Ziaによるレコメンド

Ziaによるレコメンド

レコメンド機能の利点 

レコメンド機能では、AIが顧客の購入、興味、要件、行動パターンなどのデータを分析し、関連度の高い商品を提案します。また、似たような属性を持つ他の顧客の行動パターンと比較することでも、適切な商品やサービスを提案します。 
レコメンド機能により、売上、購入、コンバージョン、クリック率、クロスセル、アップセルを大幅に向上できます。 さらに、分析内容をもとに、マーケティングの戦略や施策を最適化できます。 

Ziaのレコメンド機能

Ziaは、自己学習を通じて顧客全体の行動パターンを理解することで、適切な顧客に適切な商品をレコメンドします。以下では、レコメンド機能を通じて、顧客に適切な商品をおすすめする例をいくつか紹介します:

  • 不動産: 担当者は、顧客の希望条件や以前の購入内容に基づき、最も適切な物件を提案できます。たとえば、4部屋以上、100~150平方メートルで駐車場があるマンションを探している顧客には、希望の場所にある同様のマンションを提案できます。上記のような条件をもとに顧客の希望が識別され、同様の条件に当てはまる物件が提案されます。これにより、すべての物件から希望に合うものを抽出して候補を探し出す手間を減らすことができます。また、リードナーチャリングなどの活動を通じて見込み客をフォローアップする際、1人1人に合った内容を送信できます。工数と費用を削減しつつ、コンバージョン率を向上させることができます。
  • オンライン学習サイト :特定のコースに登録した受講者に対し、登録したトピックや個人の興味、同じような属性に当てはまる他の受講者の興味に基づいて、同様のコースを提案できます。分析結果に基づき、対話式の動画、課題、補助教材などの関連資料を提案し、学生の興味をさらに高めることもできます。 Ziaを通じて、現在のコース内容に基づいて、追加のコースを提案することが可能です。たとえば、学生が機械学習の基礎コースに登録した場合、ディープラーニング(深層学習)やニューラルネットワーク、回帰分析などの関連内容を扱う他のコースを提案できます。 
  • eコマース(EC) :顧客は、自分の興味や希望をより正確に理解してもらえていると感じる店舗から購入する傾向があります。この点を踏まえ、Ziaは、個人の好み、購入パターン、興味に基づいて商品を提案します。それだけでなく、似たような好みを持つ人がよく購入している商品や、購入対象の商品と一緒によく購入されている商品なども提案します(協調フィルタリング)。これにより、クロスセルやアップセルを促進し、顧客満足度と顧客維持率を確実に向上できます。 

利用条件
必要な権限
管理者権限を持つユーザーがレコメンドを作成できます。
                              

レコメンドの設定

レコメンドは、標準タブとカスタムタブに対して設定できます。現在、レコメンド情報はZoho CRMユーザーに対してのみ表示されます。現在の機能は主に営業担当者向けで、顧客に対して関連性の高い商品やサービスをよりスムーズに提案することを目的として設計されています。レコメンドの設定手順は、次のとおりです:
  • レコメンド対象のタブの選択 :商談、商品、サービスなど、レコメンド対象のデータが保存されているタブを選択します。特定のデータの種類に対してレコメンドを設定する場合は、対象条件を設定できます。
  • レコメンド対象者のタブの選択 :対象者のタブとは、顧客やユーザーなど、レコメンド情報を伝える相手のデータが保存されているタブのことです。標準タブまたはカスタムタブを選択できます。たとえば、見込み客に対して商品をレコメンドしたい場合、該当の見込み客に関するデータが対象者タブに保存されている必要があります。また、対象者タブとして選択できるのは、対象データのタブと関連付けられているタブのみです。関連付けはルックアップまたは関連リストを通じて行うことが可能です。対象データのタブに関連付けられていないタブを選択した場合、システムによりエラーメッセージが表示され、別のタブを選択するよう求められます。レコメンドの設定を完了すると、対象者タブにおいてレコメンド情報が表示されます。以下は、物件データがレコメンド情報として表示されている例です: 対象者タブ1件あたり、レコメンドの設定は1件のみ作成できます。
  • 関連付けタブの選択 :関連付けタブとは、レコメンドの対象データと対象者の関連付けについてののデータが保存されているタブのことです。関連付けタブの選択は必須です。Ziaは関連付けタブの情報を使用して、取引の完了状態を識別します。
    たとえば、 商談 タブは、 商品 タブと 連絡先 タブの関連付けタブとして機能します。商談タブには、購入された商品や購入日、購入した顧客の種類、購入の可能性のあるその他の商品、顧客によく購入されている商品の種類など、さまざまなデータが保存されており、これらのデータをもとにレコメンドが行われます。
  • 取引の完了状態の識別: Ziaは、受注や購入など、完了した取引のデータを分析することで、より適切な商品をレコメンドします。たとえば、商談の受注、商品の購入、サブスクリプションの更新、コースの申し込みなどによって、取引が完了したことを表すことができます。Ziaはこれらのデータをもとに、同様の特性をもつ顧客に対して最適なレコメンドを行います。これらの項目は、 関連付けタブ に含まれている必要があります。
    さらに、商談受注、商品購入、サブスクリプション更新など、取引のの完了状態を表す日付または日時項目を選択する必要があります。日付または日時項目により、購入頻度が集計され、レコメンド情報に反映されます。繰り返しの購入や次回の購入、セット購入などにつなげることが可能です。 

