CRM for Everyoneは、現在、早期アクセスの形式で提供されています。申請に基づき、一部のユーザーのみが利用可能です。CRM for Everyoneを実際にお試しになりたい方は、
こちらのページからアクセスを申請してください(英語のページが表示されます)。
Zoho CRMとCRM for Everyoneは、同じサービスですか? それとも、CRM for Everyoneは、Zoho CRMとは別の新しいサービスですか?
CRM for Everyoneは、現在のZoho CRMの新バージョンです。別の新しいサービスではありません。現在のZoho CRMに操作性の改善や機能の拡張を施したものが、CRM for Everyoneです。
CRM for Everyoneによる機能の改善と拡張
- 直感的に操作できる画面:より多くの人がZoho CRMを活用できるように、画面の操作性が改善されています。詳細については、関連するヘルプ記事をご参照ください。
- チームタブ:組織タブとは別に、チーム専用のタブを作成できます。チームタブは、チームでの共同作業を効率化するのに役立ちます。詳細については、関連するヘルプ記事をご参照ください。
- データ一覧のグラフ表示:データを、ひと目で理解できるグラフを使って表示できます。Zoho CRMの各タブ上でパターンや傾向を手早く分析し、その結果をすぐに意思決定や営業戦略の最適化に活用できます。詳細については、関連するヘルプ記事をご参照ください。
- チームスペース:各チームのニーズに合わせて、チーム専用の作業環境を作成できます。チームスペースの詳細については、こちらの記事をご参照ください。
- やりとりの履歴タブ:顧客(連絡先や見込み客)とのやりとりの全履歴を1か所にまとめて時系列で確認できます。顧客のこれまでの経緯をすべて把握することで、その顧客に最適な対応を取ることが可能になります。詳細については、関連するヘルプ記事をご参照ください。
CRM for Everyoneに切り替えると、すっきりとした画面で効率的にZoho CRMを使用できるようになります。なお、現在のZoho CRMの主要機能に変更はありません。
CRM for Everyoneと他のCRMシステムは、どのような点に違いがありますか?
CRM for Everyoneと他のCRMシステムは、どの部門をサポートするのかという点に大きな違いがあります。一般的なCRMシステムは、Zoho CRMも含め、営業部門をサポートすることを第一の目的としています。これらのシステムは、各種の営業活動、顧客管理、商談の獲得やフォローアップ、受注対応などに重点を置きます。一方、CRM for Everyoneは、営業部門だけでなく、顧客対応に関わるすべての部門をサポートし、各部門が行うさまざまな業務に対応することを目指しています。
従来、CRMシステムの基本は営業部門をサポートすることであり、他社が提供するCRMシステムも多くはこの考えに基づいています。この考えを大きく変えるのが、CRM for Everyoneです。CRM for Everyoneは、システムの機能を広げ、営業部門に限らず顧客対応に関わるすべての部門をサポートします。たとえば、マーケティング、商品開発、顧客サポート、法務、経理、人事、総務、情報システムなどの部門の業務にも、CRM for Everyoneは対応できます。
CRM for Everyoneでは、さまざまな部門がZoho CRM上で自分たちに専用のチームスペースとチームタブを使いつつ、部門間でも協力して業務を進めることができます。これまでは、部門ごとに連絡や依頼の方法が異なり、作業の調整に多くの時間を取られることがよくありましたが、CRM for Everyoneを導入して全部門がZoho CRMを使用することで、こうした問題は解消されます。各部門はそれぞれ専用のタブで業務を行いますが、たとえば、法務部門が管理する書類を営業部門が必要とする場合は、営業部門は法務部門にすぐに依頼を出してその書類を入手できます。これは、顧客対応のプロセス全体を効率化して、余計な手間を省くことにつながります。
CRM for Everyoneでは操作画面も改善されています。必要な情報にすぐにアクセスして、分かりやすく表示したり、他の人と共同で作業したりすることが可能です。たとえば、データ一覧のグラフ表示では、データを各種のグラフ(円グラフ、棒グラフ、ファネルチャートなど)を使って分析できます。また、やりとりの履歴タブでは、これまでの全活動を時系列に一覧できます。このような点が強化されたCRM for Everyoneは、営業部門だけでなく、幅広い部門を力強くサポートします。「CRM for Everyone」という名前のとおり、組織内の全員(Everyone)に役立つシステムです。
従来のCRMシステムではできないけれども、CRM for Everyoneを使えばできるようになることはありますか?
