Zoho CRMでは、「役職」の機能を用いることで、データへのアクセス範囲を設定できます。役職や部署の階層構造に応じて、データへのアクセス範囲を制限することが可能です。この設定を、売上予測にも反映させることが可能です。売上予測データの目標を設定する際に、役職による階層構造を反映できます。組織全体の目標を設定した上で、役職や担当者ごとに目標を分解できます。なお、役職による階層に基づく売上予測を利用する際の留意事項は、次のとおりです。
特定の期間の売上予測データを作成する前に、管理者権限を持つユーザーが、組織全体の売上予測の設定を行う必要があります。売上予測の設定では、次の項目を設定します。
特定の期間(四半期/月)に対して作成可能な売上予測データは、1件のみです。ただし、既存の売上予測データの詳細をあとから変更することは可能です。
役職による階層に基づく売上予測データを作成するには、まず売上予測データを作成して組織全体の目標を設定してから、各役職/ユーザーの目標を設定します。
四半期/月の売上予測データを作成するには
階層の表示欄において各役職の欄に移動し、ユーザーの一覧を表示することで、該当の役職やユーザーに対して目標を設定できます。なお、それぞれの目標は必要に応じてあとからでも変更できます。
たとえば、ある組織アカウントでは、代表取締役(CEO)の部下として、「営業部長」(Manager)と「営業マネージャー」(Sales Manager)の2つの役職が設定されているとします。また、2つの役職には、以下の表のようにユーザーが割り当てられています。
役職 | ユーザー |
営業部長(Manager) | Rachel(役職の管理者) |
Tabitha | |
James | |
営業マネージャー(Sales Manager) | Ross(役職の管理者) |
Mike |
各役職の目標を設定するには
対象期間(四半期/月)の売上予測データの表示内容を更新するには、次のいずれかのメニューを使用します。クリックすると、目標金額/件数、達成金額/件数、未完了の商談の金額/件数、目標達成率(%)、差異(%)、目標の不一致の各項目に、最新データをもとに再計算した数値が表示されます。
役職による階層に基づく売上予測データの詳細ページでは、下位の階層の役職の欄に移動することで、下位の役職やユーザーの目標を表示できます。なお、階層の最上位の役職である「CEO」(最高経営責任者)のユーザーは、下位の役職とそのユーザーに設定されたすべての目標にアクセスできます。一方で他の役職、たとえば「営業マネージャー」の役職のユーザーは、自分の目標と、「営業マネージャー」の役職全体に設定された目標にのみアクセスできます。以下は、表示される情報の概要です。
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