テリトリー管理の有効化
組織アカウントでテリトリー管理を有効にする前に、テリトリー管理の利用の判断基準を必ずご参照ください。以下の2つの方法で、テリトリー管理機能を有効にすることが可能です:

テリトリーの階層を最初から設定する:テリトリーの階層を最初から自由に作成できます。
役職による階層をテリトリーの階層に反映する:役職による階層構造を複製して、テリトリーの階層に反映できます。役職内のすべてのユーザーが、対応するテリトリーのユーザーとして追加されます。(新しい役職の階層内の)役職の代表ユーザーは、テリトリー管理者に自動的に設定されます。組織の要件に応じて、いつでもテリトリーの階層を変更できます。
このように、テリトリーの階層を最初から設定するか、役職による階層をテリトリーの階層に反映するかのどちらかの方法を選択することが可能です。テリトリー管理の方法は、一旦選択すると、別の方法に変更できません。
テリトリー管理を有効化すると、次のことが可能になります:
- すべての取引先/連絡先/商談に、[テリトリー]項目が自動的に追加されます。

- 取引先/連絡先/商談のデータの一覧ページに選択リストが表示され、テリトリーを選択できるようになります。

- テリトリーの階層に基づいて、売上予測を作成できるようになります。複数のテリトリーに所属するユーザーは、テリトリーごとに売上目標を設定できます。

テリトリー管理を有効にするには
- [設定]→[ユーザーと権限] →[テリトリー管理]→[テリトリー]の順に移動します。
[開始する]をクリックします。
次のいずれかの方法を選択し、テリトリーの階層を設定します。
- [役職による階層を反映する]:役職による階層を複製し、テリトリーの階層に反映できます。
- [最初から始める]:テリトリーの階層を最初から作成できます。
テリトリーの商談ルールの有効化
テリトリーを作成するには、該当のテリトリーにどのような取引先を割り当てるか、条件を設定する必要があります。取引先を割り当てるための条件(取引先ルール)に加えて、商談を割り当てるための条件(商談ルール)を有効にすると、該当のテリトリーにどのような商談を割り当てるか、条件を設定できます。商談ルールを有効にすると、テリトリーを作成するか既存のテリトリーを編集するたびに、商談ルールを追加できるようになります。
商談ルールはいつでも無効にできます。商談ルールを無効にすると、関連付けられている取引先のテリトリーに基づいて、商談にテリトリーが自動的に再割り当てされます。商談ルールを再度有効にすると、商談ルールに基づいて、商談にテリトリーが自動的に割り当てられます。
商談ルールを有効または無効にするには
- [設定]→[ユーザーと権限] →[テリトリー管理]→[テリトリー]の順に移動します。
- 右上にある[設定を表示する]リンクをクリックします。
- [テリトリー設定]画面で、 [有効にする]または[無効にする]リンクをクリックします。

テリトリーの作成
アカウント(組織)の管理者権限を持つユーザーは、テリトリーを作成できます。また、テリトリー管理者は初期設定で、下位のテリトリーを作成する権限を持っています。
テリトリーを作成するには
- [設定]→[ユーザーと権限]→[テリトリー管理]→[テリトリー]の順に移動します。
- [新しいテリトリー]をクリックします。
[テリトリーの作成]画面で、次の項目を入力します:
- テリトリーの[名前]を入力します。
- 一覧から、[テリトリー管理者]を選択します。
- 検索アイコンをクリックして、[上位のテリトリー]を選択します。

- ユーザーを検索して追加し、[権限]を割り当てます。
選択したユーザーは、該当のテリトリーに割り当てられたデータにアクセスできるようになります。すべてのユーザーに対して、データの[表示のみ]または[表示/編集/削除]のいずれかの権限を一律に設定することが可能です。 - [取引先ルール]で、取引先の条件を設定します。
このルールの条件に基づいて、Zoho CRMの取引先にテリトリーが割り当てられます。関連情報:取引先へのテリトリーの割り当て - [商談ルール]で、商談の条件を設定します。[設定]で商談ルールが有効になっている場合のみ、商談の条件を設定ができます。
設定した条件に基づいて、商談にテリトリーが割り当てられます。関連情報:商談へのテリトリーの割り当て

- [詳細情報]を入力します。
下位のテリトリーの作成
各テリトリーの配下に、下位のテリトリーを作成できます。下位のテリトリーに管理者を設定しなかった場合、親テリトリーの管理者が下位のテリトリーの管理者になります。
下位のテリトリーを作成するには
- [設定]→[ユーザーと権限]→[テリトリー管理]→[テリトリー]の順に移動します。
- [テリトリーの階層]画面で、対象のテリトリーにカーソルを合わせて、[+](下位のテリトリーを作成する)アイコンをクリックします。

- [テリトリーの作成]画面で、詳細を入力します。詳細は、テリトリーの作成手順をご参照ください。
テリトリーの削除
テリトリーを削除すると:
- テリトリーの詳細は、完全に削除されます。
- 下位のテリトリーを、階層内の別の親テリトリーに移動するよう求められます。
- 現在の四半期/今月と前四半期/前月に対して作成した売上予測はそのまま残ります。
テリトリーを削除するには
- [設定]→[ユーザーと権限]→[テリトリー管理]→[テリトリー]の順に移動します。
- [テリトリーの階層]画面で、対象のテリトリーにカーソルを合わせ、ごみ箱(削除する)アイコンをクリックします。

売上予測の管理
テリトリー管理を有効にすると、テリトリーの情報を売上予測に反映し、四半期/月ごとの売上予測を作成できます。関連情報:テリトリー階層に基づく売上予測
(テリトリー管理を有効にした後で)組織の売上予測を設定するには
- [売上予測]タブで、[開始する]をクリックします。
- [売上予測の設定]画面の[目標の期間]で、[毎月]または[毎四半期]を選択します。
- [会計年度の開始月]一覧から、対象の月を選択します。
- 会計年度の基準として、[開始月]または[終了月]を選択します。こちらの選択内容に基づいて、売上予測に表示される対象の年が決まります。
たとえば、[4月]から[3月]までの会計年度の基準として[終了月]を選択した場合、2022年~2023年の期間の売上予測は、[2023年]として表示されます。 - [目標の項目]の一覧から、対象の項目を選択し、[保存する]をクリックします。
設定を確定すると、ユーザーの売上予測の作成を開始できます。
テリトリー管理の無効化
テリトリー管理を無効にすることが可能です。この機能を無効にすると、次の情報にアクセスできなくなります:
- [取引先]、[連絡先]、[商談]タブ内のテリトリーに関連する情報
- テリトリー階層に基づく既存の売上予測(完全に削除されます。代わりに、役職による階層に基づいて売上予測を作成できるようになります)
テリトリー管理を無効にするには
- [設定]→[ユーザーと権限] →[テリトリー管理]→[テリトリー]の順に移動します。
- [テリトリー管理を無効にする]をクリックします。

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