LINEとは
LINEは日本で最も利用率の高いチャットアプリです。チャット、ビデオ通話、音声通話などの機能を無料で利用でき、操作も簡単です。スマートフォンからはもちろん、WindowsやMacのデスクトップアプリからも利用可能です。
Zoho DeskのLINE連携のメリット
• 顧客からのLINEによる問い合わせに、Zoho Desk内から対応できます。
• チャット(トーク)を通じて、より迅速な問題解決が可能です。
• 複数の経路(チャネル)を設定できます。
• メッセージを問い合わせに変換して管理できます。
利用開始にあたって必要な設定: •
LINE公式アカウント •
チャネルIDとチャネルシークレット LINE公式アカウントZoho DeskでLINE連携を利用するには、LINE公式アカウントが必要です。LINE公式アカウントを利用すると、多数の顧客に宛ててメッセージを一括配信できます。また、その他にも顧客のサポートに役立つ便利な機能も利用可能です(例:ヘルプやよくある質問などへのリンクメニューの提供)。LINE公式アカウントの詳細については、
こちらをご参照ください。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントのプランには、コミュニケーションプラン(無料)プラン、ライトプラン、スタンダードプランの3種類があります。
無料プラン
無料プランでは、200件までメッセージを送信できます。また、追加メッセージは送信できません。
有料プラン
ライトプランでは、1か月に5,000件までメッセージを送信できます。追加メッセージは送信できません。
スタンダードプランの場合、1か月に30,000件までメッセージを送信できます。
LINE公式アカウントの利用状況を確認するには:
- LINE公式アカウントで[分析]タブに移動すると、メッセージ通数やメッセージ配信状況を確認できます。
- または、[設定]→[利用と請求]→[ダッシュボード]から確認することもできます。
LINE連携の手順手順1:LINE公式アカウントにログインします。
LINE公式アカウントでは、管理サイトへのログインにLINEビジネスIDを利用します。
LINEビジネスIDを利用したログイン方法には、[LINEアカウントでログイン]と[ビジネスアカウントでログイン]の2種類があります。参考:
LINE公式アカウントのログインページ
[LINEアカウントでログイン]:個人で利用しているLINEアカウントでログインします。個人用のアカウントがLINEビジネスIDにひも付きます。なお、個人で利用しているLINEアプリ内からメールアドレスとパスワードを事前に登録しておく必要があります。
[ビジネスアカウントでログイン]:LINEビジネスID用のメールアドレスとパスワードを登録し、ログインします。LINE公式アカウントを仕事用のメールアドレスで利用したい場合や、LINE公式アカウントに個人で利用しているLINEアカウントをひも付けたくない場合に選択します。
手順2:Messaging APIのチャネルを作成し、チャネルIDとチャネルシークレットを取得します。
なお、
Messaging APIとは、LINEの機能と外部のサービスを連携するための機能です。
Messaging APIのチャネルの作成方法については、こちらをご参照ください。なお、Messaging APIのチャネルとは、Messaging APIの機能を利用して外部のサービスと連携するための経路(通信路)です。
チャネルIDは、チャネルを表す一意の数値です。
チャネルシークレットは、連携先のサービスからLINE公式アカウントにアクセスするためのパスワードのようなものです。チャネルIDとチャネルシークレットを取得するには、以下の手順Aか手順Bのいずれかの手順を実施します。
手順A) LINE公式アカウントの管理サイトから取得する場合:LINE公式アカウントの管理サイトにログインします。チャネル(アカウント)の一覧が表示されるので、連携したいチャネルをクリックして管理ページを開きます。
画面右上の
[設定]タブ→[Messaging API]の順に移動し、
[チャネルID]と
[チャネルシークレット]を確認します。
手順B) LINE Developersのコンソールから取得する場合:LINE Developersのコンソールにログインします。画面左側のメニューで
[プロバイダー]をクリックし、対象のチャネルが登録されているプロバイダーを選択します。
[チャネル設定]タブで対象のチャネルを選択します。
[チャネル基本設定]タブで
[チャネルID]と
[チャネルシークレット]を確認します。
Zoho DeskでのLINE連携用チャネルの設定手順
手順1:Zoho Deskにログインします。
手順2:画面右上の設定アイコン→[経路]→[インスタントメッセージ]の順に移動し、[LINE]の欄で[設定する]をクリックします。LINE連携の設定ページで[経路を作成する]をクリックします。
手順3:経路名を入力します。また、必要に応じてアイコン用の画像をアップロードします。
手順4:チャネルIDとチャネルシークレットを入力します。
手順5:経路を関連付ける部門を選択します。[保存する]をクリックすると、経路が作成されます。
各種設定
1. 担当者の関連付け
作成した経路には担当者を関連付けることができます。なお、担当者を関連付けた経路で[部門]を変更すると、経路と担当者との関連付けは解除されます。この場合、担当者をあらためて関連付けるには、再度設定を行う必要があります。
経路と担当者を関連付けるには、画面右上の設定アイコン→[経路]→[インスタントメッセージ]をクリックし、画面左側のメニューで[インスタントメッセージ]の欄にある[各種設定]を選択します。各種設定ページの[担当者]タブで対象の担当者の欄に移動し、[関連付ける]をクリックします。関連付けの設定欄で、選択リストから[LINE]を選択し、経路を指定します。設定が完了したら、[保存する]をクリックします。
2. 問い合わせへの自動変換
受信から一定時間が経過したLINEメッセージを問い合わせに自動変換できます。自動変換の設定を行うには、画面右上の設定アイコン→[経路]→[インスタントメッセージ]をクリックし、画面左側のメニューで[インスタントメッセージ]の欄にある[各種設定]を選択します。各種設定ページで[問い合わせ]タブに移動し、受信したメッセージを問い合わせに変換するまでの時間を指定します。時間は経路ごとに設定可能です。
顧客との間でメッセージを送受信するための設定顧客との間でメッセージを
送受信するには、LINEのMessaging APIのチャネルの設定において、Webhookに関する設定を行う必要があります。この設定は、チャネルの作成時に[Messaging API設定]タブから行うことができます。チャネルの作成後に設定を行う場合には、
LINE公式アカウントで[設定]→[応答設定]に移動します。設定内容は以下のとおりです。
•
[チャット]:
無効 •
[Webhook]:
有効 •
[あいさつメッセージ]:
無効 •
[応答メッセージ]:
無効
なお、以下の設定は、[設定]→対象のチャネルを選択→[Messaging API]→[Webhook]に移動することによっても変更できます。
• [Webhook]:有効
リンク/QRコード/埋め込み用ボタンの取得
顧客にLINEで問い合わせを送信してもらうには、顧客のLINEアプリで当該のLINE公式アカウントを友だちとして追加してもらう必要があります。友だち追加用のQRコード/リンク/埋め込み用ボタンなどは、Zoho DeskのLINE連携のページから取得できます。取得するには、Zoho Deskで画面右上の設定アイコン→[経路]→[インスタントメッセージ]→[LINE]に移動します。経路の一覧ページで対象の経路の欄にカーソルを重ね、[LINEの埋め込みコードを生成する]をクリックすると、リンク/QRコード/埋め込み用のコードを確認できます。
設定についてご不明な点がございましたら、サポート窓口にお気軽にお問い合わせください。