どのデータが重複しているかが分からない場合、[重複データの一括検索と統合]機能を使用することで、重複データを 自動的に 検索して統合できます。なお、重複チェックの基準にした項目の値が同じでも他の項目の値が異なる場合、手動で不整合を解消してから、データを統合する必要があります。
以下の画像の例を見てみましょう。この例では、[メール](メールアドレス)項目の値をもとに重複をチェックしています。[メール]項目も含めてすべての項目の値が完全に一致する重複データが2件、[電話番号]項目と[会社]項目の値のみ異なる重複データが1件あります。この場合、[重複データの一括検索と統合]の実行時に、前者の2件の重複データは自動的に統合されます。一方、後者の1件の重複データについては自動で統合されず、項目値の不整合を解消するよう通知されます。その後、項目値の不整合を解消すると、重複データは統合されます。
この機能は、[見込み客]、[取引先]、[連絡先]、[商談]、[仕入先]の各タブと、カスタムタブにおいてのみ利用可能です。
重複データの一括検索と統合の処理では、重複データのうちの1件が[統合先データ](基準にするデータ)として設定されます。統合先データは、データに関して行われた操作の新しさに基づいて選択されます。統合先データは自動で選択され、手動では変更できません。たとえば、5件のデータに対して重複データの一括検索と統合を実行する場合、一番最後に更新などの操作が行われたデータが「統合先データ」として自動で設定されます。
重複データの一括検索と統合時の「不整合」とは、重複データとして抽出されたデータにおいてすべての項目の値が同じではないため、自動統合できない状態を指します。重複チェックの基準にした項目の値が同じため、重複の可能性があるデータとして表示されますが、値が異なる項目もあるため、統合して良いかどうかや、統合する場合にどの値を残すかの確認が必要です。たとえば、[電話番号]項目以外の項目の値がすべて一致している見込み客データが2件あるとします。この場合、2件のデータを統合する場合、どちらかの[電話番号]項目の値を適用することになりますが、これはシステムでは判断できません。したがって、ユーザーが手動でどちらかの項目値を選択し、不整合を解決することで、重複データを統合できます。重複データの一括検索と統合時の不整合を解消するには、2通りの方法があります。
[不整合を解消する]をクリックすると、 重複データの一括検索と統合 の設定画面が表示されます。こちらで、重複チェックで抽出されたそれぞれのデータにおける項目の値と重複件数が表示されます。各データの [表示する] をクリックすると、項目値が重複しているデータの詳細を確認できます。
なお、一覧の上部にある[電話番号]/[メール]/[会社]などの項目名タブを切り替えると、それぞれの項目の値に基づく重複データの検索結果を確認できます。
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