Zoho Deskでのブループリントの作成

Zoho Deskでのブループリントの作成

ブループリントは、業務プロセスの開始から終了までの流れと処理内容を流れ図(フローチャート)で表す機能です。状態と遷移からなる流れ図を作成することで、一連の処理や設定を自動化できます。また、担当者が業務プロセスに従って問い合わせ対応を進められるようにするのに役立ちます。ブループリントを使用すると、次のことができます。
  • 問い合わせの各ステータスで必要な処理内容と担当者を設定する
  • 担当者が業務プロセスに従ってスムーズに問い合わせに対応できるように、画面上で案内する
  • 重要な情報を入力必須に設定したり、入力内容を検証したりする
  • 業務手順を標準化し、繰り返しの業務を自動化する
Info必要な権限
ブループリント機能を利用するには、システム管理者の権限が必要です。
各プランの機能と制限を確認する

ブループリント機能を使用するメリット

ブループリントが役立つ理由はいくつもあります。主なメリットは、以下のとおりです。
  • サポート業務の手順やマニュアルをZoho Deskの実際の画面における操作の流れに反映できるため、担当者が確実にプロセスに従って業務を行うようにすることができます。
  • プロセスの各段階で担当者が次の段階に進むために必要な条件や処理(操作)を画面上で把握できるため、新入社員や経験の浅いメンバーでも、スムーズに業務を進めることが可能になります。
  • 各段階で特定の処理の実行を必須に設定したり、繰り返し実行する処理を自動化したりすることで業務プロセスを標準化/自動化できるため、担当者による抜け漏れやミスを回避できます。
  • 各段階にかける時間を指定して業務プロセス全体の時間を計測したり、各段階で指定した時間が経過した後のエスカレーションを設定して自動化したりできるため、業務の効率化を図れます。
  • ブループリントのレポートとグラフを使用して、担当者や段階ごとの進捗や成果を把握できるため、業務プロセスを見直してさらなる効率化に役立てることが可能です。



Notes
ブループリント機能に関するプラン別の上限
上限
プロフェッショナルプラン
エンタープライズプラン
有効なプループリント数(部門ごと)
1件
20件
遷移の件数(ブループリントごと)
20件
100件
共通遷移の件数(ブループリントごと)
1件
5件
「遷移中」における[項目の更新]の処理数
10件
30件

ブループリントの構成要素

ブループリントの作成にあたっては、業務プロセスの開始から終了までの流れ図(フローチャート)を作成します。流れ図には、業務プロセスに従って問い合わせ対応を進める際に実行される一連の処理(操作)と、各段階の条件を設定します。これには、ブループリントの作成画面で、次の2つの構成要素を設定します。

状態
状態とは、問い合わせのステータスです。ブループリントの流れ図(フローチャート)における各段階として設定します。ブループリントの作成画面では、長方形の図形で表示されます。通常、問い合わせは常にいずれかの状態にあります。
たとえば、承認プロセスでは、問い合わせの[承認待ち][承認済み]という2つの状態を設定できます。

遷移
遷移とは、問い合わせがある状態から別の状態に移行する流れを表しています。ブループリントの作成画面では、矢印で表示されます。遷移では、問い合わせが次の状態に進むために必要な条件や処理内容を設定します。状態には、現在の状態または条件に基づいて、1つまたは複数の遷移をつなげることができます。

たとえば、承認プロセスでは、問い合わせの[承認待ち] [承認済み]の2つの状態を、[承認]という遷移でつなげることができます。また、状態が[承認待ち]から [承認済み]に移行するのに必要な条件や処理を、遷移[承認]で設定できます。

ブループリントの遷移では、[遷移前] [遷移中][遷移後]の各条件を、必要に応じてそれぞれ設定します。
  • 「遷移前」の条件では、担当者が遷移を利用できるようにするための条件を設定します。
  • 「遷移中」の条件では、遷移の実行前に行う必要のある処理(操作や項目の更新)を設定します。
  • 「遷移後」の条件では、遷移の完了時に実行する自動処理を設定します。