はい、あります。CRM for Everyoneには、従来のCRMシステムにはない機能がいくつか追加されています。特に、チーム間の協力を助ける機能と、チームごとのカスタマイズを可能にする機能が強化されています。
- さまざまなチームの協力:主に営業部門だけが使用する従来のCRMシステムと異なり、CRM for Everyoneでは、顧客対応に関わる多くのチームがひとつのCRMシステム上で協力して業務を進めることになります。マーケティング、商品開発、営業事務、法務などのチームも、それぞれの業務をCRMシステム上で行い、顧客対応に協力します。
- チーム専用のタブの作成:組織内にチームごとに専用の「チームタブ」を作成できます。チームタブの使用は、チームのメンバーに限定されます。メンバー以外は、個別に権限が付与されない限り、チームタブへのアクセスは許可されません。この機能により、各ユーザーに、所属や役職に応じて必要な機能とデータだけを表示できるようになるため、情報の公開を最小限に抑え、セキュリティを高めることができます。
- チーム間の共同作業:CRM for Everyoneでは、チーム間の共同作業が容易になります。他チームへの依頼や、他チームが持つ情報の入手を、すべてCRMシステム内で行うことができます。たとえば、マーケティング部門のメンバーが商品開発部門に依頼を出すといったプロセスも、CRMシステム内で完結できます。
- チームスペース内の情報の整理:チームスペース内に作成したチームタブは、フォルダーに分けて整理できます。プロジェクトやタスクがたくさんあっても、フォルダーに分かれていれば、アクセスや管理が難しくなることはありません。情報やツールを体系的に整理し、必要なものが、必要なときにすぐに手に入る状態を保つことができます。
- 画面の直感的な操作:CRM for Everyoneの操作画面は使いやすさを向上させるために大きく改善されています。ユーザーは、画面を直感的に操作するだけで必要なものをすぐに見つけられます。これは、生産性の向上はもちろん、CRMシステムの利用率向上にもつながります。
全体的に、CRM for Everyoneの機能は、従来のCRMシステムの範囲を大きく超えています。上記の追加機能により、より多くのチームが、統一されたひとつのシステム上でそれぞれの業務を実施できるようになります。
CRM for Everyoneを導入するために、既存システムに技術的な変更は必要ですか?
CRM for Everyoneは現在のZoho CRMの新バージョンであるため、これを導入するために技術的に大きな変更が必要になることはありません。CRM for Everyoneの目的は、現在のZoho CRMを拡張し、より多くのチームがひとつのシステム上で効果的に共同作業を行えるようにすることです。このため、CRM for Everyoneの導入時に必要になる主な作業は、チームごとのチームタブの設定と、各チーム内の管理者の指定だけです。技術的に大きな変更が必要になることはありません。また、現状の業務プロセスへの影響も少なく、スムーズに移行することができます。
Zoho製品としては、CRM for Everyone、Zoho CRM Plus、Zoho Oneの3つが提供されていますが、どれを選べばよいですか。
適切な製品をお選びいただくために、ここでは、CRM for Everyone、Zoho CRM Plus、Zoho Oneの3つについて、それぞれがどのような組織に適しているのかを説明します。以下の説明では、簡単な例も挙げていますので、選択の参考にしてください。
CRM for Everyone
導入が適しているケース:営業部門を主体としつつ、顧客対応のためにさまざまな部門で協力し合うことが多く、部門間での情報共有ややりとりをスムーズに行えるシステムが必要な場合に適しています。
導入組織の例
- ITスタートアップ企業:スタートアップ企業では、小規模でも、機動力のある営業チームが必要とされます。見込み客の管理から、取引の交渉、成約までを効率的に進められることが重要です。CRM for Everyoneでは、使用しない機能は取り除き、すっきりとした画面で本当に必要な機能だけを利用できます。
- 不動産会社:不動産会社では、顧客との関係を、契約前から契約後までしっかりと維持していく必要があります。CRM for Everyoneでは、社内の連絡から、内覧会などの計画、見込み客のフォローアップ、商談の管理まで、すべての業務を最適な環境で実施できます。
Zoho CRM Plus
導入が適しているケース:中規模以上の組織で、マーケティングや顧客サポートをはじめ、営業部門以外の業務も含む、多様なニーズへの対応が必要な場合に適しています。
導入組織の例
