ギャラリーからのレコメンド設定の選択
レコメンドを最初から設定する他に、あらかじめ用意されたレコメンド設定を選択して、利用を開始することもできます。Zoho CRMアカウント内に現在ある設定内容を適切に組み合わせた設定が用意されています。
ギャラリーには、標準タブとカスタムタブの両方を使用した設定が表示されます。設定を選択した後に、要件に応じて、設定内容を編集できます。また、完了状態は選択されません。
ギャラリーからレコメンド設定を選択するには
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[設定]→[Zia]→[レコメンド]
に移動します。
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[編集画面]
タブで、
[新しいレコメンド]
をクリックします。
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[レコメンドギャラリー]
から設定を選択します。
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設定にカーソルを合わせて、
[試す]
をクリックします。
[新しいレコメンドの作成]
ページが開きます。
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必要に応じて、設定を編集できます。
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必要に応じて、[条件]
を入力します。
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[完了状態の条件]
で、項目を選択し、適切な値を入力します。
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[期間]
で、完了状態を設定する項目を、一覧から選択します。
レコメンドの種類
Ziaによるレコメンドは、次のカテゴリーに分類されます:
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初回購入:
購入者の最初の購入内容に応じて、Ziaから関連性の高い商品が提案されます。
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定期購入:このパターンによって、購入者が繰り返し選択した商品またはサービスが特定されます。たとえば、食品のチェーン店では、同じ商品を頻繁に購入している顧客を特定できます。また、購入周期を途切れさせないために、同じ商品を提案できます。[詳細表示]をクリックすると、レコメンドの信頼性の理由を確認できます。最後に商品を購入した日時などの詳細や傾向が表示されます。
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関連商品:
Ziaによって購入パターンが特定され、提案されます。たとえば、他の購入者がノートPCとPCスタンドを購入している場合、ノートPCのすべての購入者に対して同様にPCスタンドが提案されます。
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一括購入:
携帯電話、スクリーンガード、携帯カバーなどの複数の商品を一緒に購入した購入者がいる場合、Ziaによってまとめ買いとして設定されます。購入者がまとめ買い商品の一部を選択した場合、一括購入が提案されます。
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連続購入:
Ziaによって一連の流れで購入された商品が特定されます、今後、同様の購入があった場合に、次に購入する商品が提案されます。たとえば、学生が「AIの基本」、「ニューラルネットワーク」の順でAIコースに登録したとします。学生が同様のコースに登録した場合、順序のもう一方のコースがレコメンドされます。
利用できるレコメンドの内容
各カテゴリーについて、Ziaによって算出されたレコメンド数を表示できます。この値は自動生成され、編集できません。
設定した条件に基づいて、各レコメンドの種類をクリックすると、Ziaによって算出されたレコメンド数を表示できます。たとえば、初回購入:4件、定期購入:3件、連続購入:1件などです。
各レコメンドの種類の詳細設定
レコメンドの種類ごとに、ポータルユーザーとの提案の共有、データ担当者への通知とその間隔、レコメンドに基づくワークフローの実行に関する設定が可能です。
メモ:通知とポータルユーザーとのレコメンドの共有は、すべてのレコメンドの種類に対して設定できます。ただし、ワークフローは、定期購入のレコメンドに対してのみ設定できます。
レコメンドの種類名の変更
管理者は、必要に応じて、レコメンドの種類名を変更できます。
レコメンドの種類名を変更するには
- [設定]→[Zia]→[レコメンド]→[設定ツール]の順に移動します。
- 一覧からレコメンドを選択します。
- 画面をスクロールして、[追加情報]を表示します。
- レコメンドの種類名にカーソルを合わせ、その横にある編集アイコンをクリックします。
- レコメンドの種類名を入力します。
- チェックマークをクリックして保存します。
ポータルユーザーに対するレコメンド設定の選択
ポータルユーザーは、ポータルのアカウントでレコメンドを表示できます。管理者は、利用可能な一覧からレコメンドの種類を選択する必要があります。設定した条件に基づいて、Ziaによる適切な項目のレコメンドが実行されます。
ポータルユーザーに対してレコメンドの種類を選択するには
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[設定]→[Zia]→[レコメンド]
に移動します。
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[編集画面]
タブで、リストビューから
[レコメンド]
を選択します。
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レコメンド設定で、下にスクロールして、
[追加情報]
を表示します。
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[ポータル]
の下にある
[+ 関連付ける]
をクリックして、
詳細カスタマイズ
を拡大表示します。
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[ポータルの関連付け]
がポップアップ表示され、一覧からポータルを選択します。
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[保存]
をクリックします。
レコメンドに基づくワークフローの作成
レコメンドの当日/、またはその前後に、自動処理を実行できます。
たとえば、Ziaにより過去に購入した連絡先に対して商品がレコメンドされた場合、同じ商品について案内するメールやSMSを顧客に送信できます。このような通知は、
レコメンド基準
のワークフロールールを使用して自動化できます。
メモ
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レコメンド対象者のタブに対してのみ、ワークフローを作成できます。レコメンド対象者のタブとは、顧客情報を登録しているタブ、または、レコメンドを適用している対象者のタブのことです。
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購入済みまたは連絡先に関連付けられている商品や商談に表示されているレコメンドに対して、ワークフローを作成できます。たとえば、連絡先がノートPCを購入した場合、Ziaから同じ商品が再びレコメンドされます。このレコメンドに対してワークフローを作成できます。
ワークフローは、次の場所から設定できます:
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ワークフローの設定ページ
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Zia によるレコメンド
I. レコメンド日に基づくワークフロールールを作成するには
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[設定]→[自動化]→[ワークフロールール]に移動します。
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[作成]
をクリックします。
レコメンド対象者のタブや、レコメンドが提案している対象のタブのみ利用できます。
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[このルールをいつ実行しますか?]
