリックします。
  3. 設定画面で、次の詳細情報を入力します。
    1. [表示名]:メールアカウントの表示名を入力します。
    2. [メールアドレス/ユーザー名]:設定するメールアドレスを入力します。
    3. 受信サーバー:メールの受信サーバーを入力します(例:Zoho Mailの場合は「pop.zoho.com」、Gmailの場合は「pop.gmail.com」)。
      組織で利用しているメールサーバーの詳細が不明な場合は、組織のシステム管理者にお問い合わせください。
    4. ポート番号:ポート番号を選択します(例:995)。
    5. 必要に応じて、[SSL]を選択します。
    6. ユーザー名:対象のメールアカウントのユーザー名またはメールアドレスを入力します。
    7. パスワード:設定するメールアドレスのパスワードを入力します。
      アカウントで2段階認証を有効にしている場合は、通常のパスワードではなく、アプリ専用のパスワードを入力する必要があります。
    8. 必要に応じて、[送信メールサーバーに同じ認証情報を使用する]のチェックボックスを選択します。
      送信メールサーバーの詳細が自動入力されます。自動入力しない場合は、チェックボックスを選択せずに、送信メールサーバーの詳細を入力します。
    9. 標準のメッセージ設定:サーバー内のメールを削除するタイミングを選択します(メールを残す、受信時に削除する、指定期間後に削除する、Zoho CRMでの削除時に削除する)。

  4. 管理者が設定したメール共有の権限を確認し、[アカウントを追加する]をクリックします。
    管理者が[メール共有の権限]を[ユーザーによる選択]に設定している場合は、こちらで設定可能です

    関連情報:メール共有の権限)。
メモ:
  1. POPでのGmailアカウントを設定して利用するのがZoho Mailのみの場合は、[ユーザー名]にはメールアドレスをそのまま入力します(例:username@gmail.com)。
  2. POPでのGmailアカウントを複数のメールクライアントで設定して利用する場合は、ユーザー名の前に「recent:」という表記を先頭に追加する必要があります(例:recent:username@gmail.com)。さらに、[標準のメッセージ設定]では[サーバー内にメールを残す]を選択する必要があります。なお、上記の設定(ユーザー名の前に「recent:」という表記を先頭に追加する設定)は、Gmailでのみ有効です。他のサービスでは同様の設定を行っても同じようには機能しません。

POP3アカウントのパスワードの変更  

Zoho CRMから直接、POP3アカウントのパスワードを変更できます。ただし、変更した場合は、Zoho Mailの[設定]でも同様にPOP3アカウントのパスワードを更新する必要があります。正しいパスワードが設定されていない場合、Zoho Mailアカウントを通じてメールを取得できなくなりますのでご注意ください。

メール受信用のパスワードを変更するには

  1. Zoho CRMにサインインして、[メール]タブをクリックします。
    または、Zoho Mail(https://mail.zoho.com)にアクセスして、[メール]画面を開きます。
  2. [設定]→[メール]→[メール設定]→[メール]の順に移動します。
  3. 対象のメールアカウントの受信サーバーの設定で、[パスワード]の横にある編集アイコンをクリックします。
  4. 新しいパスワードを指定し、[保存する]をクリックします。
メール送信用のパスワードを変更するには
  1. Zoho CRMにサインインして、[メール]タブをクリックします。
    または、Zoho Mail(https://mail.zoho.com)にアクセスして、[メール]画面を開きます。
  2. [設定]→[メール]→[メール設定]→[メール]の順に移動します。
  3. 対象のメールアカウントの送信サーバーの設定で、[パスワード]の横にある編集アイコンをクリックします。
  4. 新しいパスワードを入力し、[保存する]をクリックします
関連情報:IMAP/POP連携の設定に関するトラブルシューティング)。

Gmail連携

Gmailは、世界で最も利用者の多いWebメールサービスです。個人でも法人でも利用できます。Zoho CRMとGmailを連携すると、Gmailアカウント内のメールをZoho CRMに取り込んで、顧客情報と関連付けることが可能です。メール取得の方式としては、POPとIMAPのいずれも設定可能です。
Gmail連携の設定手順は次のとおりです。
  1. Gmailの設定で他のメールサービス/クライアントからのアクセスを有効にする
  2. Zoho CRMでメールアカウントを設定する
  3. メール共有の権限を設定する

Gmailの設定で他のメールサービス/クライアントからのアクセスを有効にする  

Gmailの設定で他のメールサービス/クライアントからのアクセスを有効にするには(以下は、POPの場合の手順です)
  1. Gmailアカウントにサインインします。
  2. (設定)アイコンをクリックして、[設定]を選択します。
  3. [設定]ページで、[メール転送と POP/IMAP]をクリックします。
  4. [すべてのメールで POP を有効にする]または[今後受信するメールで POP を有効にする]を選択します。
  5. POPを通じたアクセスによりメール(メッセージ)が取得された後、該当のメールをサーバーに残すかどうかを選択します。Zohoとの連携においてはZohoがPOPクライアントとして機能しますが、この設定では、Zohoによってメールが取得された後にGmailのサーバーに該当のメールをGmailのサーバーに残すかどうかを指定します。
  6. [変更の保存]をクリックします。
Gmail内のメールをPOP方式で取得する際の設定情報

