チームユーザーおよびそのライセンスに関するよくある質問

チームユーザーおよびそのライセンスに関するよくある質問

CRM for Everyoneは、現在、早期アクセスの形式で提供されています。申請に基づき、一部のユーザーのみが利用可能です。CRM for Everyoneを実際にお試しになりたい方は、こちらのページからアクセスを申請してください(英語のページが表示されます)。

チームユーザーとは? 

Zoho CRMでは、チームタブの利用のみを主な目的とするユーザーを「チームユーザー」として追加し、チームユーザー専用のライセンスを適用できます。チームユーザーは、組織タブへのアクセスは一部制限されますが、チームタブに関しては完全なアクセスが許可されます。たとえば、特定のチームのみに所属するスタッフ、派遣社員や業務委託社員、外部の顧問やコンサルタントなど、組織タブへのアクセスが不要なユーザーはチームユーザーとして追加することをお勧めします。チームユーザーは、自分が割り当てられているチームタブではすべての機能を利用でき、チームタブやチームスペースの管理者になることも可能ですが、組織タブでは権限設定に応じてデータの表示や機能の利用が制限されます。

ユーザーを追加する際にチームユーザーとして追加することで、そのユーザーが業務に必要とする機能は十分に提供しつつ、組織全体の情報や設定についてはアクセスを適切に制限することができます。

チームユーザーライセンスの料金は?

Zoho CRMの各プランにおけるチームユーザーライセンスの料金については、料金ページをご参照ください。
  1. 料金は、月払いと年払いで異なります。
  2. 月あたりの料金は、年払いの方が安くなります。

Zoho CRMのどのプランでも、チームユーザーを利用できますか?

はい。Zoho CRMのすべてのプラン(スタンダード、プロフェッショナル、エンタープライズ、アルティメット)でチームユーザーを利用できます。また、Zoho CRM Plus、Zoho Oneでも利用することが可能です。

Zoho CRMアカウントにチームユーザーを追加できるのは誰ですか? 

チームユーザーの追加や、チームユーザーライセンスの購入を行えるのは、権限設定でユーザー管理の権限が付与されているユーザーです。

チームユーザーのライセンスを購入する方法は? 

メモ:アカウントによっては、無料サービス期間(100日間)が提供されています。該当のアカウントにおいては、無料サービス期間が終了すると、以下の方法でチームユーザーライセンスを購入できるようになります。

チームユーザーライセンスを購入するには、以下の手順を行います。
  1. [設定]→[一般]→[組織設定]の順に移動します。
  2. [チームユーザーのライセンス]の欄で、[チームユーザーのライセンスを取得する]をクリックします。
  3. チームユーザーライセンスの購入画面で、[購入する]をクリックします。
  4. Zoho Storeのページが表示されます。
  5. 支払いページで、ユーザー/アドオンをアップグレードするためのメニューをクリックします。
  6. チームユーザーのアドオンの欄で、購入するチームユーザーライセンスの数を選択します。
  7. [続ける]をクリックし、決済用のメニューをクリックします。
  8. ライセンス数と合計金額を確認します。
  9. [決済する]をクリックします。
  10. 決済手続きに進み、決済を完了します。購入が完了したライセンスの数は、[組織設定]ページの[チームユーザーのライセンス]の欄から確認できます。

  11. [さらに購入する]をクリックすると、ライセンスをさらに購入できます。

チームユーザーを通常ユーザーに変換できますか? 

はい、できます。チームユーザーを通常ユーザーに変換する必要がある場合(例:10件を超える組織タブのデータにアクセスする必要がある場合)、管理者は、チームユーザーを通常ユーザーに変換できます。しかし、通常ユーザーからチームユーザーへの変換はできません。 

 

チームユーザーを通常ユーザーに変換するには、通常ユーザーのライセンスを適用する必要があります。必要に応じて、人数分の通常ユーザーのライセンスを追加購入してください。通常ユーザーのライセンス料金は、組織が利用しているZoho CRMのプランによって異なります。

 

チームユーザーを通常ユーザーに変換するには、以下の手順を行います。

  1. [設定]→[一般]→[ユーザー]の順に移動します。
  2. 変換対象のチームユーザーを選択します。
  3. […]アイコンをクリックして、[通常ユーザーとして変換する]を選択します。
  4. ポップアップ表示される変換画面で、ユーザーの権限を選択します。
  5. [変換する]をクリックします。

Zoho CRMのチームユーザーは、制限付きユーザーと同じですか? 

