独自のルックアップ項目では、より細かなカスタマイズが可能です。また、フィルター機能など、高度な機能を利用することが可能です。この記事では、独自のルックアップ項目についてご説明します。なお、独自のルックアップ項目は、[連絡先]、[取引先]、[問い合わせ]の各タブにおいてのみ作成可能です。
独自のルックアップ項目を作成するメリットは以下のとおりです。
以下では、独自のルックアップ項目の作成方法について例を用いながら説明します。例としては、問い合わせタブに[顧客の上司]という独自のルックアップ項目を作成し、問い合わせに対して顧客の上司を関連付ける場合を取り上げます。また、フィルター条件を設定し、役職が役員である連絡先のみが値の選択画面に表示されるようにします。作成に必要な設定は以下のとおりです。
ルックアップ項目を通じてどのタブのデータを検索し、関連付けたいかを選択します。[問い合わせ]、[取引先]、[連絡先]のいずれかのタブを選択できます。 上記の例の場合、問い合わせタブのルックアップ項目で、連絡先(顧客の上司)データを検索し、関連付けたいため、[連絡先]タブを選択します。
ルックアップ項目に値を入力して関連データを検索する際に、関連タブのどの項目を検索の対象とするかを指定します。ルックアップ項目に値を入力してデータを検索すると、該当の項目に検索値を含むデータが表示されます。なお、 [データの検索条件] としては、関連タブの項目を指定できます。
例:[データの検索条件]として[姓]を指定すると、[姓]の項目に該当の値を含むデータが抽出されます。たとえば、このルックアップ項目に[横浜]と入力すると、検索結果の画面には、[姓]の項目に[横浜]を含む顧客(連絡先)データが一覧表示されます。
検索結果の画面でデータをどのような並び順で表示するかを指定できます(この設定項目の選択リストに表示される選択肢は、関連タブとしてどのタブを指定したかによって異なります)。 例:[データの並べ替え基準]として[作成日時]を指定した場合、作成日時の新しい順でデータが表示されます。
検索結果の画面に、どの項目の情報を表示するかを指定できます。 例:[データの検索条件]として[姓]を指定している場合、データは[姓]の項目を対象に検索され、抽出されます。ここで、結果に表示する項目として[姓]に加えて、[名]、[メールアドレス]、[電話番号]、[取引先の名前]を指定すると、検索結果の一覧にこれらの項目の情報もあわせて表示されます。
[ラベル]
:項目名を入力します。
[関連タブ]
:このルックアップ項目に関連付けたいタブを選択します。
[データの検索条件]
:関連タブのどの項目を検索の対象とするかを指定します。
[データの並べ替え基準]
:検索結果の画面(データの選択画面)でのデータの並び順を指定します。
[候補データ一覧の表示項目]
:検索結果の画面(データの選択画面)に表示する項目を指定します。
[関連データの子タブとしての表示名]
:関連データの詳細ページに追加する子タブの名前を指定します(詳細ページでこの子タブをクリックすると、このルックアップ項目を通じて関連付けられているデータが一覧表示されます)。
[必須に設定する]
:有効にすると、このルックアップ項目の入力を必須に設定できます。
[ツールチップを表示する]
:有効にすると、データの入力者に対して、項目の入力方法に関する説明やヒントを表示できます。
ツールチップの表示方法としては、情報アイコンまたは固定アイコンのいずれかを選択できます。また、[プレビュー]をクリックすると表示例を確認できます。
[ヘルプセンターで表示しない]
:この項目をヘルプセンターで表示するかしないかを設定できます。
[詳細設定]
の欄で、必要に応じて以下の設定を行うことができます。
[関連データから値を自動入力する]
:有効にすると、関連データの項目からこのレイアウトの項目(このルックアップ項目以外の項目)に値を自動入力できます。
[フィルター設定]
:有効にすると、検索結果の画面で、フィルター条件に該当するデータをまとめて確認できます。
メモ:
フィルター条件は、
5
件まで作成可能です。なお、
[フィルター条件に該当するデータのみを表示する]
設定を選択すると、検索結果の画面には、フィルター条件に該当するデータのみが表示されます。
[関連データを新しく作成できるようにする]
:有効にすると、該当するデータがない場合に関連タブに新しいデータを作成できます。
[追加する]
をクリックします。
ルックアップ項目の設定画面が閉じ、レイアウトの編集画面が表示されます。
レイアウトの編集画面で [保存して終了する] をクリックします。
独自のルックアップ項目の設定は、必要に応じて編集できます。たとえば、項目を作成した後に、フィルター条件を変更したり、入力必須の設定を変更したりすることが可能です。
独自のルックアップ項目は、必要に応じて、無効にしたり、削除したりできます。なお、独自のルックアップ項目を無効にした場合、該当の項目は利用できなくなりますが、その項目に関連付けられている既存のデータは削除されません。
なお、ルックアップ項目を[使用していない項目]から削除すると、項目に関連するすべてのデータが完全に削除されます(関連付けに関するデータ、関連タブの子タブ、フィルター条件の設定など)。なお、独自のルックアップ項目を完全に削除する操作は、一度実行すると、取り消すことはできませんのでご注意ください。
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。