「営業時間」として組織の業務時間を設定できます。通常、営業時間は組織の所在地のタイムゾーンに基づいて設定されます。ただし、組織の拠点が複数の国や地域にある場合、本社の営業時間を組織全体に適用すると、本社以外の拠点のタイムゾーンに合わない可能性があります。これを避けるために、Zoho CRMではタイムゾーンごとにシフト時間を作成できます。
たとえば、米国に本社のある組織の営業時間が、米国のタイムゾーンの午前9時~午後5時であるとします。さらに、この組織が事業を拡大して、ヨーロッパ、日本、インドなどにも拠点を作り、各国のタイムゾーンで業務を行う場合には、それぞれのタイムゾーンについてシフト時間を作成できます。同様に、組織内のユーザーが異なる時間帯(午前シフト、午後シフトなど)で勤務している場合、それぞれの勤務時間についてシフト時間を作成できます。また、さまざまな場所ごとに休日リストを作成し、シフト時間に関連付けることもできます。
営業時間を使用して、組織の業務時間を設定できます。組織の業務時間に応じて、24時間x週7日、24時間x週5日のいずれかを選択するか、個別に指定して、営業時間を設定できます。また、曜日ごとに業務時間が異なる場合は、要件に合わせて営業時間をカスタマイズできます。
営業時間を設定するには
異なるタイムゾーンまたは時間帯で業務を行うユーザーのシフトを作成できます。たとえば、米国の顧客に対応するユーザーには、米国のタイムゾーンのシフトを作成して割り当てることができます。また、必要に応じて、ユーザーのシフトを別のシフトに変更することも可能です。その場合、ユーザーに別のシフトをすぐに適用するか、後日適用するかを選択できます。後日適用する場合は、6か月以内の任意の日付を選択して予約できます。
A)シフトを作成するには
B)シフトを割り当てるには
シフトごとに休憩時間を追加できます。これにより、シフト中でユーザーが対応できない時間を確認できます。これは、ユーザーの勤務時間に応じて予定を調整するのに役立ちます。また、休憩時間に該当する時間帯に予定を作成しようとすると、ユーザーの休憩時間であることが通知されます。
シフト時間の設定と同様に、毎日同じ休憩時間にするか、曜日ごとに異なる休憩時間にするかを選択できます。休憩時間の設定にあたっては、次の点にご注意ください:
休憩時間を追加するには
Zoho CRMでは、国や地域に応じた年間の休日の一覧を作成できます。休日リストは、今年と来年の分を作成することが可能です。
組織内のすべてのユーザーに適用する、組織の休日を設定できます。たとえば、日本、米国、インドなどのさまざまなシフトで勤務するユーザーがいる場合でも、シフトに関係なく、ユーザー全員に対して組織の休日が適用されます。 組織の休日は、手作業で追加できます。また、休日リストの欄にある[休日の候補]をクリックすると、各国の休日を自動で追加できます。自動で追加した休日は、必要に応じて、編集、削除できます。
B)休日リストを編集するには
Zoho CRMカレンダーでは、特定の時間帯を対応不可に設定できます。これにより、その時間帯に予定を作成しようとすると、ユーザーが対応不可であることが通知されます。
対応不可に設定するには
対応可否の状況に基づいて、ユーザーに予定を割り当てることができます。ユーザーの対応不可または休日に設定されている日に予定を割り当てると、別の日に変更するよう通知が表示されます。予定を別の日に変更するか、ユーザーの対応可否にかかわらず割り当てることができます。
定期的に繰り返す予定を作成する際に、週末や休日をスキップするように設定できます。毎日繰り返す予定の場合、週末と祝日をスキップできます。月単位または年単位で繰り返す予定の場合、ユーザーの休日を避けて次の業務日に作成するように設定できます。
繰り返しの予定で休日をスキップするには
毎日繰り返すタスクの場合、週末と休日をスキップできます。同様に毎年または毎月繰り返すタスクの場合、ユーザーの休日をスキップできます。
繰り返しのタスクで休日をスキップするには
対象のユーザーが休日のときにはワークフローの処理を実行しないように、営業日/営業時間をもとに実行タイミングを指定できます。一定の営業日数/営業時間数が経過した後に実行するよう設定することが可能です。
日時を選択するには
タスクをすぐに実行する処理として作成する場合、休日をスキップするよう期日を選択できます。
休日をスキップするには
時間基準の処理では、対象のユーザーが休日のときにはワークフローの処理を実行しないように、営業日/営業時間をもとに実行タイミングを指定できます。一定の営業日数/営業時間数が経過した後に実行するよう設定することが可能です。
休日をスキップするには
ブループリントの遷移のタスクを設定する際に、ユーザーの休日をスキップして、ユーザーが対応可能なときに期限を設定できます。
休日をスキップするには
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。