メールの印象、意図、キーワードに基づくワークフロールール

メールの印象、意図、キーワードに基づくワークフロールール

ワークフロールールの実行条件として、顧客の声分析データを利用することで、メールの印象、意図、キーワードに基づき、処理を自動で実行できます。

たとえば、メールに関するワークフロールールを作成して、特定の印象や意図のメールを顧客から受信した場合に、指定のメールを顧客に対して自動で送信することが可能です。さらに、特定のキーワードが含まれるメールを対象として設定することも可能です(関連情報:メールに関するワークフローメールの印象分析メールの意図分析顧客の声分析の概要)。

利用例:見込み客から、商品の価格に関して否定的に言及されているメールを受信したとします。このようなメールに対して、営業担当者がすぐに対応できなかった場合、失注につながる可能性があります。そこで、メールのワークフロールールを作成し、実行対象のメールの条件として以下を指定します。

- メールのキーワードに「価格」が含まれている
- メールの印象が「否定的」である

さらに、自動で実行する処理として、割引クーポンの情報が記載されたメールの送信を設定します。これにより、商品の価格に否定的な印象を抱いた顧客に対して、クーポンメールをすぐに自動配信できます。このように、顧客の声分析に基づくメールの自動送信により、顧客の懸念点を即座に解消し、顧客満足度を高めることが可能です。顧客のニーズに応じた迅速な対応により、受注率を向上できます。

メールのワークフロールールを設定するには
  1. [設定]→[自動化]→[ワークフロールール]の順に移動します。
  2. [ルールを作成する]をクリックします。
  3. 新しいルールの作成画面で以下の設定を行います。
    1. [タブ]のドロップダウンで、[メール]を選択します。
    2. [ルール名][詳細情報]を入力します。
    3. [次へ]をクリックします。
  4. [このワークフローの実行条件]で[受信済み]を選択します。
  5. [次へ]をクリックします。
  6. 条件の設定欄で、以下の手順を実行します。
    1. [メールの項目に基づいて条件を設定しますか?]に対して、[はい]を選択します。
    2. 以下の条件を設定します。
      1. [メールのキーワード]、[次の値を含む]、「価格」
      2. [メール印象分析]、[次の値と等しい]、[否定的]
    3. [このルールの適用対象]として、[見込み客]を選択します。
    4. [どの見込み客にこのルールを適用しますか?]に対して、[すべての見込み客]を選択します。
    5. [次へ]をクリックします。

  7. [すぐに実行する処理]の設定欄で[メール通知]を選択し、対象のテンプレートを選択して関連付けます。

  8. [保存する]をクリックします。

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