- 中規模のオンラインショップ運営会社:オンラインショップの運営には、複数の部門間での連携が必要とされます。特に、問い合わせや問題に対応する顧客サポート部門、見込み客や売上を管理する営業部門、キャンペーンの実施や顧客データの分析を行うマーケティング部門などの連携は欠かせません。Zoho CRM Plusは、こうした各部門向けのツールを一括で提供できます。顧客サポートにはZoho Desk、営業管理にはZoho CRM、メールマーケティングにはZoho Campaignsがそれぞれ役立ちます。
- コンサルティング会社:コンサルティング会社では、並行して進行する多数のプロジェクトを適切に管理し、それぞれのクライアントと良好な関係を維持する必要があります。Zoho CRM Plusには、プロジェクトの管理に役立つZoho Projectsと、クライアントとの関係維持に役立つZoho CRMが含まれます。この2つを組み合わせることで、プロジェクトのスムーズな進行と、それに合わせたクライアントへの対応が可能になります。
Zoho One
導入が適しているケース:大規模な企業や、複数の分野において事業を展開する組織で、多様なアプリケーションを連携して業務を包括的に管理する必要がある場合に適しています。
導入組織の例
- 多国籍企業:多分野の事業を国際的に展開する企業では、部門の数が多く、必要なアプリケーションも、営業管理やCRMから、人事管理、財務管理、さらにはメールマーケティングまで多岐にわたります。Zoho Oneは、こうしたアプリケーションをすべて含む包括的な製品です。また、地域や部門のニーズに合わせて、個別にカスタマイズを施したり、システムの規模を調整したりすることも可能です。
- 医療機関の連携用ネットワーク:複数の医療機関が連携するためのネットワークでは、患者管理、予約の調整、請求、スタッフ間での連絡などのために、複数の異なるアプリケーションを利用する必要があります。Zoho Oneでは、こうした複数のアプリケーションをひとつのシステムに統合できます。ひとつに統合することで、ネットワーク上での医療機関同士の連携やデータの共有が容易になります。
3つのZoho製品は、組織の規模や特性に応じたさまざまなニーズに応えられるように作られています。CRM for Everyoneは、主に小~中規模の組織における営業業務の効率化と顧客対応に伴う部門間連携に役立つ機能を提供します。Zoho CRM Plusは、中規模以上の組織が、営業、マーケティング、顧客サポートなどのそれぞれの業務領域において必要とする、専門的なツールをまとめて提供します。Zoho Oneは、大規模な組織のあらゆる業務領域で使用されるさまざまな業務アプリケーションをすべて提供します。組織の規模や事業展開の範囲を踏まえ、特別なニーズの有無などを検討して、効率化と成長の両方に役立つ、最適なZoho製品をお選びください。
CRM for Everyoneに切り替えるときに、追加料金はかかりますか?
CRM for Everyoneに切り替えるときに、追加料金がかかることはありません。CRM for Everyoneは、現在のZoho CRMの料金で利用できます。現在のZoho CRMのプランや料金体系は、CRM for Everyoneに切り替えた後もそのまま適用されます。ただし、ユーザーライセンスはチームタブに追加するユーザーにも必要です。このため、チームタブを主に利用するユーザー(チームユーザー)向けに、Zoho CRMの通常のライセンスより低価格の専用ライセンスが用意されています。
CRM for Everyoneに切り替える方法は?
CRM for Everyoneに切り替えるには、
こちらをクリックして、フォームに必要事項をご入力のうえお申し込みください(※フォームの内容は英語で表示されます)。
CRM for Everyoneの機能の詳細については、
こちらの資料一覧のページ(英語)からヘルプ記事などをご参照ください。
CRM for Everyoneに切り替えた場合、現在のZoho CRM上にあるデータはどうなりますか?
CRM for Everyoneに切り替えても、現在のZoho CRM上にあるデータに影響はありません。既存のデータはそのまま維持されます。CRM for Everyoneはシステムをバージョンアップするものであり、その目的は機能を追加してCRMシステムの活用範囲を広げることです。CRM for Everyoneへの切り替えによって、保管している顧客情報が失われたり、業務の自動化などの各種設定が消えたりすることはありません。CRM for Everyoneへの切り替えは、スマートフォン、パソコン、テレビなどのソフトウェアを更新するのと同じです。CRM for Everyoneは現在のCRMシステムを更新するだけであるため、既存データへの影響は一切ありません。
CRM for Everyoneに切り替えた後、以前のバージョンに戻すことはできますか?
