サポート業務は、サポート担当者がいてこそのものです。サポート担当者は、問い合わせを受けたら、必要な情報を収集したり共有したりして、解決策を提示します。顧客に満足してもらうためなら手間や時間を惜しまないということも多いでしょう。Zoho Deskでは、そのようなサポート担当者に欠かせないツールとしての使いやすさと機能性を向上させるため、改善が重ねられてきました。この記事でご紹介する各種設定の機能も、そのような改善の中から生まれた機能です。
各種設定の画面では、サポート担当者がZoho Deskの画面の表示を自分で使いやすいようにカスタマイズできます。日々のサポート対応業務をより一段と快適なものとするために、ぜひお役立てください。
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メモ:各種設定において設定した内容は、利用中のブラウザーに反映されます。また、[問い合わせ]、[連絡先]、[活動]、[コミュニティ]、[インスタントメッセージ]、[ソーシャル]、[分析]の各タブに適用されます。
設定を行うには、画面右上のプロフィール写真のアイコンをクリックし、[各種設定]を選択します。
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外観
操作画面の表示方法を選択できます。必要に応じて暗めの配色を設定することで、目の負担を軽減できます。[ライトモード]、[ナイトモード]、[自動]のいずれかを選択できます。
ライトモード:白を基調とした背景に暗めの色のテキスト
ライトモードを選択すると、白を基調とした背景に暗めの色(黒など)の文字が表示されます。日中の使用時や、画面を明るく表示したい際などに使用するとよいでしょう。また、複雑な内容をすばやく認識するには、ライトモードの方が適しています(例:細かい内容の確認や長文の読み解き)。
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左側のメニューを明るく表示する:
ライトモードを選択した場合に、左側のメニューを明るく表示できます。初期設定では、左側のメニューは暗めに表示されます。明るく表示する設定を有効にすると、左側のメニューの明るさを他の部分に揃えることができます。
ダークモード:黒を基調とした背景に明るい色のテキスト
ダークモードは、暗い場所での使用に適しています。そのため、夜間に業務を行う場合などにおすすめです。残業時など、暗めの環境で業務を行う場合には、ダークモードに設定することで、目の疲れを軽減できます。また、白内障など、視覚に関する疾患を患っている場合にも、ダークモードの方が見やすいと言われています。
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さらに暗くする:
ダークモードを選択した場合に、画面をさらに暗く表示することができます。
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自動:
ブラウザーやデバイスの設定に合わせてライトモードとダークモードの切り替えを自動で行います。
外観の切り替えアイコン
Zoho Deskを利用している際に、画面右下の外観の切り替えアイコンをクリックすると、外観の設定(ライトモード/ダークモード/自動)を簡単に切り替えることができます。
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テーマ
[テーマ]では、画面上のテキストやアイコン、背景などの各要素の基調色を選択できます。
テーマ選びのポイント
- 組織やブランドのイメージに合っている
- 自分が見やすいと感じる
- 使用することで気分が上がる
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表示画面のレイアウト
ページの内容をどのような配置で表示するかを指定できます。
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コンパクト表示
ページの内容を中央に寄せてコンパクトに表示することで、一覧や詳細が見やすくなります。目を左右に動かす必要がなくなるため、目の疲れを軽減できます。
全画面表示
ページの内容をディスプレイ全体に広がるように表示できます。大きなサイズのディスプレイを使用している場合に適しています。
自動
ページの内容に応じて、コンパクト表示と全画面表示を自動で切り替えます。
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表示用フォントの種類
表示用の標準フォントを指定できます。
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Zoho Puvi:Zohoが独自に開発したフォントです。サイズや解像度などを選ばないので、どのような部分に使用しても読みやすく表示できます。初期設定では、Puviが適用されます。
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Lato:ゴシック体に近く、シンプルで親しみやすい雰囲気のフォントです。文字をはっきりと表示したい場合に適しています。
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Roboto:GoogleがAndroid用に開発したフォントです。インターネット上で最も使用されている定番のフォントで、バランスがよいことで有名です。Androidで表示する場合は、Robotoが最適です。
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フォントのサイズ
フォントの標準サイズを選択できます。各種設定の画面の下部にある、[操作性向上のための設定]メニューをクリックすると、より詳細な設定が可能です(目盛り上のボタンを左右にスライドして設定できます)。
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編集画面での標準フォント
書式付きテキストの編集画面での標準フォントを指定できます。こちらで指定したフォントは、以下の場所に適用されます。
- 問い合わせの返信画面
- 問い合わせの詳細情報
- データの追加画面(入力フォーム)
- 送信メールの編集画面
フォント選びのポイント
- 読みやすいフォントや好みのフォントを選択する
- 組織やブランドのイメージに合ったフォントを選択する
- 送信メールの内容が見やすく統一感のあるフォントを選択する
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返信ボタンのカスタマイズ
返信ボタンの表示方法をカスタマイズできます。返信ボタンから実行できる操作には、[全員に返信する]、[返信する]、[転送する]の3つがあります。各操作の欄にあるチェックボックスを選択すると、該当の操作をアイコンから直接実行できるようになります。これにより、毎回、[▼]アイコンをクリックして選択リストから操作を選択しなくても済むようになるため、時間を節約できます。また、各返信操作の並び順もカスタマイズできます。
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各種設定画面へのアクセス方法
- 画面右上にあるプロフィール写真のアイコンをクリックします。
- 表示された画面で、[各種設定]を選択します。