レコメンドを設定するには:

  1. [設定]→[Zia]→[レコメンド] に移動します。 
  2. [ビルダー] タブで、 [新しいレコメンド] をクリックします。 
  3. [新しいレコメンドの作成] で、 [レコメンド名] を入力します。 
  4. [対象データ] で、一覧から タブ を選択します
    (例:商品をレコメンドする)。
  5. 条件 で、 [すべてのデータ] を選択するか、条件を設定します。
  6. [対象者]  で、一覧から タブ を選択します 
    (例:連絡先に対してレコメンドを行う)。
  7. 条件 で、 [すべてのデータ] にチェックを入れるか、条件を設定します。  



  8. [関連付けタブ] で、一覧から上記のタブに関連付けするタブを選択します
    (例:[商談]タブを、[商品]タブと[連絡先]タブ間の関連付けタブに設定できます)。
  9. (関連付けタブ名で) [完了状態を表す条件] で項目を選択して、適切な値を入力します
    (例:完了状態は、[商談ステージ]項目が[受注]になったときです)。 
  10. [期間] で、完了状態を設定する項目を、一覧から選択します
    (例:完了のステージは、商談の受注日から設定されます)。
       

  11. [保存] をクリックして、レコメンド設定を保存します。


レコメンド結果の表示

Ziaによるレコメンドは、データの詳細ページで表示できます。Zoho CRMユーザーとポータル所有者は、レコメンド情報を参照して、 顧客に 関連性の高い商品を すばやく 提案できます。

データの詳細ページ


ポータル



類似の連絡先の表示

Zia(ZohoのAIボット)により、同様の商品やサービスを購入した他の連絡先が特定され、名前と詳細が表示されます。これは、営業担当者が新規顧客に商品やサービスをおすすめするのに役立ちます。 
たとえば、下の画像では、Leotaさんに対して提案する商品としてサムスンのテレビがおすすめされていて、このテレビの購入履歴がある他の5人の連絡先が表示されています。

営業担当者は、見込み客に対して、類似の顧客(連絡先)を紹介できます。紹介先の顧客から許可を得た上で、電話番号やメールアドレスを見込み客(ここではLeotaさん)に伝えます。その後、見込み客は、その情報を基に、購入済みの顧客に問い合わせて、感想や評価を聞くことができます。これにより、見込み客との関係性をより深めることができます。  

Ziは、類似の連絡先に関する次の詳細情報を表示します:
  1. 連絡先名、および該当の連絡先に関連付けられている取引先。
  2. 類似度:顧客(連絡先)がどのくらい類似しているかを表す、複数の項目をもとに計算された値。スコアが高いほど、類似性が高く、購入の可能性が高いことを示します。
  3. 類似の連絡先と最初に取引した日時(例:2021年6月1日に最初の取引)。取引期間の長さやリピート度を知るのに役立ちます。見込み客に対して紹介する顧客(連絡先)を選ぶ際の参考にできます。
  4. 該当の連絡先が同様の商品を購入した回数。
  5. 類似の連絡先と見込み客の具体的な類似点。類似の連絡先として識別する際に考慮された要因が一覧表示されます。見込み客(Leotaさん)の詳細ページに類似の連絡先として表示されているHubertさんの場合を例に挙げます。両者とも購入方法がオンラインであること、最近の訪問が昨日であること、住所が近いことなどが共通しています。  

メモ
  1. 類似の連絡先は5件まで表示されます。
  2. 類似度は手動では変更できません。Ziaによって自動計算されます。類似度は、購入に興味を持つ可能性の高い顧客を特定するのに役立ちます。また、別の商品も購入してもらう機会を増やすための活動をする際にも参考になります。
  3. 詳細ページには、類似度の計算に使用された項目のうち、主な項目が5件まで表示されます。 