ブループリントの作成

ブループリントの作成手順には、以下の3つの手順があります。それぞれ説明します。
  1. 基本情報の入力:
    ブループリントの名前説明レイアウト項目を入力します。
  2. 流れ図(フローチャート)の作成:
    ブループリントの編集画面で、状態を並べてつなげることで、開始の状態または初期設定の状態(該当する方)から終了の状態までの流れ図(フローチャート)を作成します。
  3. 遷移の追加:
    状態間を移動するための条件として、遷移を追加します。必要に応じて、遷移前遷移中遷移後の各条件を設定します。

手順1:基本情報の入力

ブループリントを作成するには
  1. 管理者権限を持つユーザーアカウントで、Zoho Deskにサインインします。
  2. 画面の右上にある設定アイコン()をクリックします。
  3. 設定画面で、[自動化]の欄にある[ブループリント]をクリックします。
  4. ブループリント の設定画面で、上部のドロップダウンから対象の部門を選択します。
  5. 画面右上の[ブループリントを作成する]をクリックします。
  6. ブループリントの作成画面で、次の手順を実施します。
    • ブループリントの名前[説明][レイアウト][項目]を入力します。
    • ブループリントを適用する対象の問い合わせを選択します。次の中から選択できます。
      • 特定のデータ:問い合わせの条件を設定して、条件に一致する問い合わせのみをブループリントの適用対象とします。
        条件の設定では、「AND」と「OR」の演算子を使用して、複数の条件式を組み合わせて設定することが可能です。
      • すべてのデータ:該当の部門で作成されたすべての問い合わせが、ブループリントの適用対象となります。
    • [詳細設定]では、必要に応じて以下の設定の切り替えボタンをクリックして有効にすることが可能です。

      • [制限モード]:有効にすると、担当者は、ブループリントの遷移を通じてのみ、問い合わせの操作を行うことができるようになります(操作の例:項目の編集、返信の送信、コメントの投稿、承認依頼、解決策の追加、添付ファイルの追加)。
      • [遷移の担当者の手動割り当て]:有効にすると、システム管理者が、データ内で遷移の担当者を手動で割り当て直すことができるようになります。これにより、遷移の既存の担当者が対応できない場合にも、担当者を変更して対応を進めることが可能になります。

      • [ブループリントを中断なしで処理する]:有効にすると、現在の遷移が完了するとすぐに次の遷移が自動的に開始します。通話担当者向けのスクリプトの作成などに最適です。

  7. [次へ]をクリックします。

手順2:ブループリントの編集画面における流れ図(フローチャート)の作成

ブループリントの編集画面で、状態と遷移からなる流れ図(フローチャート)を作成します。こちらで作成した流れ図に従って、ブループリントを通じて問い合わせの状態が遷移します。

流れ図(フローチャート)を作成するには
  1. ブループリントの編集画面で、右側にある[状態]タブから、対象の[状態] (問い合わせのステータス項目の値)をドラッグ&ドロップして、左側に追加します。なお、[状態]の一覧には、部門のレイアウトで使用可能な問い合わせのステータス項目のみが表示されています。[+状態を追加する] リンクをクリックすると、新しい状態を追加できます。
  2. 状態の外枠の丸点をクリックして、別の状態の丸点までドラッグすると、2つの状態を接続できます。
  3. 2つの状態が接続されると、矢印上に[+](追加)アイコンが表示されます。
  4. [+](追加)アイコンをクリックして、遷移を追加します。
メモ:
  • 必要に応じて、編集画面から状態や遷移を削除できます。削除するには、状態または遷移を右クリックして[削除する][遷移を削除する]をクリックします。

手順3:遷移の追加

2つの状態間に遷移を追加して、遷移前の状態から遷移後の状態に移動するための条件を設定します。

遷移を追加するには
  1. 2つの状態間の矢印上にある[+](追加)アイコンをクリックします。
  2. 遷移の[名前] (例:承認)を入力します。必要に応じて、[説明]を入力します。
  3. 必要に応じて、[自動遷移]を有効にします。有効にすると、顧客から返信や満足度評価を受信した時に、遷移を自動で実行できます。
    対象のスレッド(すべて/非公開/公開)や評価(すべて/良い/悪い/普通)を選択することも可能です。
  4. [遷移を追加する]をクリックします。