はい。CRM for Everyoneに一度切り替えても、以前のバージョンに戻すことが可能です。以前のバージョンに戻すには、画面の左下に表示されているプロフィール画像をクリックして、プロフィールの詳細欄を表示します。その上部にある、バージョン切り替え用メニューをクリックすると、画面を以前のバージョンに戻すことができます。
プロフィールの詳細欄からは、Zoho CRMの全般について意見や感想を送信することもできます。プロフィール画像をクリックして、プロフィールの詳細欄に表示されるフィードバック送信用リンクをクリックすると、送信することが可能です。
CRM for Everyoneに切り替えた場合、利用しているプランやライセンスの料金はどうなりますか?
CRM for Everyoneに切り替えた後も、引き続き、現在利用中のプランとCRMライセンスがそのまま適用されます。これは、スタンダードからアルティメットまでのいずれを利用している場合でも同じです。
たとえば、現在プロフェッショナルプランを利用中の場合、CRM for Everyoneに切り替えた後も、引き続きプロフェッショナルプランが適用されます。また、CRM for Everyoneのチームタブ用にチームタブユーザーを追加する場合は、別途、チームユーザーのライセンスを購入できます。
チームタブの詳細については、こちらのヘルプ記事をご参照ください。チームユーザーのライセンスの詳細については、こちらのヘルプ記事をご参照ください。CRM for Everyoneのプラン別の機能一覧については、こちらのヘルプ記事をご参照ください。
一度CRM for Everyoneに切り替えた後、以前に使用していたバージョンのZoho CRMに戻すと、CRM for Everyoneに関連するデータ(チームスペース、チームタブ、チームメンバー、チームタブ管理者、申請者など)はどうなりますか?
CRM for Everyoneから、以前に使用していたバージョンに戻した場合の影響
- 操作画面は、CRM for Everyoneの画面から、以前に使用していたZoho CRMの画面に戻ります。
- CRM for Everyoneで作成したチームスペースは、以前のバージョンに戻すと表示されなくなります。ただし、既存のタブグループは表示されます。
- CRM for Everyoneで作成したチームタブは、以前のバージョンに戻しても表示されます。
- CRM for Everyoneで作成したグラフ表示も、以前のバージョンに戻しても使用できます。
組織の規模が小さく、ユーザーも少ないので、チームタブは使用しない予定です。それでも大丈夫ですか?
はい。チームタブが不要な場合は、チームタブを設定せずにCRM for Everyoneを使用できます。これは、これまでのZoho CRM内でも、自分に不要なタブを非表示にしていたのと同じです。CRM for Everyoneは、チームタブなしでも問題なく機能します。このため、チームタブを作成しない場合も、それ以外のさまざまな機能を活用できます。たとえば、新しくなった操作画面、やりとりの履歴タブ、データ一覧のグラフ表示などは、チームタブなしでも使用できます。
CRM For Everyoneへの切り替えは必須ですか?
いいえ。CRM for Everyoneへの切り替えは必須ではありません。まずは、CRM for Everyoneをお試しいただき、自社の事業内容やニーズに合うかをご検討ください。もし、自社の要件に合わないと判断した場合は、いつでも以前のバージョンに戻すことができます。ただし、CRM for Everyoneは、操作画面を始め、多くの点に改善が施されているため、Zohoでは、今後数か月をかけて段階的にすべてのユーザーをCRM for Everyoneに移行することを計画しています。CRM for Everyoneへの移行後も、チームタブやチームスペースは、使う予定がなければ無理に設定する必要はありません。そのまま、無効な状態にしておけます。これは、現在のバージョンでも不要なタブは表示しないのと同じです。
CRM for Everyoneは、Zoho CRM単独で使う場合と、Zoho CRM PlusまたはZoho Oneの一部として使う場合とで、違いがありますか?
