一覧表示やテーブル表示などの標準のデータ一覧に加えて、Zoho Deskには分類表示と呼ばれるデータ一覧が用意されています。分類表示を利用することで、データを種類別にまとめて表示し、操作をすばやく行うことができます。
分類表示では、優先度、ステータス、連絡先の種類、期限などの要素に基づいて問い合わせを列ごとにまとめて表示します。迅速な対応が必要な問い合わせをひと目で把握し、対応を進めることが可能です。業務の効率化を高め、SLAで定められている目標時間を達成するのに役立ちます。
分類表示の主な特徴やメリット
- 問い合わせに対して行われた操作内容がすぐに反映されます。たとえば、ステータス別表示の画面で未完了の問い合わせを完了すると、該当の問い合わせは完了の列に自動で移動します。
- 分類表示において、各要素に該当する問い合わせの件数をすばやく把握できます。問い合わせの対応負荷を調整するのに役立ちます。たとえば、ステータス別表示で問い合わせを確認したところ、月曜日の朝に未完了の問い合わせの件数が増加する傾向にあることが判明したとします。この場合、月曜日の朝の時間帯に対応可能な人員を割り当てることで、担当者の負担を軽減し、問い合わせにすばやく対応できます。
- 分類表示で問い合わせを開くと、他の問い合わせが画面左側のパネルに表示されます。問い合わせを他の列に簡単に移動することが可能です。
- 独自のデータ一覧において、分類表示で問い合わせを表示することもできます。たとえば、特定の連絡先から受信した問い合わせのみを表示するためのデータ一覧が作成されているとします。 この場合、該当のデータ一覧を任意の分類表示で確認することが可能です。
- ステータス別表示、期限別表示、優先度別表示では、要件に合わせて表示する列をカスタマイズできます。
ステータス別表示
ステータス別表示では、ステータスに基づいて問い合わせを列ごとに分類して表示します。たとえば、ステータス別表示に切り替えると、自身に割り当てられている問い合わせが「未完了」、「保留中」、「エスカレーション中」、「対応中」などのステータスごとに表示されます。問い合わせの一覧にアクセスして該当のステータスの問い合わせをひとつずつ確認する手間を省くことができます。
対応がすぐに必要な問い合わせや、問い合わせの件数が多いステータスを確認するのに役立ちます。たとえば、「保留中」の問い合わせのみをすばやく確認し、対応を進めることが可能です。
顧客分類別表示
顧客分類別表示は、Zoho DeskとZoho CRMを連携している場合にのみ利用できます。こちらでは、Zoho CRMで設定されている連絡先の種類に基づいて、問い合わせを列ごとに分類して表示します。問い合わせは、Zoho CRMに登録されている連絡先のメールアドレスまたは電話番号をもとに分類されます。連絡先の種類に応じて優先度を設定し、対応を迅速に進めることが可能です。
たとえば、[顧客]の列に新しい問い合わせが追加されたとします。これは、既存の顧客から問い合わせを受信したことを表します。この問い合わせを優先的に対応することで、顧客維持率の向上につなげることが可能です。
連絡先の種類とその内容は、以下のとおりです。
連絡先/見込み客:Zoho CRMの見込み客または連絡先から受信した問い合わせです。
顧客:過去に受注した商談がある顧客から受信した問い合わせです。
商談:Zoho CRMに未完了の商談がある顧客から受信した問い合わせです。
新規:Zoho CRMに登録されていない連絡先から受信した問い合わせです。
メモ
- Zoho DeskとZoho CRMを連携するには、両方のアカウントの管理者権限が必要です。
- 顧客分類別表示の列は、システムによって設定されています。編集/削除したり、名前を変更したりすることはできません。列に未完了の問い合わせがない場合、該当の列は表示されません。
期限別表示
期限別表示では、期限に基づいて問い合わせを列ごとに分類して表示します。期限に応じて優先度を設定し、対応を効率よく進めることが可能です。
各列に表示される問い合わせは、期限に応じて自動で移動します。対応が必要な問い合わせに集中することができます。問い合わせの対応負荷を調整するのにも便利です。また、期限が切れる前に対応を行うことで、SLAで定められている目標時間を達成するのに役立ちます。