  1. 次の画面で、[遷移前][遷移中][遷移後]の条件や処理内容を入力します。
  2. [ブループリントを保存して完了する]をクリックします。

遷移の設定

ブループリントの遷移では、遷移前遷移中遷移後の3つの段階に関して、条件や処理内容を設定します。それぞれの設定について、以下で説明します。 

遷移前 

「遷移前」の条件では、担当者が遷移を利用できるようにするための条件を設定します。遷移前には、次の条件を指定できます:



  • 遷移の担当者
    遷移を実行する担当者を割り当てます
    (例:データの担当者)。「データの担当者」を選択すると、問い合わせの担当者のみが遷移を表示できるようになります。ドロップダウンから、特定の担当者を選択することも可能です。
    メモ:遷移の担当者が未割り当ての場合、該当の部門内のどの担当者でも遷移を実行できるようになります。つまり、該当の部門内のすべての担当者が、初期設定で該当の問い合わせにアクセスできます。  
  • 異なる部門の遷移の担当者
    担当者に遷移の実行を許可する部門を選択します。問い合わせは、こちらで選択した部門に自動的に共有されます。また、担当者を割り当てるアクセス権限の種類を選択します。[すべてのアクセス][表示のみのアクセス][制限付きアクセス]から選択できます。
  • 条件
    この遷移を実行できるようにする問い合わせの条件を設定します。こちらで設定した条件に一致する問い合わせの詳細ページのみに、遷移が表示されます。すべての問い合わせで遷移を表示する場合は、条件の設定をスキップします。

遷移中

[遷移中]タブでは、遷移の実行前に行う必要のある処理を設定します。たとえば、特定の項目への値の入力、コメントの投稿、ファイルの添付などの処理を設定することで、画面上で遷移の担当者に操作を促すことができます。また、これらの処理は必須に設定することが可能です。

項目値の入力を求める場合、対象の項目としてルックアップ項目を設定することもできます。たとえば、「サブスクリプションの更新」という遷移があるとします。この遷移では、問い合わせデータが「決済が未完了」という状態から「決済済み」という状態に遷移します。この遷移では、問い合わせ内の「サブスクリプション」というルックアップ項目における値の選択を必須に設定できます。これにより、問い合わせデータが「決済済み」の状態に遷移する際に、問い合わせデータを適切なサブスクリプションデータに関連付けることができます。

ルックアップ項目の作成方法についての詳細は、Zoho Deskでの独自のルックアップ項目の作成をご参照ください。   

必須の処理の設定について、以下に説明します。



必須項目と検証項目
適切な段階で必須項目を設定することで、業務プロセスの一環として必要な情報を入力するよう、担当者に促すことができます。初期設定では、「遷移中」の条件として追加した処理(操作や項目の更新)は必須に設定されています。必要に応じて、必須の設定を解除したり、特定の処理のみを必須に設定したりすることが可能です。また、項目の検証設定で項目値の条件を指定することで、担当者によって入力された値が許容値であるかどうかを検証することも可能です。

必須項目と検証項目を設定するには
  1. [遷移中]タブで、[処理を追加する]リンクをクリックし、[項目]をクリックします。
  2. ドロップダウンから、入力必須にする項目を選択します。
    さらに項目を追加するには、この手順を繰り返します。
  3. 選択した項目で、[検証]をクリックします。
  4. 検証ルールの設定画面で、検証する問い合わせの条件を設定します。
  5. 条件に一致しない問い合わせに対して表示する、通知メッセージを入力します。
  6. [完了する]をクリックします。

必須の処理の設定

項目とは別に、業務プロセスの各段階を通過するために、担当者が問い合わせに関して実行する必要がある処理(操作)を設定できます。

特定の処理を必須に設定するには
  1. [遷移中]タブで、[処理を追加する]リンクをクリックし、[操作]をクリックします。
  2. ドロップダウンから、必須にする処理を選択します。
    以下の処理(操作)の完了を必須にすることが可能です。
    • 全員に返信する
    • コメントを投稿する
    • ファイルを添付する
    • 承認を申請する
    • 解決方法を入力する
    • 問い合わせを共有する
  3. 追加した処理(操作)をドラッグ&ドロップして、完了する順番を並べ替えることができます。
Notes