いいえ。どちらの形で使っても、機能に違いはありません。CRM for Everyoneは、現在のZoho CRMの新バージョンであり、別の新しいサービスとして提供されるわけではありません。現在のZoho CRMに操作性の改善や機能の拡張を施したものが、CRM for Everyoneです。
CRM for Everyoneに切り替えると、すっきりとした画面で効率的にZoho CRMを使用できるようになりますが、現在のバージョンと比べて主要機能に変更はありません。CRM for Everyoneは、Zoho CRM単独で使っても、Zoho CRM PlusまたはZoho Oneの一部として使っても、機能に違いはありません。操作画面もほぼ同じですが、メニューバーの表示に少し違いがあります。Zoho CRM PlusまたはZoho Oneでは、一部の機能が画面左側のメニューバーではなく、ダッシュボード画面上部のメニューバーに表示されます。
Zoho CRM、Zoho CRM Plus、Zoho Oneの操作画面の変更点については、関連するヘルプ記事をご参照ください。
CRM for Everyoneでは、AIを活用できますか?
はい。CRM for Everyoneでは、Zia(Zohoが提供するAIサービス)を、データ処理の改善や生産性の向上など、多くの点に活用できます。たとえば、Ziaを通じて以下のようなことが可能です。
- データの拡充
- 自動的な補完:顧客情報の中に入力されていない項目がある場合、そのデータを自動で補完して、データの抜け漏れを解消し、正確性を向上させることができます。
- セグメンテーションの精度の改善:データを拡充してから使用することで、顧客セグメンテーションの精度を上げ、各顧客に最適な対応を取ることを可能にします。
- 生産性の向上
- ワークフローやマクロの提案:作業を効率化するため、繰り返し行われている操作を特定し、その操作を自動化する方法を提案します。
- 類似データのレコメンド:類似する既存顧客を見つけ出し、そのデータを表示することで、担当者の判断を助けます。
- データ品質の向上
- 画像検証:アップロードされた画像の真正性や品質をAI技術を活用して検証します。
- 顧客関係の強化
- 連絡に最適な時間帯:これまでのやりとりからパターンを特定し、顧客に連絡を取るのに最適な時間帯を提案します。
- メールや通話の内容分析:メールや通話の内容を分析して顧客の感情や意図を理解し、より的確な対応が行われるようにします。
Ziaの知能を利用することで、CRMの有効活用の促進や、作業の自動化を実現できます。さらに、データを分析して、意思決定や顧客対応にすぐに役立つアドバイスを得ることもできます。詳細については、Ziaの各機能の概要をご参照ください。
顧客対応に関する各業務をCRMシステムに一元化するため、法務部門にもCRM for Everyoneを使ってもらう予定です。複数の部門でCRM for Everyoneを使用する場合、利用しているプランの各種制限などはどうなりますか?
CRM for Everyoneは、部門間の共同作業を円滑にするために、複数の部門で使用することができます。以下に、部門別にチームタブやチームスペースを設定する場合の手順と、関連する制限事項を説明します。
チームタブの設定手順
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権限を付与する:適切なユーザーにチームタブの作成権限を付与します。権限を付与されたユーザーは、自分のチームスペース内にチームタブを作成できるようになります。
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適切なプランを選ぶ:ニーズに合う適切なプランを選択します。各プランで作成できるタブと項目の数は、以下のとおりです。
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スタンダード:チームタブは最大10件、カスタム項目はタブごとに最大25件
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プロフェッショナル:チームタブは最大20件、カスタム項目はタブごとに最大50件
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エンタープライズ、Zoho One:カスタムタブの上限数はユーザーライセンスの数によって異なる(最大200件)
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アルティメット、CRM Plus:より広範にわたるカスタマイズが可能。カスタムタブの上限数はユーザーライセンスの数によって異なる(最大500件)
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チームタブを作成する:権限を付与されたユーザーが、チームスペース内にチームタブを作成し、カスタム項目を追加します(上記のとおり、作成できるタブと項目の数には、プラン別に制限があります)。
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チームタブ管理者を指定する:1つのチームタブに最大5人の管理者を指定できます。チームタブの管理作業を各チームタブの管理者に任せることで、効率化を図ることができます。
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ユーザーを追加する:1つのチームタブに最大2,000人のユーザーを追加できます。CRMシステム上で、さまざまな共同作業を行うことが可能になります。
チームスペースの設定手順
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権限を付与する:適切なユーザーにチームスペースの管理権限を付与します。権限を付与されたユーザーは、チームスペースの作成、編集、削除が可能になります。
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各プランの制限を確認する:各プランの制限は、以下のとおりです。
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スタンダード:作成できるチームスペースは、最大5件
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プロフェッショナル:作成できるチームスペースは、最大10件
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エンタープライズ:作成できるチームスペースは、最大25件
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アルティメット:作成できるチームスペースは、最大25件
1つのチームスペースに、最大50件のフォルダーを作成できます。業務の種類ごとにフォルダーを作成し、関連するタブをまとめて置いておくと便利です。
チームスペースやチームタブは、組織全体の管理者が作成する必要がありますか?
