複数の通貨の使用
複数の通貨の設定を使用するには、あらかじめ組織のZoho CRMアカウントの管理者が、組織の設定で、基準通貨とその他の通貨を複数設定しておく必要があります。設定が完了すると、他の権限のユーザーが、商談や見積書、請求書などの作成時に複数の通貨を使用できるようになります。
複数の通貨の設定を使用すると、次のことができます:
- データの作成時に、データに適用する通貨を指定する
- 指定した通貨で、見積書と請求書を作成する
- さまざまな通貨の値を含むデータをインポートする
データの通貨設定
Zoho CRMのデータの項目に、[通貨]項目が表示されます。この項目では、組織のZoho CRMアカウントに設定されている通貨から、いずれかの通貨を選択できます。[通貨]項目は、複数の通貨の設定が有効な場合にのみ、表示されます。データ内の金額の項目では、データに指定されている通貨で表示された値の後に、基準通貨で表示された値がかっこ内に表示されます。
メモ:[通貨]項目は、複数の通貨が有効な場合にのみ、データ内に表示されます。
データの通貨を指定するには
- [(タブ名)](任意の)タブをクリックします。
- [(タブ名)を作成]ボタンをクリックします。
- [(タブ名)を作成]ページで詳細を入力して[通貨]の一覧からデータの通貨を選択します。
一覧には、有効な通貨のみが表示されます。

- [保存する]ボタンをクリックします。
見積書、請求書、受注書、発注書の通貨設定
他のタブのデータと同様に、見積書や請求書のデータにも[通貨]項目を設定できます。選択した商品の金額は、基準通貨で表示されます。金額は、見積書または請求書で選択されたデータの通貨に換算されます。
レポートの通貨設定
初期設定では、レポートの値は基準通貨で表示されます。
データの一覧(ビュー)の通貨設定
データの一覧(ビュー)には、タブ内の条件に基づいて抽出されたデータの一覧が表示されます。たとえば、今週受注見込みの商談を抽出して表示することができます。[通貨]項目を使用して条件を設定する場合、値は基準通貨でのみ指定することが可能です。
データの一覧(ビュー)に表示する列をカスタマイズして、[通貨]項目を追加できます(
関連情報:データの一覧(ビュー)の列のカスタマイズ)。また、データの一覧(ビュー)で[通貨]の列の見出しをクリックすると、異なる通貨のデータを基準通貨での値に基づいて、昇順または降順に並べ替えることが可能です。
データのインポート時の通貨設定
Zoho CRMでは、複数の通貨の値を含むデータを簡単にインポートできます。
データの[通貨]項目が関連付けられていない場合、基準通貨が[通貨]として設定されます。
データの[通貨]項目が関連付けられているが、インポートするファイルとZoho CRMで値が異なる場合、基準通貨が[通貨]として設定されます。
条件設定時の通貨設定
データの一覧(ビュー)、ワークフロールール、レポートなどの機能では、要件に合わせて条件を設定できます。複数の通貨を設定している場合、[通貨]項目を使用して条件を設定する際には、基準通貨のみを指定できます。
ダッシュボードの通貨設定
Zoho CRMのダッシュボードでは、レポートのデータを視覚的に表示して分析できます。主要な指標の状況や全体像をリアルタイムで把握できます。また、営業やマーケティングなどに関するデータのパターンと傾向を簡単に把握できます。ダッシュボード内の金額は、基準通貨で表示されます。
類似データの検索と統合の実行時の通貨設定
通貨が異なる類似データが数件ある場合、検索と統合の機能を使用して、重複データを統合できます。1つのデータに統合する際、メインのデータの[為替レート]と[通貨]の項目の値が適用され、それ以外のデータから選択した金額が換算されます。
Webフォームの通貨設定
Webフォームで[通貨]項目を使用する場合は、次の2通りです:
- Webフォーム上に[通貨]項目を表示する場合:Webの訪問者が通貨を選択し、金額を入力してフォームを送信すると、同じ値がZoho CRMでも追加されます。
- Webフォーム上では[通貨]項目を非表示にした上で値をあらかじめ指定する場合:たとえば、Webフォームを作成して[通貨]項目を追加したうえで非表示にし、値として[JPY](日本円)を指定したとします。Webサイトの訪問者が情報を入力をする際、Webフォームに通貨の項目は表示されませんが、Zoho CRMに追加されたデータでは日本円の金額反映されます。
メモ:[通貨]項目がWebフォームに設定されていない場合、金額には基準通貨が適用されます。
売上予測の通貨設定
[売上予測]タブでは、複数の通貨は使用できません。売上予測の金額は、基準通貨で表示されます。
見込み客の変換時の通貨設定
見込み客のデータには、アカウント内でデータごとに設定した「データの通貨」が適用されます。見込み客のデータを変換すると、取引先、連絡先、商談のデータが作成されます。作成されたデータには、見込み客のデータに設定されていた通貨が適用されます。
留意事項
- 有料プランから、有料プランの試用版に移行した場合、通貨数の上限については元の有料プランの制限が適用されます。このため、試用版でも、元の有料プランで追加していた通貨が無効になることはありません。ただし、下位のプランに移行した場合は、その下位のプランの制限が適用されるため、下位のプランでの上限を超えた分の通貨は利用できなくなります。
- 無料プランでは、複数の通貨機能を利用できません。無料プランにダウングレードすると、有料プランで追加していた通貨はすべて無効になります。その後、上位のプランに再度アップグレードした場合は、無効になっている通貨を手動で有効にすることによって、再びその通貨を利用できるようになります。