Zoho Deskでのスケジュール処理の作成と管理

Zoho Deskでのスケジュール処理の作成と管理

スケジュール処理とは、日時を指定して実行できる自動化処理です。特定の日時、または指定した頻度でカスタム関数を通じて処理を行うように設定することができます。たとえば、スケジュール処理を使用すると、新しい問い合わせやタスクを定期的に作成したり、毎週行われるミーティングのリマインダーを担当者に送信したりできます。

スケジュール処理では、以下のような処理も可能です:
  1. 1日の終わりに、未割り当ての問い合わせを特定の担当者に割り当てる。
  2. 担当者に割り当てられた問い合わせが、事前に設定したしきい値に達した際に担当者に通知する。
  3. オフラインの担当者から対応可能な(オンラインの)担当者に定期的に問い合わせを割り当てる。
必要な権限
スケジュール処理の機能を利用するには、業務の自動化の権限が必要です。
各プランの機能と制限を確認する
メモ:
  1. アカウントで、最大250件の有効なスケジュール処理を作成できます。有効にできるスケジュール処理の上限は、すべての部門に対して250件です。部門ごとに250件ではありません。
  2. 各部門では、スケジュール処理を10件まで作成できます。

スケジュールの作成
以下の4つの簡単な手順で、スケジュール処理を作成できます。
  1. スケジュール名の入力
  2. 実行日時間の選択
  3. スケジュールの頻度の選択
  4. 新しいカスタム関数関連付け、または作成

新しいスケジュール処理を作成するには:
  1. 上部のバーで設定)アイコンをクリックし、[自動化]の欄にある[スケジュール処理]をクリックします。
  2. スケジュール処理画面で、画面右上の[新しいスケジュール]をクリックします。
  3. スケジュール処理の追加画面で、以下の手順を実施します:
    1. 実行タイミングの項目をクリックして、関数を実行する日付時間を指定します。



    2. 繰り返し間隔のメニューから、スケジュールの頻度を設定します。



      スケジュールの頻度は、1回(なしを選択)、毎時間、毎日、毎週、毎月、毎年のいずれかから選択できます。

    3. 特定の時間、日、週、月、年と頻度を指定したり、スケジュール処理の終了日を指定したりする場合は、カスタムを選択します。



    4. [関数の関連付け]をクリックして、スケジュール処理に関連付ける関数を選択します。



      [関数の作成]をクリックして、Zoho DeskのDelugeスクリプト編集画面から新しい関数を記述することもできます。
  4. [保存する]をクリックします。

カスタム関数の作成
すべてのスケジュール処理に対して、カスタム関数を関連付ける必要があります。Zoho DeskのDelugeスクリプト編集画面から独自のカスタム関数を記述して、定期的に実行するようにスケジュール処理を設定することができます。
Delugeスクリプト - 参照ガイドもご参照ください

メモ:
  1. スケジュール処理のカスタム関数を作成する際、引数として独自の変数を追加することもできます。

スケジュール処理の実行 - 手動
[今すぐ実行]オプションを使用すると、いつでもスケジュール処理の関数を手動で実行できます。この機能では、スケジュール処理に関連付けられた関数をすぐに実行できます。

手動でスケジュール処理を実行するには:
  1. 上部のバーで設定)アイコンをクリックし、[自動化]の欄にある[スケジュール処理]をクリックします。
  2. スケジュール処理の画面で、手動で実行するスケジュール処理のその他アイコン()をクリックします。



  3. メニューから[今すぐ実行]を選択します。
スケジュール処理がすぐに実行されます。


メモ
  1. 1日に手動で実行できるスケジュール処理の回数は、2回までです。
  2. 有効なスケジュール処理のみ手動で実行できます。

履歴
実行したスケジュール処理の詳細は、実行の可否に関わらずすべて[履歴]タブに表示されます。履歴にフィルターを適用して、表示するデータを抽出することもできます。たとえば、スケジュール、ステータス、特定の期間で履歴データにフィルターを適用できます。

履歴にアクセスするには:
  1. 上部のバーで設定)アイコンをクリックし、[自動化]の欄にある[スケジュール処理]をクリックします。
  2. [スケジュール処理]画面で、[履歴]タブをクリックします。