いいえ。CRM for Everyoneのチームスペースやチームタブは、必ずしも組織全体の管理者(Zoho CRMアカウントの管理者)が作成する必要はありません。
チームスペースとチームタブについては、それぞれチームスペースの管理権限、またはチームタブの作成権限を持つユーザーが管理や作成を担当できます。このため、組織全体の管理者がCRM for Everyoneのチームスペースやチームタブの設定をすべて行う必要はありません。日常的な管理作業を各チームに任せることは、チームの生産性向上と共同作業の促進につながります。各チームは、チームスペースやチームタブで日々必要とされる細かな管理作業を組織全体の管理者に依頼することなく、チーム内で柔軟に対応することができます。
チームスペースの管理権限を持つユーザーは、すべてのチームスペースの作成、編集、削除を行えます。チームタブの作成権限を持つユーザーは、自分が所属するチームスペース内で、チームタブの作成や管理を行えます。ただし、ユーザーがチームタブ上で実行できる操作は、各チームタブで割り当てられる権限によって異なります。
注:組織全体の管理者(Zoho CRMアカウントの管理者)は、組織全体に対する管理権限と、チームタブ管理者を指名するかどうかを決める権限を保有しています。このため、チームタブ管理者が管理作業を担当する場合でも、最終的な権限は常に組織全体の管理者にあります。
CRM for Everyoneは、不動産企業の業務にも役立ちますか? また、売主や買主もポータルユーザーとしてCRM for Everyoneを使用できますか?
CRM for Everyoneは不動産企業の業務にも役立ちます。
こちらのヘルプ記事では、不動産企業がCRM for Everyoneを活用して、物件の宣伝から、販売、引き渡しまでを行う例を紹介しています。
なお、ポータルは、現在のところチームタブでは利用できませんが、今後の更新で利用できるようになる予定です。
CRM for Everyoneでデータを共有する場合、セキュリティはどのように管理されますか? 顧客へのサービスや商品の全般を管理するためには、異なるさまざまな部門から情報を集めるのと同時に、適切な情報を、適切な人に、適切なタイミングで提供することも必要です。CRM for Everyoneはこうしたデータの管理にどのように役立ちますか?
Zohoでは、すべてのサービスにおいてプライバシーの保護とセキュリティの確保を最重要事項に位置付けています。CRM for Everyoneは、データのセキュリティを守るため、タブ単位だけでなく項目単位でもアクセス権限を制御するための機能を備えています。管理者は、どのユーザーにどのデータへのアクセスを許可するのかを細かく設定できます。また、部門ごとに管理者を置き、各部門の管理をその管理者に任せることで、システムの隅々まで管理を徹底することも可能です。
さらに、CRM for Everyoneでは、顧客対応のために、各部門がそれぞれに専用のチームタブを使ってデータを整理できます。チームタブ内のデータは、そのチームのメンバーにアクセスが制限されます。また、チーム内で独自に細かいアクセス制御を行うことも可能です。
CRM for Everyone上のデータは厳密に管理されるため、関係のない部門にデータが公開されることはありません。さまざまな部門がCRM for Everyoneを使って業務を行う場合でも、データは常に組織の管理下に置かれます。役職や権限に基づくアクセス制御や、データの共有制限など、高度なセキュリティ管理機能が用意されており、管理者はユーザーの実際の職務に応じて適切なアクセス権を付与できます。これにより、効率性とセキュリティを両立できます。
CRM for Everyoneは、システムの全体において、顧客対応に関わる多数の部門による利用が想定されています。このため、機能性、安全性、操作性の向上に加えて、データの完全性の維持や、役職および権限の定義とそれに基づくアクセス制御にも大きな重点が置かれています。こうした点を通じて、セキュリティ水準を保った形で利用でき、適切にデータを管理することが可能になっています。