はい、Zoho CRMのチームユーザーは、制限付きユーザーを指しています。ユーザーの種類を分かりやすくするため、名称が変更されました。あわせて、ユーザーの管理方法、組織データへのアクセス権限、ユーザーが利用できる機能なども変更されています。

通常ユーザーをチームユーザーに変換することはできないようですが、通常ユーザーをいったん削除すれば、同じユーザーをチームユーザーとしてあらためて追加できますか?

はい、できます。通常ユーザーをZoho CRMの組織からいったん削除すれば、削除されたユーザーの分のライセンスを使って、同じユーザーをチームユーザーとしてあらためて追加できます。

チームユーザーライセンスの購入にあたって、最低購入数の条件はありますか? また、通常ユーザーの人数に最低条件はありますか?

いいえ、どちらの条件もありません。チームユーザーライセンスは、1ライセンスから購入できます。また、通常ユーザーが何人以上いなければならない、といった条件もありません。このため、通常ユーザーを1人も追加せず、チームユーザーのみでZoho CRMを利用することも可能です(全体の管理は特権管理者が行います)。チームユーザーを追加するために、通常ユーザーを追加する必要はありません。

チームユーザーと通常ユーザーには、どのような違いがありますか?

組織タブに対する操作
チームユーザーが実行できる操作
チームユーザーが実行できない操作
チームユーザーが実行できる操作
  1. 最大10件のタブでのデータの表示
  2. Zoho CRMの個人設定での自身の情報の表示、編集
  3. データへのメモ、タグ、添付ファイルの追加
  4. データ一覧の表示、一覧の作成と共有
  5. 連携機能を通じて作成されたデータの表示
  6. ソーシャルメディアにおける投稿やコメントの表示
  7. フィード内での他のZoho CRMユーザーとのやりとり

チームユーザーが実行できない操作
  1. 個別データの作成、更新、削除
  2. データの担当者としての登録
  3. データの一括更新、一括削除
  4. データの担当者の変更
  5. データの共有
  6. 重複データの検索と統合
  7. Ziaによるデータ補完(エンリッチメント)
  8. ユーザーを検索するルックアップ項目への表示
  9. データのレビュー、承認
  10. データのインポート、エクスポート
  11. データに登録されているメールアドレスに対する手動でのメール送信
  12. 通話/ミーティングの開始
  13. 見込み客、見積書、受注書の変換
  14. ダッシュボードとレポートの表示、作成、編集、削除
  15. マクロ処理の実行
  16. 管理者権限による設定や管理
  17. モチベーター/ゲーミフィケーションへの参加
  18. 自身に関するカレンダー予約
  19. サンドボックス(テスト環境)へのアクセス
  20. ユーザー、役職、グループの管理
  21. 連携機能を通じて作成されたデータの関連リストへの追加
    (Zoho CRMのチームユーザーが、連携先のサービスで通常ユーザーとして登録されている場合も、この制限は適用されます)

チームユーザーを追加する際には、チームタブにおける役割を選択できます(管理者、マネージャー、メンバー、参加者、申請者)。各チームタブにおいて、チームユーザーが実際にどのような操作を実行できるかは、そのチームユーザーにどの役割が適用されているかによって異なります。

チームタブに対する操作
チームユーザーが実行できる操作
チームユーザーが実行できる操作
  1. チームタブのデータの担当者としての登録(組織タブのデータの担当者としては登録できません)
  2. チームタブのデータの表示、作成、編集、削除、共有
  3. チームタブのデータのインポート、エクスポート
  4. 個別メール送信、一括メール送信、メールの削除、差し込み文書の作成
  5. チームタブのデータの一括更新、一括削除
  6. チームタブのデータの担当者の変更
  7. チームタブのデータへのメモ、タグ、添付ファイルの追加
  8. チームタブのデータ一覧の管理

 

チームユーザーにできて、通常ユーザーにできないことはありますか?