  3. 過去7日間に実行されたすべてのスケジュール処理に関する履歴内容が、ステータスに関わらず標準で表示されます。
  4. 画面右上のフィルターアイコン()をクリックして、フィルターオプションを開きます。
    スケジュールステータス、特定の期間で履歴データにフィルターを適用できます。
  5. [検索]をクリックして、履歴にフィルターを適用します。


メモ
  1. 特定のスケジュール処理の履歴を確認するには、スケジュール処理のその他アイコン()をクリックして、[履歴の表示]をクリックします。
  2. [閉じる]をクリックすると、適用したフィルターが解除されます。
重要
  1. 複数のスケジュール処理に同じ名前を付けることはできません。
  2. スケジュール処理の開始日に対して、現在の日付から1年後より後の日付を設定することはできません。
  3. 1万行を超える関数のスクリプトは利用できません。
  4. 関数の実行時間は5分以内である必要があります。

    Zoho CRM 管理者向けトレーニング

    「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。

    日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。

    Zoho CRM Training



              Zoho WorkDrive Resources



                Zoho Desk Resources

                • Desk Community Learning Series


                • Digest


                • Functions


                • Meetups


                • Kbase


                • Resources


                • Glossary


                • Desk Marketplace


                • MVP Corner


                • Word of the Day









                                • Related Articles

                                • Zoho DeskのZoho Vault拡張機能

                                  Zoho Vaultは、チーム向けのオンライン上でパスワードを管理できるソフトウェアです。多くのパスワードの管理に苦労している場合、Zoho Vaultで安全に管理することができます。どこからでもパスワードを保存、共有、管理することができます。  機密情報を安全に共有することは、チームにとって必要不可欠です。Zoho DeskのZoho Vault拡張機能を使用すると、アクセス権限の異なるチーム間やユーザー間でパスワードを共有することができます。Zoho ...
                                • Zoho DeskとZoho Mailの連携

                                  Zoho DeskとZoho Mailを連携して使用することで、Zoho Deskでメールを使用した顧客サポート業務を効率よく行うことができます。Zoho Deskでは、メール、電話、チャットなど、さまざまな経路の問い合わせをまとめて管理できます。一方、Zoho Mailは、どのような規模の組織でも安全で手軽に利用できるメールサービスです。 Zoho DeskとZoho Mailを連携することで、Zoho DeskおよびZoho ...
                                • Zoho DeskのZoho Sprints拡張機能

                                  Zoho Sprintsは、オンライン上で利用できるアジャイル開発向けのプロジェクト管理ソリューションです。プロジェクトの計画、進捗状況の確認、期限内のプロジェクト完了を目的に設計されました。また、高品質なサービスを提供できるように、共同作業を行うことができます。Zoho DeskのZoho Sprints拡張機能では、顧客、サポートチーム、開発チームをシームレスに結び合わせることで、機能や問題について詳細に把握することができます。Zoho ...
                                • Zoho CRMとZoho Deskの連携

                                  Zoho CRMとの連携により、顧客データベースを常に同期してデータの整合性を維持することで、営業チームとサポートチームが顧客の全体像を把握しやすくなります。連携するには、Zoho Deskの管理者権限が必要です。また、Zoho CRMの管理者権限も利用可能であることをご確認ください。 機能 Zoho CRMと連携すると、顧客サポートの向上に役立つ、以下の機能を利用できます: カスタム項目のデータを含めて連絡先と取引先のデータを双方向で同期し、データベース上の顧客情報を常に統一できます。 ...
                                • Zoho DeskとZoho Campaignsの連携

                                  Zoho Campaignsは、マーケティングメール配信サービスです。メールを作成/配信したり、配信したメールに関する指標データを確認したりするのに役立ちます。Zoho DeskとZoho Campaignsを連携することで、Zoho Campaignsで作成したキャンペーンや配信リストに関するさまざまな操作をZoho Deskの操作画面内から行うことが可能です。 Zoho DeskとZoho Campaignsの連携設定 Zoho Campaigns拡張機能は、Zoho ...

                                Resources

                                Videos

                                Watch comprehensive videos on features and other important topics that will help you master Zoho CRM.



                                eBooks

                                Download free eBooks and access a range of topics to get deeper insight on successfully using Zoho CRM.



                                Webinars

                                Sign up for our webinars and learn the Zoho CRM basics, from customization to sales force automation and more.



                                CRM Tips

                                Make the most of Zoho CRM with these useful tips.