たとえば、期限がまもなく切れる問い合わせが複数ある場合、期限別表示を利用することで、期限に近い問い合わせを残り時間ごとに分類して確認できます。優先度を設定して問い合わせに設定し、対応が遅延するのを防ぐことが可能です。
期限別表示の標準の列は、以下のとおりです。
- 遅延
- 期限:1時間
- 期限:6時間以上
- 期限なし
メモ
- 期限別表示において、[遅延]と[期限なし]の列を削除することはできません。ただし、必要に応じて他の標準の列をカスタマイズすることは可能です。
- 期限の列を追加するにあたって、5分から2時間までの期限を選択できます。
- 標準では、期限別表示には未完了の問い合わせのみ表示されます。必要に応じて、完了した問い合わせを確認するために独自の列を作成できます。
優先度別表示
優先度表示では、優先度に基づいて問い合わせを列ごとに分類して表示します。
対応がすぐに必要な問い合わせとそうではない問い合わせを分けて確認することが可能です。優先度の高い問い合わせをひと目ですばやく確認できます。重要な問い合わせを見逃さずに対応を進めることが可能です。また、SLAで定められている目標時間を順守するのにも役立ちます。
たとえば、支払い手続きの失敗に関する問い合わせが複数あり、これらの問い合わせの優先度が「高」に設定されている場合、これらの問い合わせの対応を優先して進めることができます。
優先度別表示の標準の列は、以下のとおりです。
- 高
- 中
- 低
- その他の優先度
分類表示にアクセスするには
- [問い合わせ]タブに移動します。
- 画面右上の表示方法のドロップダウンをクリックします。
- [分類表示]の欄で、対象の表示方法を選択します。
列の追加による分類表示のカスタマイズ
ステータス別表示、期限別表示、優先度別表示では、表示する列をカスタマイズできます。これらの分類表示に列を追加することが可能です。ただし、標準の列を編集することはできません。
列のカスタマイズの主なメリット
- 問い合わせの一覧のカスタマイズ:チーム内での参照用の列を追加できます。たとえば、「未完了」と「保留中」の間に、「顧客の返信の保留中」という名前の列を追加します。顧客からの返信待ちの問い合わせを個別に確認することが可能です。
- SLAの管理の効率化:期限別表示において、「期限:30分」や「期限:2時間」などの独自の列を追加することで、問い合わせの対応の遅延を防ぐのに役立ちます。
- 問い合わせの分類:独自の列を追加することで、問い合わせを詳細に分類できます。問い合わせの管理をより効率よく行うことが可能です。
メモ:ステータス別表示において列を追加する際には、該当のステータスが事前に設定されていることを確認してください。
ステータスを設定するには、[設定]→[カスタマイズ]→[レイアウトと項目]→[問い合わせのステータス]の順に移動します。
分類表示に独自の列を追加するには
- [問い合わせ]タブに移動します。
- 画面右上の表示方法のドロップダウンをクリックし、[分類表示]の欄で対象の表示方法を選択します。
- 画面右上の[…]をクリックします。
- [+ 列を追加する]をクリックします。
- 一覧から対象の列を選択します。
分類表示での一括処理
分類表示の画面では、一度に最大で50件のデータを選択できます。選択した複数のデータに対して、担当者の割り当て、ステータスの更新、問い合わせへの返信、コメントの追加、問い合わせの削除、マクロの適用、ブループリントの適用の解除など、さまざまな処理を一括で行うことが可能です。
たとえば、「保留中」の列にある30件の解決済みの問い合わせを完了に設定したいとします。この場合、問い合わせを1件ずつ更新する代わりに、30件の問い合わせを選択して一括更新できます。
メモ
- 分類表示で一括処理を実行するには、一括処理の権限が必要です。
- 1件の列において統合可能な問い合わせの上限は、5件です。
一括処理を実行するには
- [問い合わせ]タブに移動します。
- 画面右上の表示方法のドロップダウンをクリックし、[分類表示]の欄で対象の表示方法を選択します。
- 分類表示の画面で、更新する問い合わせのチェックボックスにチェックを入れて選択します。
- 列の上部に表示される一括処理のアイコンをクリックします。
- 表示されるポップアップ画面で操作を確定します。