ナレッジベース記事のURLの変更と転送設定

Zoho Deskのナレッジベース（自社の商品やサービスに関するヘルプやよくある質問）の記事のURL（リンク）は、必要なときにいつでも変更できます。たとえば、URL内の特定の日付を最新の日付に更新したい場合や、記事のタイトルを変更し、新しいタイトルに合わせてURLも変更したい場合などです。また、あまり深く考えずに設定したURLを、後から、より簡潔で分かりやすいキーワードを含むURLに変更したい場合もあるかもしれません。いずれの場合でも、記事のURLは何度でも変更できます。

URLを変更したら、古いURLから新しいURLに対する転送設定を追加する必要があります。転送設定を追加しない場合、以下のような問題が発生します。

古いURLのページに対して、別のページからリンクが設定されていた場合、リンク切れ（リンクをクリックしてもリンク先のページが表示されない状態）が発生します。
古いURLにアクセスすると、ページが見つからない旨のメッセージが表示されます（404エラー）。
これにより、利用者の満足度が低下する可能性が高まります。

URLの転送設定

Zoho Deskでは、記事のURLを変更した場合、URLの転送設定を行うことができます。具体的には、古いURLにアクセスした利用者に対して、新しいURLのページを自動で表示するように設定できます（この転送の処理やそのための設定は「301リダイレクト」とも呼ばれます）。また、転送元としては、古いURLが最新のものから遡って3件分まで保存されます。各URLからの転送設定は、必要に応じて削除できます。

メモ：

URLの転送機能は、プロフェッショナルプランまたはエンタープライズプランでのみ利用可能です。
同じ記事の古いURLからの転送は、3件まで設定できます。

URLの転送設定を追加するには：

Zoho Deskのアカウントにサインインし、画面上部のメニューで［ナレッジベース］タブを選択します。
記事の一覧ページで対象の記事をクリックし、詳細ページを開きます。記事の詳細ページで右上に表示されている（編集）アイコンをクリックします。
記事の編集画面で、記事のタイトルの入力欄に表示されている（URL）アイコンをクリックします。
記事のタイトルの下部に、記事のURLが表示されます。
記事のURLの隣に表示されている（編集）アイコンをクリックします。
リンク（URL）の更新画面が表示されます。URLの入力欄でURLを編集します。
［保存して転送設定を追加する］をクリックします。

以上の操作を実行すると、古いURLから新しいURLへの転送設定（301リダイレクトの設定）が追加されます。設定完了後、転送設定が正常に追加されているかどうかを確認するには、転送元のURLの一覧で、古いURLのリンクをクリックします。新しいURLのページが表示されれば、設定は成功です。

別の記事からの転送設定の追加

記事の最新のURLへの転送設定は、同じ記事の古いURLからだけではなく、別の記事のURLからも設定できます。たとえば、製品の仕様やサービスの利用方法などが大きく変更し、古い情報が記載されている記事がまるまる不要になったとします。このような場合、不要な記事のURLから、特定の記事の最新のURLに転送設定を追加することができます（301リダイレクトの設定を行うことができます）。これにより、古い情報のページにアクセスした利用者に対して、転送先のページの情報を表示することが可能です。また、転送設定により、検索エンジンにおいて古いURLに対する評価を新しいURLに引き継ぐことができます。

転送元のURLの件数が上限（3件）に達した場合

上述のとおり、記事のURLは、何度でも変更できます。一方、記事の古いURLからの転送設定は、最大3件のみ追加可能です。転送元のURLは、URLの更新画面に一覧表示されます。記事のURLを頻繁に変更するなどして、すでに3件のURLに対して転送設定が適用されている場合、新しい転送設定を追加するには、既存のいずれかの転送設定を削除する必要があります。

転送設定を削除するには：

リンク（URL）の更新画面で削除したいURLの上にマウスのカーソルを重ねます。
（削除）アイコンをクリックします。
注：既存の転送設定を削除すると、対象のURLにアクセスしても転送の処理は行われず、最新のURLのページは自動で表示されなくなります。
確認画面で、［はい］をクリックすると既存のURLからの転送設定が削除されます。
新しい転送設定を追加したい場合は、転送設定の追加操作を実行します。