ギャラリーからのレコメンド設定の選択

レコメンドを最初から設定する他に、あらかじめ用意されたレコメンド設定を選択して、利用を開始することもできます。Zoho CRMアカウント内に現在ある設定内容を適切に組み合わせた設定が用意されています。
ギャラリーには、標準タブとカスタムタブの両方を使用した設定が表示されます。設定を選択した後に、要件に応じて、設定内容を編集できます。また、完了状態は選択されません。     


ギャラリーからレコメンド設定を選択するには
  1. [設定]→[Zia]→[レコメンド]  に移動します。  
  2. [編集画面] タブで、 [新しいレコメンド] をクリックします。
  3. [レコメンドギャラリー] から設定を選択します。
  4. 設定にカーソルを合わせて、 [試す] をクリックします。             
    [新しいレコメンドの作成] ページが開きます。
  5. 必要に応じて、設定を編集できます。         
  6. 必要に応じて、[条件] を入力します。
  7. [完了状態の条件] で、項目を選択し、適切な値を入力します。
  8. [期間] で、完了状態を設定する項目を、一覧から選択します。




レコメンドの種類

Ziaによるレコメンドは、次のカテゴリーに分類されます: 
  1. 初回購入: 購入者の最初の購入内容に応じて、Ziaから関連性の高い商品が提案されます。
  2. 定期購入:このパターンによって、購入者が繰り返し選択した商品またはサービスが特定されます。たとえば、食品のチェーン店では、同じ商品を頻繁に購入している顧客を特定できます。また、購入周期を途切れさせないために、同じ商品を提案できます。[詳細表示]をクリックすると、レコメンドの信頼性の理由を確認できます。最後に商品を購入した日時などの詳細や傾向が表示されます。



  3. 関連商品: Ziaによって購入パターンが特定され、提案されます。たとえば、他の購入者がノートPCとPCスタンドを購入している場合、ノートPCのすべての購入者に対して同様にPCスタンドが提案されます。
  4. 一括購入: 携帯電話、スクリーンガード、携帯カバーなどの複数の商品を一緒に購入した購入者がいる場合、Ziaによってまとめ買いとして設定されます。購入者がまとめ買い商品の一部を選択した場合、一括購入が提案されます。
  5. 連続購入: Ziaによって一連の流れで購入された商品が特定されます、今後、同様の購入があった場合に、次に購入する商品が提案されます。たとえば、学生が「AIの基本」、「ニューラルネットワーク」の順でAIコースに登録したとします。学生が同様のコースに登録した場合、順序のもう一方のコースがレコメンドされます。

利用できるレコメンドの内容

各カテゴリーについて、Ziaによって算出されたレコメンド数を表示できます。この値は自動生成され、編集できません。 
設定した条件に基づいて、各レコメンドの種類をクリックすると、Ziaによって算出されたレコメンド数を表示できます。たとえば、初回購入:4件、定期購入:3件、連続購入:1件などです。

各レコメンドの種類の詳細設定

レコメンドの種類ごとに、ポータルユーザーとの提案の共有、データ担当者への通知とその間隔、レコメンドに基づくワークフローの実行に関する設定が可能です。
メモ:通知とポータルユーザーとのレコメンドの共有は、すべてのレコメンドの種類に対して設定できます。ただし、ワークフローは、定期購入のレコメンドに対してのみ設定できます。 

レコメンドの種類名の変更

管理者は、必要に応じて、レコメンドの種類名を変更できます。

レコメンドの種類名を変更するには
  1. [設定][Zia][レコメンド][ビルダー]の順に移動します。
  2. 一覧からレコメンドを選択します。
  3. 画面をスクロールして、[追加情報]を表示します。
  4. レコメンドの種類名にカーソルを合わせ、その横にある編集アイコンをクリックします。
  5. レコメンドの種類名を入力します。
  6. チェックマークをクリックして保存します。



ポータルユーザーに対するレコメンド設定の選択

ポータルユーザーは、ポータルのアカウントでレコメンドを表示できます。管理者は、利用可能な一覧からレコメンドの種類を選択する必要があります。設定した条件に基づいて、Ziaによる適切な項目のレコメンドが実行されます。

ポータルユーザーに対してレコメンドの種類を選択するには          
  1. [設定]→[Zia]→[レコメンド]  に移動します。 
  2. [編集画面] タブで、リストビューから [レコメンド] を選択します。
  3. レコメンド設定で、下にスクロールして、 [追加情報] を表示します。
  4. [ポータル] の下にある [+ 関連付ける] をクリックして、 詳細カスタマイズ を拡大表示します。
  5. [ポータルの関連付け] がポップアップ表示され、一覧からポータルを選択します。