メモ

  1. [全員に返信する]をクリックした際に最近の公開コメントからデータを取得できるのは、問い合わせに公開コメントでの返信がある場合のみです。
  2. [全員に返信する]処理を必須に設定した場合、担当者またはシステム管理者が遷移中に返信する必要があります。ただし、必須に設定しない場合は、[この返信をスキップする]を選択して、返信の処理をスキップできます。「全員に返信する」を必須に設定するかどうかは、状況によって異なります。 たとえば、「返信不要」の項目が有効になっている問い合わせの場合、その後のやりとりの共有は不要であるため、不要なメッセージの送信を避けるために、管理者は「全員に返信する」の処理を必須にせずにスキップできるようにすることが可能です。一方、「返信不要」の項目が無効になっている問い合わせの場合、「全員に返信する」処理を必須にする必要があります。これにより、担当者全員に最新の情報を共有して、必要な対応を把握できます。この場合、問い合わせの条件を指定することで、対象の問い合わせに応じて必須の設定を変更可能です。

遷移の担当者に表示するメッセージの入力

ブループリントの業務プロセスを効率的に実行できるように、遷移の担当者に対してメッセージを表示して案内できます。メッセージには、次の遷移の準備に役立つ情報や業務マニュアルの参照先などを追加できます。

遷移中に表示するメッセージを入力するには
  1. [遷移中]タブで、[処理を追加する]リンクをクリックし、[メッセージ]をクリックします。
  2. テキスト欄にメッセージを入力します。
    メッセージは、255文字以下で入力してください。

拡張機能の追加

ブループリントの遷移の「遷移中」の処理として、拡張機能を選択して追加できます。業務プロセスにおける個別のニーズに応じたウィジェットを選択して追加することで、問い合わせ対応の効率化を図ることが可能です。追加した拡張機能では、項目の更新、外部サービスのデータの更新、フォームデータの取得、フォームデータの送信など、さまざまな処理を実行できます。


たとえば、顧客サポートチームが、ブループリントの遷移時にウィジェットを利用してスケジュール調整を行う場合、「遷移中」の設定でZoho Calendarの拡張機能を追加できます。これにより、サポート担当者がブループリントに従ってフォローアップタスクや訪問予定を登録する際に、日程を調整しやすくなります。
Notes

メモ

  1. ブループリントの遷移に追加できる拡張機能の上限は、2件です。 
  2. 追加できるウィジェットは、対象のウィジェットを備えた拡張機能において、ブループリントにおける表示が有効に設定されているもののみです。詳細はこちら(英語)。
  3. 現在のところ、ブループリントに追加できるウィジェットは、Zoho SprintsとZoho Calendarの拡張機能のみです。 

遷移中に拡張機能を追加するには

  1. [遷移中]タブで、[処理を追加する]リンクをクリックし、[拡張機能]をクリックします。
  2. 対象の拡張機能を選択して、関連付けます。
  3. [ブループリントを保存して完了する]をクリックします。



拡張機能を使用して遷移を実行するには

  1. 問い合わせの詳細ページに移動します。
  2. 遷移に関する情報欄(バー)で、対象の遷移ボタンをクリックします。



  3. 拡張機能内で必要な処理(操作)を行い、[遷移を完了する]をクリックします。


インスタントメッセージによる返信の送信

ブループリントは、インスタントメッセージ経由の問い合わせに対して適用することも可能です。管理者が、ブループリントの遷移で[遷移中]に必要な処理として[全員に返信する]を追加した場合、インスタントメッセージ経由の問い合わせの詳細ページにインスタントメッセージの編集画面が表示されます。これにより、担当者は遷移の実行中に、インスタントメッセージを通じて顧客への返信、ファイルの添付、画像の挿入、定型メッセージの使用が可能です。


たとえば、インスタントメッセージ経由の問い合わせに対して顧客への返信を必須とするブループリントが適用されている場合、担当者は画面を切り替えなくても、遷移の情報欄からインスタントメッセージの返信画面を開いて迅速に返信し、遷移を実行できます。


Notesインスタントメッセージ経由の問い合わせに対しては、[全員に返信する]処理が必須に設定されているブループリントも適用可能です。

遷移後

[遷移後]の条件では、遷移の完了時に実行する自動処理を設定します。[遷移後]の設定で自動化できる処理は、次のとおりです。
  • メール通知の送信
  • 項目の更新
  • タスクの割り当て
  • カスタム関数の実行(エンタープライズプランのみ)