基本的に、チームユーザー(チームタブのユーザー)にできて、通常ユーザーにできないことはありません。チームタブのユーザーより、通常ユーザーの方が、付与される権限やアクセスできるタブは多くなります。チームユーザーは自分のチームに関連する機能のみ利用できますが、通常ユーザーは、組織タブも含めた幅広い機能を利用でき、必要に応じてデータの表示や編集も可能です。

チームユーザーには、最大で何件の組織タブへのアクセスを許可できますか? 

チームユーザーには、最大で10件の組織タブへのアクセスを許可できます(標準タブかカスタムタブかに関係なく、10件です)。チームタブに関しては、件数の制限はありません。

チームユーザーライセンスが適用されているユーザーも、チームタブの管理者になることができますか? 

はい。チームユーザーライセンスが適用されているユーザーも、通常ユーザーと同じように、チームタブの管理者になることができます。チームのメンバーであれば、権限の種類に関係なく、そのチームのタブの管理者になることが可能です。

チームユーザーを追加した際に、権限はどのように割り当てられますか?

チームユーザーを追加すると、必ず[チームユーザー]という権限が自動で割り当てられます。この割り当ては、システムで設定されている処理であるため、変更することはできません。

自動化機能を通じて、組織タブのデータをチームユーザーに割り当てるように設定した場合はどうなりますか?     

割り当てルールを通じたデータの割り当て
ワークフロールールを通じたデータの割り当て
ウィザードを通じて作成したデータの割り当て
割り当てルールを通じたデータの割り当て
チームユーザーを組織タブのデータの担当者に設定することはできません。そのため、割り当てルールの条件に一致する場合でも、データはチームユーザーに割り当てられません。たとえば、割り当てルールの条件で、役職が[架電担当者]のユーザーにデータを割り当てるように指定した場合でも、役職が[架電担当者]のチームユーザーにデータは割り当てられません。


ワークフロールールを通じたデータの割り当て

ワークフロールールでは、組織タブのデータを自動で作成し、担当者を割り当てるように設定できます。データの担当者には、現在ログイン中のユーザーか、データを追加/作成/更新したユーザーのいずれかを指定できます。
ただし、ワークフロールールで指定された担当者の条件にチームユーザーが一致する場合でも、チームユーザーにデータは割り当てられません。代わりに、親データの担当者にデータが割り当てられます。

 


ウィザードを通じて作成したデータの割り当て
ウィザードを通じてデータが作成された際に、該当のウィザードにデータの担当者を選択する項目がない場合、作成したユーザーにデータが自動で割り当てられます。


ただし、チームユーザーは組織タブのデータの担当者に設定できません。そのため、チームユーザーがデータを作成した場合は、該当のチームユーザーよりも下位の役職にある通常ユーザーにデータが割り当てられます。たとえば、ある営業マネージャーがチームユーザーとして登録されているとします。この営業マネージャーが見込み客タブ内でデータを作成した場合、営業マネージャーよりも下位の役職にある通常ユーザーにデータが割り当てられます。下位の役職のユーザーがいない場合は、特権管理者にデータが割り当てられます。


組織タブのデータに関する自動化機能を通じたメール送信時に、差出人としてチームユーザーのメールアドレスを使用できますか?   