  6. [保存]  をクリックします。 

レコメンドに基づくワークフローの作成

レコメンドの当日/、またはその前後に、自動処理を実行できます。
たとえば、Ziaにより過去に購入した連絡先に対して商品がレコメンドされた場合、同じ商品について案内するメールやSMSを顧客に送信できます。このような通知は、 レコメンド基準 のワークフロールールを使用して自動化できます。


メモ
  1. レコメンド対象者のタブに対してのみ、ワークフローを作成できます。レコメンド対象者のタブとは、顧客情報を登録しているタブ、または、レコメンドを適用している対象者のタブのことです。
  2. 購入済みまたは連絡先に関連付けられている商品や商談に表示されているレコメンドに対して、ワークフローを作成できます。たとえば、連絡先がノートPCを購入した場合、Ziaから同じ商品が再びレコメンドされます。このレコメンドに対してワークフローを作成できます。

ワークフローは、次の場所から設定できます:
  1. ワークフローの設定ページ
  2. Zia によるレコメンド

I. レコメンド日に基づくワークフロールールを作成するには
  1. [設定]→[自動化]→[ワークフロールール]に移動します。  
  2. [作成]  をクリックします。 
    レコメンド対象者のタブや、レコメンドが提案している対象のタブのみ利用できます。
  3. [このルールをいつ実行しますか?]  で、 [レコメンド基準] を選択します。
  4. [実行] で、日数および選択リストから[前]/[後]/[日付]のいずれかを選択します。
  5. [次へ] をクリックします。       
  6. [このルールにさらに条件を追加しますか?] で、 [はい] または [いいえ] を選択します。          
    [はい] を選択した場合は、ワークフローの条件を入力します。
  7. [完了] をクリックします。       
  8. [すぐに実行する処理] または [時間基準の処理] を選択します。
  9. [保存] をクリックします。       

II.レコメンドのビルダーからワークフローを作成するには
  1. [設定][Zia][レコメンド][ビルダー]の順に移動します。
  2. 一覧からレコメンドを選択します。
  3. 画面をスクロールして[追加情報] を表示し、[定期購入のレコメンド]を選択します。
  4. [高度なカスタマイズ]を表示し、[自動化]の下にある[+ ワークフロールールを実行する]をクリックします。
    ワークフローの設定ページが開きます。
  5. 上記の手順3~9に従って、ワークフロールールを設定します。



レコメンドの通知設定

管理者は、Ziaによるレコメンドがあった場合に、データ担当者または他のユーザーに通知するよう設定できます。たとえば、浄水器の購入に関心のある顧客に対して、Ziaによって壁掛けスタンドと自動洗浄装置がレコメンドされているとします。顧客との電話でのやりとりで忙しい担当者にとって、この情報は非常に役立ちます。担当者は、通話対応中に通知の内容を参照することで、提供可能な割引金額をすばやく計算して、商談を迅速に受注できます。
通知は、毎日または毎週送信できます。また、条件を使用して、選択した製品や商談などについてのみ通知することもできます。 
メモ:
  1. 作成可能な通知数は、5件までです。
  2. 通知は、レコメンドページから編集または削除できます。
  3. 対象のタブに追加されたユーザー項目は、通知の送信先を選択する際に表示されます。
  4. ユーザーは、Ziaの通知で、レコメンドに関する通知を確認できます。Ziaの通知では、レコメンドに関する通知を無効に切り替えることもできます。 

自動通知を設定するには
  1. [設定][Zia][レコメンド][ビルダー]の順に移動します。

  2. 一覧からレコメンドを選択します。

  3. 画面をスクロールして[追加情報]を表示し、レコメンドの種類のうちの1つに移動します。

  4. [高度なカスタマイズ]を表示し、[+ 新しい通知]をクリックします。

  5. [新しい通知]のページで、次の手順を実行します:

    1. 実行開始日:通知を開始する日時を選択します。

    2. 任意のデータ(例:商談)、または選択されたデータのいずれかを選択します。
      商品をレコメンドする場合は、任意の商品または選択された商品のいずれかを選択できます。

    3. 通知の頻度:[毎週]または[毎日]のいずれかを選択します。

    4. 通知先:データ担当者または他のユーザーを選択します。
      対象のタブに追加されたすべてのユーザー項目が表示されます。

  6. [保存する]をクリックします。



設定の編集、削除、無効化

必要な場合はいつでも設定を編集、削除、無効にできます。[レコメンド]の[ビルダー]タブで、作成したすべての設定を表示できます。設定にカーソルを合わせて、その他の操作アイコンをクリックし、設定を編集または削除できます。同様に、設定の欄に表示されているスイッチを切り替えることで、無効にすることもできます。
  






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