WhatsAppの会話ベースの価格モデル(2023年6月版)

WhatsAppの会話ベースの価格モデル(2023年6月版)


注意
重要:料金の改定について

WhatsApp Businessの料金は2024年10月1日に改定されています。料金の詳細については、こちらのMeta(WhatsAppサービスの提供企業)のWebページをご参照ください。

前回の変更
  1. 2024年8月1日に、ユーティリティ会話の料金が他のメッセージングサービスに合わせて引き下げられました。これにより、注文の確認など、さまざまな連絡事項の送信にWhatsAppを活用できるようになりました。
今回の変更
  1. 2024年10月1日に、一部の国/地域について料金が改定されました。今後も、マーケティングに関するメッセージの影響や需要に合わせて随時改定が行われる見込みです。

WhatsApp Business APIの価格モデル

現在の価格モデルは、会話ベースの価格設定が導入され、会話の件数を基準とした従量課金制になっています。料金は、メッセージごとではなく、一連のメッセージから成る会話(セッション)ごとに発生します(2023年6月現在)。

WhatsAppの価格設定の変更点

現在のWhatsApp Businessプラットフォームでは、24時間にやりとりしたメッセージが1件の会話とみなされ、会話ごとに課金がされるようになりました。また、課金される金額は会話の種類ごとに決められています。会話の種類は、まず、企業側が開始した会話か顧客側が開始した会話かに分類され、企業側が開始した会話はテンプレートのカテゴリーによってさらに3種類「ユーティリティ会話」「認証会話」「マーケティング会話」に分類されます。顧客側が開始した会話はすべて「サービス会話」に分類されます。

WhatsApp Businessの会話の新しい分類

企業側が会話を開始する場合は、テンプレートメッセージを使用する必要があります。

企業側が開始した会話

企業側が開始した会話は、以下の種類に分類されます(企業から会話を開始できるのは、顧客がメッセージの受け取りに同意している場合のみです)。
    • ユーティリティ会話:注文の確認や支払い方法の案内など、取引の実施に必要な連絡事項を送信できます。
    • 認証会話:アカウントの認証に必要なワンタイムパスワードやパスコードを送信できます。
    • マーケティング会話:割引や特典の案内、商品やサービスの最新情報など、販売促進のためのメッセージを送信できます。

顧客側が開始した会話

    • サービス会話:顧客側が開始した会話はすべて「サービス会話」に分類されます。これは、顧客からの問い合わせに企業側が返信する形で開始される会話です。

会話ベースの価格モデルとは

会話ベースの価格モデルとは、料金が、メッセージごとではなく、一定期間の会話ごとにまとめて計算される価格モデルです。企業がメッセージを送信してから24時間以内に顧客とやりとりしたメッセージは、すべてまとめて1件の会話とカウントされます。

会話の種類

WhatsApp Businessの会話の料金は会話の種類によって異なります。会話は、まず、顧客側が開始した会話と、企業側が開始した会話の2つに大きく分けられます。企業側が開始した会話とは、企業が顧客にテンプレートメッセージを送信して開始した会話です。顧客からのメッセージへの返信であっても、メッセージの受信から24時間以上経過してから返信した場合は、企業側が会話を開始したとみなされます。なお、1件の会話(セッション)の時間内(企業が最初にメッセージを送信してから24時間以内)であれば、メッセージを何件やりとりしても追加料金は発生しません。

1. 顧客側が開始した会話

顧客側が開始した会話はサービス会話に分類されます。これは主に、顧客からの問い合わせに企業が答えるための会話です。

サービス会話は、顧客からのメッセージに企業が返信することによって開始されます。顧客からの事前の同意は不要です。また、企業が顧客からメッセージを受信した時点で24時間のカスタマーサービス時間枠が開始します。このカスタマーサービス時間枠が有効である間、企業はどのようなメッセージも顧客に送信できます。この時間枠内に開始された会話は、他の種類の会話がすでに開始済みでない限り、サービス会話とみなされます。

2. 企業側が開始した会話

企業側が開始した会話は、ユーティリティ会話認証会話マーケティング会話の3種類に分類されます。

企業側が24時間のカスタマーサービス時間枠外に顧客にメッセージを送信することによって開始する会話です。Meta(WhatsAppサービスの提供企業)から承認を受けたメッセージテンプレートを使用する必要があります。顧客から返信を受信した後は、テンプレート以外の内容のメッセージを送信できます。
メモ複数の会話(セッション)の開始
1人の顧客に対して、複数の会話(セッション)を開始できます(会話ベースの料金が発生します)。会話(セッション)の仕組みと、例については、こちらの資料をご参照ください。

カスタマーサービス時間枠とは

企業が顧客からメッセージを受信すると、24時間のカスタマーサービス時間枠が開始します。
この時間枠内であれば、企業はテンプレート以外の内容のメッセージを顧客に送信できます。この時間枠が終了すると、企業はテンプレートを使用して新しい会話を開始する必要があります。
メモ
WhatsApp Businessのメッセージの送信には、顧客の連絡先データに登録されている電話番号が利用されます。そのため、顧客の電話番号は、国番号を含む最大15桁の数字(E.164形式)で入力されている必要があります(例:+81-xx-xxxx-xxxx)。また、WhatsApp Businessのメッセージを顧客に送信する場合は、顧客からあらかじめ同意を得ておくことをお勧めします。

会話ベースの価格モデルの仕組み

WhatsAppの価格モデルは、メッセージごとの課金から会話ごとの課金に変更になりました(2023年6月現在)。1件の会話の時間は24時間です。この時間内にやりとりするメッセージの数に制限はありません。また、課金される金額はメッセージの宛先の国/地域などによって異なります。
メモ
企業側から開始した会話には、WhatsAppの会話ベースの価格設定に従って料金が発生します
料金には、会話の種類と国/地域に応じて、異なるレートが適用されます。レートの詳細については、Meta社によるこちらのヘルプページをご参照ください。
メモ企業が会話を行うには、WhatsAppの会話ベースの価格モデルに従い、インスタントメッセージ連携用のポイントを購入する必要があります。

インスタントメッセージ連携を利用するためのポイントの購入手順

    1.画面右上の(設定)アイコンをクリックします。
    2.[経路]の欄の[インスタントメッセージ]をクリックします。
    3.[インスタントメッセージ]のページで、[ポイントを購入する]をクリックします。
    4. 購入するポイント数を指定します。1ポイントあたりの料金にポイント数をかけた金額の他に、手数料が発生します。
    5.[決済する]をクリックします。これで、決済処理が行われます。
決済が完了すると、購入したポイントが[利用可能なポイント]に反映され、メッセージの配信を開始できます。

ポイントの購入にかかる料金

ある企業が2ポイントを購入したとします。
この企業が支払う金額は、1ポイントあたりの料金の2倍に手数料を加えた金額です。料金の詳細については、Zoho Deskのサポート窓口にお問い合わせください。

メッセージの送信制限


WhatsApp Businessでは、企業側が送信するメッセージの件数に、利用開始後の日数に応じた制限があります。制限は、4段階で適用されます。
第1段階(初日~2日目):24時間ルールに従って企業側から1,000件まで会話を開始できます。
第2段階(3日目~4日目):24時間ルールに従って企業側から10,000件まで会話を開始できます。
第3段階(5日目~6日目):24時間ルールに従って企業側から100,000件まで会話を開始できます。
第4段階(7日目以降):24時間ルールに従って企業側から無制限に会話を開始できます。

参考情報
こちらの記事では、WhatsApp用ポイントのダッシュボードをWhatsApp Businessの会話の分析に活用する方法について説明しています(英語のページが表示されます)。

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