Zoho CRMにおいて、POP方式(プロトコル)でGmailアカウント内のメールにアクセスするための設定を行う際に必要な情報は、以下のとおりです。

項目

受信メールサーバー名

pop.gmail.com

送信メールサーバー名

smtp.gmail.com

受信ポート番号

995

送信ポート番号

465

通信の暗号化(SSL)

ユーザー名

username@gmail.com

POPアカウントの設定  

Zoho CRMでPOPアカウントを設定するには
  1. Zoho CRMアカウントにサインインします。
  2. [設定]→[チャネル]→[メール]→[メール設定]→[メール]の順に移動します。
  3. メールアカウントの設定画面で、[設定する]をクリックします。
  4. メールアカウントの設定画面で、メールアカウントの追加用リンクをクリックします。
  5. Zoho MailのPOP3設定ページで、[POPアカウントを追加する]をクリックします。
  6. POP3アカウントの設定情報を入力します。設定情報については、このページ内の上記の表をご参照ください。
  7. メールアカウントの詳細を認証するには、アカウントのテスト用リンクをクリックします、受信サーバーを確認します。
  8. 上記の手順の完了後、アカウントの作成用リンクをクリックします。
    メールアカウントが設定されます。必要に応じて、このアカウントを標準のメールアカウントとして有効にすることもできます。
  9. [保存する]をクリックします。
メモ:
  1. POPでのGmailアカウントを設定して利用するのがZoho Mailのみの場合は、[ユーザー名]にはメールアドレスをそのまま入力します(例:username@gmail.com)。
  2. POPでのGmailアカウントを複数のメールクライアントで設定して利用する場合は、ユーザー名の前に「recent:」という表記を先頭に追加する必要があります(例:recent:username@gmail.com)。また、メールの削除に関する設定において、サーバー内にメールを残すように設定する必要があります。これにより、複数サービスやクライアントから同じGmailアカウント内のメールにアクセスしても、すべてのメールが共通的に取得可能になります。なお、上記の設定(ユーザー名の前に「recent:」という表記を先頭に追加する設定)は、Gmailでのみ有効です。他のサービスでは同様の設定を行っても同じようには機能しません。

メール共有の権限設定  

メール共有の権限を設定するには
  1. [設定]→[チャネル]→[メール]→[メール設定]→[メール]の順に移動します。
  2. メールアカウントの設定画面で、次の手順を実行します。
    1. Zoho CRMに設定する対象のメールアカウントを選択します。
      設定済みのメールアカウントが一覧に表示されます。
    2. [メール共有の権限]で、メール共有の範囲を、[非公開]、[公開](組織全体に共有)、[個別指定]から選択します
      関連情報:メール共有設定)。
    3. [詳細設定]で、必要に応じて、[顧客とのメールをZoho Mailで集約/抽出できるようにする]のチェックボックスを選択します。この設定を有効にすると、顧客(見込み客、連絡先)から受信したすべてのメールを集約/抽出できます。顧客とのメールを特定のフォルダーに集約するか、顧客とのメールに特定のラベルを付けて抽出することが可能です
      関連情報:メールマグネット)。
  3. [保存する]をクリックします。

  

Zoho Mailアドオンのエラーメッセージ 

Zoho Mailアドオンの設定時に表示される可能性のあるエラーメッセージは、次のとおりです。
  1. Mail Box (your mail ID) you have configured earlier is not reachable. Please select a new "Mail Box".(設定済みのメールアカウントの受信トレイにアクセスできません。新しい「受信トレイ」を選択してください。)
    このメッセージが表示される理由の1つに、Zoho Mail設定[設定] > [個別設定] > [自分の設定])で、初期設定のメールアドレスを変更した場合があります。
メモ:Zoho Mailの標準アカウントのメールアドレスと、Zoho CRMのZoho Mailアドオンのメールアドレスは同じものにする必要があります。
  1. The Zoho Mail server is currently unavailable.Please try after a while.(現在、Zoho Mailサーバーは利用できません。しばらく経ってから再度お試しください。)
    メールサーバーにアクセスできない場合、メールは表示されません。この場合は、しばらく経ってから再度アクセスしてください。
  1. Your account status in Zoho is still not confirmed.(Zohoアカウントの認証が完了していません。)
    Zohoアカウントの登録時のメールアドレス認証が完了していない場合、メールは表示されません。次の手順に従って、アカウントを認証します。
    1. Zohoアカウント(http://accounts.zoho.com/)にアクセスして、[プロフィール]→[メールアドレス]→[自分のメールアドレス]の順に移動します。
    2. 認証メールの再送信用アイコンをクリックします。
    3. 受信したメールを確認し、認証用リンクをクリックします。
    4. Zoho Mail(mail.zoho.com)にアクセスして、メールアカウントを有効にします。
    5. Zoho CRMでメールアカウントを設定します。
  1. Your email is queued in Zoho Mail - Outbox(Zoho Mailの送信トレイでメールの送信が保留になっています)
    送信トレイの設定により、Zoho Mailからメールを送信する前に、指定した時間でメールの送信を保留できます。送信トレイ機能を有効にすると、数分後に、送信済みのメールがデータの詳細ページの[メール]の関連リストに表示されます。