自動処理を設定するには
  1. [遷移後]タブで、次の手順を実行します。
  2. 対象の処理の欄で[新規]をクリックし、新しい処理を設定し、保存します。
  3. 既存の処理を遷移に関連付けて実行する場合は、該当の処理の欄で[既存]をクリックし、処理を選択します。
自動処理はすぐに実行する処理として設定され、遷移が完了したときにすぐに実行されます。

共通遷移

遷移を「共通遷移」として設定すると、対象の遷移はブループリント内のすべての状態から実行可能になります。たとえば、返品処理において、顧客からの返品申請を却下する遷移を共通遷移として設定すると、返品処理のブループリント内にあるどの状態からも「返品却下」の遷移を実行できるようになります。返品処理では、通常、返品理由を確認した上で、返品申請を承認/却下する必要があります。そのため、「返品却下」の遷移は、返品処理の後半に必要になる場合が多いです。しかし、顧客は初期段階で返品申請をキャンセルすることもあります。このような場合、「返品却下」を共通遷移として設定すると、「返品却下」の遷移が、初期段階の状態からも実行できるになります。

共通遷移として設定するには
  1. ブループリントの編集画面で、共通遷移として設定する遷移をクリックします。  例:返品却下
  2. [共通遷移]の切り替えボタンをクリックし、有効にします。
    共通遷移が、ブループリントの編集画面に緑色で表示されます。

制限モード 

ブループリントが適用された問い合わせでは、遷移に関する情報欄から遷移を実行する必要があります。制限モードを有効にすることで、担当者が遷移に関する情報欄から遷移に必要な処理をスムーズに実行できるようにすることが可能です。たとえば、[遷移中]の設定でコメントの投稿を必須にした場合、担当者は問い合わせの詳細ページに表示された遷移の情報欄で、対象の遷移ボタンをクリックしてコメントを入力する必要があります。そのため、遷移の情報欄以外の場所でコメントを入力した場合、遷移が実行されず、問い合わせが同じ状態のまま停滞してしまう恐れがあります。このような事態を回避するために、制限モードが役に立ちます。

制限モードを有効にすると、問い合わせの詳細ページから操作ボタンを非表示にすることが可能です。これにより、遷移に関する情報欄のみで必要な処理を実行できるようにします。制限できる操作は、以下のとおりです。
  1. 返信、転送、コメントの投稿
  2. 問い合わせの編集、問い合わせの項目の編集
  3. [承認]タブでの承認申請
  4. [添付]タブでの添付ファイルのアップロード
  5. [解決方法]タブでの解決方法の追加
制限モードの設定では、以下のいずれかを選択して、制限する操作を指定できます。
  1. すべて制限する:遷移の情報欄以外からは操作や項目の更新をすべて実行できないようにします(初期設定ではこちらが有効になっています)。
  2. 特定の操作を制限する:指定した操作や項目の更新を実行できないようにします。
  3. 特定の操作以外を制限する:指定した操作や項目の更新のみは実行できるようにします。
ブループリントの制限モードを有効にするには
  1. 一覧から、制限モードを有効にするブループリントを選択します。
    ブループリントの編集画面が表示されます。
  2. [ブループリントの情報]タブを選択します。
  3. [詳細設定]内の[制限モード]設定の切り替えボタンをクリックして有効にします。
  4. [ブループリントを保存して完了する]をクリックします。


遷移の担当者の手動割り当て

この設定を有効にすると、システム管理者が遷移の担当者を手動で変更できるようになります。たとえば、担当者が対応できないことによって遷移が進まず、ブループリントで設定した業務プロセスが停滞してしまっている場合、システム管理者は遷移を別の担当者に手動で割り当てなおすことができます。割り当て先には、同じ部門の担当者はもちろん、別の部門の担当者も指定できます。これにより、業務を滞りなく進めていくことが可能です。

 