チームユーザーには組織タブのデータに対してメールを送信する権限がありません。そのため、チームユーザーが組織タブのデータを作成した場合でも、該当のデータの詳細ページには、メールの送信メニューが表示されません。

 

ただし、関数による処理を通じて、チームユーザーのメールアドレスを差出人としてメールを送信することは可能です。たとえば、ある関数において、データの作成時に作成者のメールアドレスを差出人としてメールを送信するよう設定されているとします。このような関数を設定している場合は、チームユーザーがデータを作成した場合でも、チームユーザーのメールアドレスを差出人としてメールが送信されます。

 

また、ワークフロールール、承認プロセス、レビュープロセスなどを通じたメール送信の自動処理において、[ログイン中のユーザーのメールアドレス]が差出人に設定されている場合は、チームユーザーのメールアドレスを差出人としてメールを送信することが可能です。たとえば、データの作成時にメールを送信するようにワークフロールールを設定していて、チームユーザーが新しいデータを作成した場合、該当のチームユーザーのメールアドレスからメールが自動的に送信されます。

 

なお、メールの共有権限を通じてチームユーザーにメールの表示権限が付与されている場合、チームユーザーは他のユーザーのメールを表示できます。たとえば、[法令遵守責任者]の役職が割り当てられているチームユーザーがいるとします。この場合、メールの共有権限で[法令遵守責任者]の役職に対する共有が有効になっていれば、[法令遵守責任者]の役職が割り当てられているチームユーザーは、組織内の他のユーザーのメールを表示できます。
メールの共有権限に関する詳細については、こちらをご参照ください

Zoho CRMプランのアップグレード/ダウングレードは、チームユーザーにどのような影響がありますか?   

チームユーザーを追加できるのは、Zoho CRMのスタンダードプラン、プロフェッショナルプラン、エンタープライズプラン、アルティメットプラン、Zoho CRM Plusのプランですが、チームユーザーの追加後でも、必要に応じてプランを変更することが可能です。チームユーザーが登録されている状態で、チームユーザーを追加できないプランにZoho CRMアカウントをダウングレード/アップグレードすると、次の影響があります。
チームユーザーの権限
チームユーザーの権限の複製(コピー)が自動で作成されます。この権限の名前は、システムによって自動で設定されます。複製された権限の内容は、元のチームユーザーの権限の内容と同じです。管理者は、必要に応じて権限の内容を編集したり、名前を変更したりできます。
チームユーザー
すべてのチームユーザーが無効になり、複製(コピー)された権限が付与されます。該当のユーザーは、管理者が通常ユーザーに変換することで、再度有効にすることができます。ユーザーを再度有効にした後の権限は、複製された権限にすることもできますが、他の権限を割り当てることも可能です。複製された権限の場合、元の権限で設定されていた内容と同じ権限が設定されます(管理者によって、元のチームユーザーの権限の内容が変更されている場合を除く)。

メモ:有効なチームユーザーがいない場合、権限の複製(コピー)は作成されません。

Zoho CRM PlusまたはZoho Oneでも、チームユーザーライセンスを購入できますか? 

Zoho CRM Plusでは、チームユーザーライセンスを購入できます。一方、Zoho Oneでは、全従業員向けの料金プランを利用している場合、チームユーザーライセンスを購入することはできません。これは、この料金プランのライセンスはすべてのユーザーを対象にするものであり、すべてのユーザーを追加料金なしでチームタブに追加できるためです。Zoho Oneで、柔軟な料金プランを利用している場合は、必要に応じてチームユーザーライセンスを購入できます。

チームユーザーごとに、組織タブに対する権限を変えることはできますか? 

いいえ、できません。これは、すべてのチームユーザーに[チームユーザー]という同じ権限が自動で割り当てられるためです。

チームユーザーライセンスを使用する設定を無効にすると、どうなりますか? 

チームユーザーライセンスを無効にすると、すべてのチームユーザーが無効になります。チームユーザーを再度有効にするには、通常ユーザーに手動で変換する必要があります。この場合、通常ユーザーのライセンスの購入が必要になります。

 

チームユーザーライセンスを無効にするには、以下の手順を行います。
  1. [設定]→[一般]→[組織設定]の順に移動します。
  2. [チームユーザーのライセンス]の切り替えボタンをオフにします。
  3. 確認画面で、[無効にする]をクリックします。

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