データ関連付けを使用すると、フロー内の一つの処理から得られた出力を、次の処理や段階への値として渡すことができます。この機能を通じて、フローの各段階でのデータの流れを設計することが可能になります。結果として、Zoho Flowと外部アプリケーション間のデータのやり取りが一貫性を持って行えます。
Zoho Flowの変数では、実行条件や処理に出力される値を保管するための項目です。変数の値は、ワークフローの各ステージの処理に基づいて、変換することがあります。
例:Googleカレンダーに新しい予定(イベント)を追加する際に、Slackチャンネルに通知を送信することを自動化したいとします。その際、通知には[新しい予定が作成されました]という標準メッセージの代わりに、[午前10時にコンテンツ戦略会議]といった、予定の詳細をより具体的に伝えるメッセージに設定することが可能です。これにより、チームはSlackとGoogleカレンダーの間にいったりきたりすることなく、必要な情報をかんたんに把握することができます。
注意:変数を正しい項目に関連付けてください。変数の左側のアイコンは、各変数が提供するデータの種類を示しています。問い合わせを作成すると同時に、関連するタスクも作成する場合があります。そのような場合、ワークフローで、特定の問い合わせIDを指定すると、その後に作成される問い合わせのタスクがすべて、同じ問い合わせIDの下に作成されてしまいます。

このような状況を避けるためには、前のステップでの問い合わせIDは、タスクを作成する処理のカスタム項目に関連付けます。
そうすることで、前の処理から問い合わせIDが取得され、それに基づいてタスクが作成されます。

Zoho Flowにおいて、変数にカスタム値を設定する際には注意が必要です。特に、ドロップダウンで選択された項目によって他の変数の内容が変わるような場合、カスタム値の使用はできません。たとえば、Zoho Formsで作成されたフォームの例で考えてみましょう。このフォームの項目はZoho Flowのワークフローで変数として利用できますが、フォームごとに項目やその値が異なるため、これらの変数にカスタム値を設定することはできません。この理由は、カスタム値を通じて引き渡すデータは、「次や」は要らない他の処理で利用する変数が正しく扱われずに処理される可能性が高くなるためです。
Zoho Flowでは、アプリケーション間でのデータやペイロードが主にJSONの形式で交換されます。JSONでは、「,」、「{ }」を使って、データを区切り、「[ ]」でデータをグループに構成します。 「テストと不具合調査」の機能を使用することで、フローの実行条件や処理で受信したJSONペイロードの内容を確認することができます。JSONには、オブジェクトと配列の2種類のデータ構造が定義されています。

オブジェクトは、「{ }」の中にある一連の項目です。JSONにおいては、オブジェクトのデータ項目はキーと値のペアで構成されています:
上記の例では、'contact' というオブジェクトにて'name' と'email'のキーがあります。'name' と'email' のキーには、「Frank]と「frank@zylker.com」のそれぞれの値があります。特定の変数にキーを関連付けたい場合は、以下の形式を実現できます:
上記のコードには:
ソース:実行条件や処理で、データの本体を受信するための変数名です。
オブジェクト :オブジェクトの名前です。
キー : 項目に関連付ける値を持つキーの名前です。
配列あるいは一覧では、[ ] に囲まれている一連の値です。配列では、コンマで区切られた複数の文字列や、複数のキーと値のペアでのオブジェクトで構成されます。
例:
Zoho Flowの実行条件や処理の変数には、配列のが返された場合、配列全体を抽出する必要はなく、数式エディターを利用して、特定の要素だけを抽出することができます。また、フローの編集画面にある「テストと不具合調査」機能を使用すれば、フローの実行条件や処理で受け取るJSON本体を確認することが可能です。
配列内には、データ要素のインデックス(指数)は「0」から始まります。そのため、プログラミングやコードの中で、配列の最初の要素は「0」、次のは「1」のように指示されます。具体的には、変数に特定の要素に関連付けるには、以下の形式で実現できます。
上記のコードには:
ソース:実行条件や処理で、本体のデータを受信するための変数名です。
配列 :対象の値を含む配列の名前です。
n : 配列要素のインデックスです。
キー:特定の項目に関連付ける値の名前です。
Zoho Booksの取引の項目をZoho Flowに取り込むことは、配列の要素を変数に関連付けることの一般的な例です。たとえば、Zoho Booksのある取引の2番目の行の「説明」という項目を抽出して、Zoho Booksの変数に関連付けるには、上記の計算式は以下のように実現することが可能です。
例:Calendlyで、「Event scheduled by invitee」(参加者による設定した打ち合わせ)を実行条件とするワークフローを設定しているとします。イベントを登録するときに、参加者の詳細などは、「登録フォーム」に入力して、保存されます。その際、登録フォームには、項目(キー)と詳細(値)のデータから、最初の項目だけ、たとえば、参加者の名前やIDを抽出するには、インデックスを用いて、以下のコードで実現できます。


変数の必須項目に関連付け
変数を必須項目に関連付ける場合は、変数が常にデータを返すことを確認します。フローが実行される際に、項目が空である場合、フローは失敗します。
フロー設定後の実行条件や処理の変更
フローを設定した後、実行条件や処理を変更する場合は、それに対応する関連付けられた項目も修正する必要があります。
無効な関連付け
フロー内では、「name」や「date」など、複数のステップで同じ名前の変数を使用することが一般的です。しかし、これらの変数は同じ名前でも異なる値を持つことがあります。そのため、変数を正しく対応するステップに関連付けることが重要です。
「$」のテキストとして使用
テキスト内に $ 記号を含める場合は、$$ を使用します$記号を1つだけ使用すると、フローはそれを変数と見なします。
例:$$${trigger.price} は出力を$記号つきで表示します。