メモ:この設定を有効にした場合に、遷移の担当者を変更できるのは、システム管理者または遷移の担当者のみです。


[遷移の担当者の手動割り当て]を有効にするには

  1. 一覧から、 遷移の担当者の手動割り当てを有効にするプループリントを選択し、編集画面を開きます。

  2. [ブループリントの情報]タブに移動し、画面を下にスクロールして[詳細設定]の欄に移動します。

  3. [詳細設定]
    内の[遷移の担当者の手動割り当て]設定の切り替えボタンをクリックして、有効にします。



 

遷移の担当者を手動で割り当てなおすには:

  1. 対象の問い合わせを開きます。

  2. 遷移に関する情報欄で
    (フローチャート)アイコンをクリックすると、ブループリントの流れ図(フローチャート)を表示できます。

  3. 対象の遷移の欄にマウスのカーソルを重ねると、遷移の担当者のドロップダウンが表示されます。

  4. 遷移の担当者のドロップダウンで、
    [遷移の担当者を割り当てる]をクリックします。

  5. 遷移の担当者の割り当て画面が表示されるので、割り当て先の担当者を指定します。[部門を追加する]をクリックして担当者を指定すると、遷移を別の部門内の担当者に割り当てることができます。

状態に対するSLA(エスカレーション)の設定

ブループリントで設定したサポートの業務プロセスは、時間通りに完了するようにする必要があります。これには、SLA(エスカレーション)機能が役に立ちます。

SLA機能では、ブループリントの各状態に対して、「SLA時間」(エスカレーションの基準時間)を設定し、SLA時間を基準としたエスカレーション処理を実行できます。また、エスカレーションの方法をカスタマイズできます。たとえば、「承認待ち」状態の問い合わせの承認時間を30分以下にしたい場合は、SLA時間を30分に設定します。また、SLA時間は、カレンダー時間でなく、営業時間のみを対象として計測することも可能です。問い合わせが目標のSLA時間を過ぎると、特定のマネージャーや担当者にエスカレーションできます。なお、SLA時間は、ブループリントの状態ごとに設定できます。

状態にSLAを追加するには
  1. ブループリントの編集画面で、SLAを設定する状態をクリックします。  例:[承認待ち]
  2. [状態別のSLA]設定の切り替えボタンをクリックし、有効にします。
  3. 問い合わせがこの状態に留まることができる時間を、SLA時間として設定します。
    [時間][分][日]を入力します。
  4. 次に、設定したSLA時間を過ぎた場合の、問い合わせのエスカレーションの方法を指定します。

    SLAの設定- Zoho Deskのチュートリアル

  5. [1段階目のエスカレーションを追加する]をクリックし、次の手順を実行します。
    • ユーザーに通知するタイミングと時間帯を選択します。
      通知のタイミングとして、SLA時間の
      一定時間前 時間どおり一定時間後を指定できます。
    • ドロップダウンメニューから、通知先のユーザーを指定します。
    • 使用するエスカレーションのメールテンプレートを選択します。
      エスカレーションが発生すると、選択したエスカレーションのテンプレートがメールで送信されます。
    • [完了する]をクリックします。
  6. 2段階目のエスカレーションを追加するには、この手順を繰り返します。
Idea
留意事項
  1. ブループリントは、ブループリントの一覧ページにおける表示順で実行されます。ブループリントの一覧を並べ替えることで、実行する順番を変更できます。
  2. 問い合わせの作成/更新時に、問い合わせに対してブループリントの遷移が適用される前に、割り当てルール、ワークフロールール、SLA(エスカレーション)、ラウンドロビン(順繰り)ルールのすべてがこの順番で実行されます。
  3. ブループリント内の遷移にはそれぞれ担当者を割り当てることができます。問い合わせへのアクセス権限を持たない担当者が遷移の担当者に割り当てられている場合、該当の担当者は遷移を実行できますが、データは編集できません。
  4. 1件の状態の前後には、16件まで遷移を追加できます。
  5. 遷移の担当者のみが、問い合わせの詳細ページで遷移を実行できます。システム管理者を含むその他の担当者においては、現在の状態以降のブループリントの流れ図(フローチャート)を表示することのみが可能です。
  6. ブループリントを保存すると、設定内容がすぐにZoho Deskアカウント(本番環境)に反映され、問い合わせへの適用が開始します。
  7. 問い合わせに関してデータや項目の編集権限や返信権限を持たない担当者が遷移の担当者に割り当てられている場合でも、これらの操作がブループリントの遷移に必要な処理として設定されている場合は、該当の担当者は該当の処理を実行できます。 

