見込み客とのさらなる交渉の機会がある場合、その見込み客が取引先、連絡先、商談になる可能性があります。つまり、見込み客のステータスが特定の段階に達すると、商談として認定されます。変換時に、見込み客は取引先と連絡先に変換され、必要に応じて変換時に商談を作成できます。見込み客項目を取引先や連絡先、商談の項目に関連付けすることで、詳細を適切な項目に転送できます。
関連項目:
項目の関連付け
必要な権限
この機能にアクセスできるのは、権限設定で見込み客の変換権限を持つユーザーです。
見込み客を変換する場合、最初に関連見込み客データを使用して新しい取引先と連絡先が作成され、次に新しい商談が作成されます。次の表に、変換時に取引先や連絡先、商談に変換されるさまざまな項目の説明を示します。カスタム項目がある場合は、それも関連付けできます。
関連項目:
項目の関連付け
見込み客項目
|
変換先
|
敬称
|
連絡先:敬称
|
名
|
連絡先名
|
姓
|
連絡先名
|
会社名
|
取引先:名前
連絡先:名前
|
職位
|
連絡先:役職
|
見込み客のデータ元
|
商談:見込み客のデータ元
連絡先:見込み客のデータ元
|
業種
|
取引先:業界
|
年間収益
|
取引先:年間売上
|
担当者
|
取引先、連絡先、商談:担当者
|
電話番号
|
取引先:電話
連絡先:電話
|
携帯電話
|
連絡先:携帯
|
ファックス
|
取引先:Fax
連絡先:Fax
|
メールアドレス
|
連絡先:メール
|
Skype ID
|
連絡先:Skype ID
|
Webサイト
|
取引先:Webサイト
|
見込み客ステータス
|
ユーザーは見込み客の変換時に商談ステージを指定する必要があります。
|
評価
|
商談:評価
|
従業員数
|
取引先:従業員数
|
メール対象外(オプトアウト)
|
連絡先:メール対象外(オプトアウト)
|
町名・番地
|
取引先:町名・番地
連絡先:町名・番地
|
市区町村
|
取引先:市区町村
連絡先:市区町村
|
都道府県
|
取引先:都道府県
連絡先:都道府県
|
郵便番号
|
取引先:郵便番号
連絡先:郵便番号
|
国
|
取引先:国
連絡先:国
|
カスタム項目
|
ユーザーは自社用のカスタム項目を関連付けできます。
|
場合
|
連絡先または取引先が登録済み
|
連絡先または取引先が未登録
|
変換対象の見込み客で登録済みの項目:
電話番号
LinkedInのID
|
|
|
変換対象の見込み客で登録済みの項目:
電話番号
変換対象の見込み客で未登録の項目:
LinkedInのID
|
|
|
変換対象の見込み客で未登録の項目:
電話番号
変換対象の見込み客で登録済みの項目:
LinkedInのID
|
|
|
[取引先]タブまたは[連絡先]タブに重複禁止の項目がない場合、システムによって[見込み客]タブ内のシステム項目で同じデータがないかどうか検索が行われます。たとえば、次のような詳細情報を持つ見込み客の例を見てみましょう:
利用例
|
取引先/連絡先がCRMにすでに存在する場合
|
取引先/連絡先がCRMに存在しない場合
|
見込み客名:あり
組織:あり
メールアドレス:あり
|
例1
メールアドレスが既存の連絡先と一致する場合
例2
一致するメールアドレスを持つ連絡先がない場合、システムは会社名が一致する取引先を検索します。組織名が既存の取引先と一致する場合:
例3
例2の条件が満たされておらず、一致する会社名の取引先がない場合、システムは見込み客名が一致する連絡先を検索します。見込み客名が既存の連絡先と一致する場合:
|
新しい取引先と新しい連絡先が作成されます。
|
見込み客名:あり
組織:なし
メールアドレス:なし
|
オプション:
|
新しい連絡先が作成されます。
|
見込み客名:あり
会社:あり
メールアドレス:なし
|
オプション:
|
新しい取引先と新しい連絡先が作成されます。連絡先が取引先に関連付けられます。
|
見込み客名:あり
組織:なし
メールアドレス:あり
|
オプション:
|
新しい連絡先が作成されます。 |
見込み客が取引先、連絡先、商談に変換されると、見込み客の項目値は、関連付けされた取引先、連絡先、商談の各項目に転送されます。項目が対応するタブの項目と正確に関連付けされている場合にのみ、データが正しく転送されます。
初期設定では、標準項目は他のタブ([取引先]、[連絡先]、[商談])の対応する項目に関連付けされます。見込み客変換関連付けツールを使用すると、作成する他の項目をかんたんに関連付けできます。関連付けは、種類と項目長が同様の項目に対してのみ関連付けする必要があることに注意します。その例を見てみましょう。
他のタブに見込み客項目を関連付けするには
タブに複数のレイアウトを作成した場合は、レイアウトのすべてで見込み客の変換を有効にすることができます。
このためには、あるレイアウトの項目を、別のタブの対応するレイアウトに関連付けする必要があります。たとえば、[見込み客]タブで「モバイルサービス」というレイアウトを作成したとします。見込み客の「モバイルサービス」レイアウトの項目はすべて、要件に応じて、[連絡先]、[取引先]、[商談]の「モバイルサービス」レイアウトに関連付けできます。
ページレイアウトに基づいて項目を関連付けするには
項目の関連付け中に、[見込み客]タブに存在するサブフォームの項目を、[連絡先]、[取引先]、または[商談]タブに存在するサブフォームの項目に関連付けできます。関連付けは、データ型と項目長が類似する項目間で実行できます。
他のタブにサブフォーム項目を関連付けるには
ビジネス要件によっては、見込み客を変換するのではなく、直接受注として登録したい場合があります。このような場合は、次の操作を実行できます。
初期設定では、標準の選択リスト値の一部は、
[見込み客のステータス]
項目で使用できます。組織のビジネスプロセスに従って選択リストの値を変更し、既存の値を新しい値に置き換えることができます。
選択リストの値を追加するには
見込み客を一括変換するには