で、
[レコメンド基準]
を選択します。
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[実行]
で、日数および選択リストから[前]/[後]/[日付]のいずれかを選択します。
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[次へ]
をクリックします。
-
[このルールにさらに条件を追加しますか?]
で、
[はい]
または
[いいえ]
を選択します。
[はい]
を選択した場合は、ワークフローの条件を入力します。
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[完了]
をクリックします。
-
[すぐに実行する処理]
または
[時間基準の処理]
を選択します。
-
[保存]
をクリックします。
II.レコメンドの設定ツールからワークフローを作成するには
- [設定]→[Zia]→[レコメンド]→[設定ツール]の順に移動します。
- 一覧からレコメンドを選択します。
- 画面をスクロールして[追加情報] を表示し、[定期購入のレコメンド]を選択します。
[高度なカスタマイズ]を表示し、[自動化]の下にある[+ ワークフロールールを実行する]をクリックします。
ワークフローの設定ページが開きます。
- 上記の手順3~9に従って、ワークフロールールを設定します。
レコメンドの通知設定
管理者は、Ziaによるレコメンドがあった場合に、データ担当者または他のユーザーに通知するよう設定できます。たとえば、浄水器の購入に関心のある顧客に対して、Ziaによって壁掛けスタンドと自動洗浄装置がレコメンドされているとします。顧客との電話でのやりとりで忙しい担当者にとって、この情報は非常に役立ちます。担当者は、通話対応中に通知の内容を参照することで、提供可能な割引金額をすばやく計算して、商談を迅速に受注できます。
通知は、毎日または毎週送信できます。また、条件を使用して、選択した製品や商談などについてのみ通知することもできます。
メモ:
- 作成可能な通知数は、5件までです。
- 通知は、レコメンドページから編集または削除できます。
- 対象のタブに追加されたユーザー項目は、通知の送信先を選択する際に表示されます。
- ユーザーは、Ziaの通知で、レコメンドに関する通知を確認できます。Ziaの通知では、レコメンドに関する通知を無効に切り替えることもできます。
自動通知を設定するには
[設定]→[Zia]→[レコメンド]→[設定ツール]の順に移動します。
一覧からレコメンドを選択します。
画面をスクロールして[追加情報]を表示し、レコメンドの種類のうちの1つに移動します。
[高度なカスタマイズ]を表示し、[+ 新しい通知]をクリックします。
[新しい通知]のページで、次の手順を実行します:
実行開始日:通知を開始する日時を選択します。
任意のデータ(例:商談)、または選択されたデータのいずれかを選択します。
商品をレコメンドする場合は、任意の商品または選択された商品のいずれかを選択できます。
通知の頻度:[毎週]または[毎日]のいずれかを選択します。
通知先:データ担当者または他のユーザーを選択します。
対象のタブに追加されたすべてのユーザー項目が表示されます。
[保存する]をクリックします。
設定の編集、削除、無効化
必要な場合はいつでも設定を編集、削除、無効にできます。[レコメンド]の[設定ツール]タブで、作成したすべての設定を表示できます。設定にカーソルを合わせて、その他の操作アイコンをクリックし、設定を編集または削除できます。同様に、設定の欄に表示されているスイッチを切り替えることで、無効にすることもできます。