ブループリントの編集

ブループリントを編集して、状態や遷移の設定内容やフロー(流れ)を変更できます。ただし、ブループリントが適用中の有効な問い合わせがある場合は、遷移と状態の削除はできませんのでご注意ください。
  1. 画面の右上にある設定アイコン()をクリックします。
  2. 設定画面で、[自動化]の欄にある[ブループリント]をクリックします。
  3. ブループリントの一覧ページで、編集対象のブループリント名をクリックします。
  4. ブループリントの編集画面で必要な変更を行い、[ブループリントを保存して完了する]をクリックします。
メモ:
  • ブループリントで使用する遷移に関する変更内容は、該当のブループリントが適用中の問い合わせに対してもすぐに反映されます。
  • ブループリントの[遷移前]の設定に関する変更内容は、以降にブループリントが適用された問い合わせにのみ反映されます。

ブループリントの下書き保存

ブループリントを下書きとして保存することで、必要に応じて後から編集を続けることができます。ブループリントの作成時に、[下書きを保存する]または[下書きを保存して移動する]のいずれかを選択できます。

ブループリントの適用の解除

必要に応じて、問い合わせに適用中のブループリントを解除できます。問い合わせの詳細ページで個別にブループリントの適用を解除するか、ブループリントの設定画面で複数の問い合わせへの適用を一括で解除することが可能です。

問い合わせに対するプループリントの適用を個別に解除するには

  1. ブループリントの適用を解除する問い合わせの詳細ページを開きます
  2. 画面の右上にある[…](その他の操作)アイコンをクリックします。
  3. メニューから、[ブループリントの適用を解除する]をクリックします。
  4. 該当の問い合わせに対するブループリントの適用が解除されます。


Notes
メモ:問い合わせに対するブループリントの適用を解除できるのは、[業務の自動化]の管理権限を持つユーザーのみです。

問い合わせに対するブループリントの適用を一括で解除するには

  1. 画面の右上にある設定アイコン()をクリックします。
  2. 設定画面で、[自動化]の欄にある[ブループリント]をクリックします。
  3. ブループリントの一覧ページで、対象のブループリントにカーソルを合わせます。
  4. 画面の右上にある[…](その他の操作)アイコンをクリックします。メニューから[問い合わせへの適用を解除する]をクリックします。
  5. 確認画面で[続ける]をクリックして、処理を確定します。
  6. 適用中のすべての問い合わせから、ブループリントの適用が解除されます。
Notes
メモ:
  • 問い合わせに対するブループリントの適用を解除できるのは、[業務の自動化]の管理権限を持つユーザーのみです。
  • 適用解除の処理はすべて、問い合わせの履歴に記録されます。

ブループリントの無効化/削除

ブループリントが不要になったと判断した場合は、無効にするか、削除することができます。ブループリントを無効にすると、以降の問い合わせに対してブループリントが適用されなくなります。無効にしたブループリントは、ブループリントの一覧ページに表示され、後で再度有効にできます。
ブループリントを無効にするには
  1. 画面の右上にある設定アイコン()をクリックします。
  2. 設定画面で、[自動化]の欄にある[ブループリント]をクリックします。
  3. ブループリントの一覧ページで、対象のブループリントのステータスの切り替えボタンをクリックして無効にします。
  4. もう一度、[無効にする]をクリックして、処理を確定します。
    該当のブループリントは無効になります。
ブループリントを完全に削除したい場合は、Zoho Deskから削除できます。ただし、該当のブループリントが適用中の有効な問い合わせがある場合は、ブループリントを削除できませんのでご注意ください。

ブループリントを削除するには
  1. 画面の右上にある設定アイコン()をクリックします。
  2. 設定画面で、[自動化]の欄にある[ブループリント]をクリックします。
  3. ブループリントの一覧ページで、削除対象のブループリントにカーソルを合わせます。
  4. 右側に表示される(その他の操作)アイコン
    をクリックし、メニューから
    [削除する]をクリックします。
  5. 確認画面で、[OK]をクリックして、処理を確定します。