BIMIとは何かとその有用性

BIMIとは何かとその有用性

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BIMIとは  

受信トレイが迷惑メールや不要なメールで埋め尽くされることは、誰も望んでいません。これを防ぐため、多くの企業では、受信したメールが正当で信頼できるものであることを受信者に示すメール認証方式として、SPF(送信ドメイン認証)、DKIM、DMARCを使用しています。

BIMIメッセージ識別用ブランド表示)は、メールメッセージを認証し、正当なメール配信元から送信されたものであることを示すことで、保護をさらに強化するメール仕様です。BIMIでは、DMARCプロトコルによるセキュリティを拡張し、メールにブランドロゴを表示します。これにより、受信者はメッセージの送信元と正当性を確認しながら、メールをすぐに識別できます。

BIMIを導入してブランドロゴを表示するには、メールドメインが有効であることを証明するDMARCチェックに合格する必要があります。

BIMIの導入後、受信者のメールボックスでメールがどのように表示されるかについては、以下の画像をご確認ください。

BIMIがメールマーケティングに与える影響  

BIMIはメールの到達率に肯定的な影響を与えます。メール受信者からの信頼を得られる認証方式であるため、メールマーケティングにおいて好印象につながると考えられています。組織がBIMIを導入する主なメリットは、次のとおりです。
  1. ブランド認知度の向上 - BIMIを導入すると、受信者の受信トレイで、メールの横にブランドロゴが表示されます。メールにロゴを使用すると視認性が向上し、受信者が組織をすぐに認識できるようになります。その結果、市場でのブランド認知度が高まります。  
  2. メールへの反応の向上 - この認証方式によって信頼性が示されるため、受信者がメールに反応する可能性が高まり、開封率やクリック率の向上につながります。
  3. 迷惑メールトラップにかかる可能性の低下 - BIMIの使用は、メールの不達が少なく、メールが迷惑メールフォルダーに振り分けられる可能性が低いことを示す有効な指標となります。
  4. 配信元の評価の向上 - BIMIを使用する組織は、配信元としての評価向上に一歩近づきます。BIMIにより、企業は受信者からの信頼を得られるため、メールマーケティング業界で肯定的な評価につながります。

BIMIの仕組み  

BIMIの仕組みは、基本的にDMARCに依存しています。組織がDMARCプロトコルを最高レベルに設定することで、受信者の受信トレイにブランドロゴを表示できるようになります。
BIMIを機能させ、メールの横にブランドロゴを表示するには、組織のDMARCチェックに合格する必要があります。DMARCの詳細はこちら

DMARCには、次の3つのポリシーがあります。
  1. p = none - このポリシーでは、メールがDMARCチェックに不合格でも措置は行われず、そのメールをどのように処理するかはメールボックスプロバイダーが自由に判断できます。
  2. p = quarantine - このポリシーでは、メールがDMARCチェックに不合格になると、メールボックスプロバイダーは慎重に扱い、隔離する必要があります。
  3. p = reject - このポリシーでは、メールがDMARCチェックに不合格になると、メールボックスプロバイダーはメールを却下するか、到達しないようにブロックする必要があります。
上記の説明のとおり、p = noneポリシーでDMARCを設定しても、この認証方式の目的は果たせません。BIMIを機能させるには、組織でDMARCを100%のp = quarantineまたはp = rejectに設定する必要があります。メールがDMARC認証チェックに合格すると、正当な配信元から送信されたことが確認され、受信者の受信トレイでメールの横にブランドロゴが表示されます。

組織にBIMIを設定するには  

BIMIの仕組みを確認したところで、組織にBIMIを設定する方法を説明します。

BIMIは、ドメインのDNSに追加する必要があるテキストレコードです。認証プロセスは、SPF(送信ドメイン認証)、DKIM、DMARCなどのその他の方式と同様に機能します。メールが到達すると、受信メールサーバーがBIMIテキストファイルを検索し、その送信元を確認します。認証済みの場合、受信サーバーはBIMIファイルからブランドロゴを取得し、受信者の受信トレイに表示します。BIMIの導入方法については、こちらの記事をご参照ください。

BIMIを設定するには:
  1. 最初に、すべてのメールドメインをSPF(送信ドメイン認証)、DKIM、DMARCで認証します。
  2. ドメインのDMARCが、100%のp = quarantineまたはp = rejectに設定されていることを確認します。
  3. ロゴのSVG Tiny版を作成し、一般公開されているサーバーにアップロードします。
  4. ロゴのVMCを設定します。
  5. BIMIテキストレコードをDNSサーバーに公開します。


BIMI設定のヒント  

  1. ドメインが正しく認証済みであることを確認します。DMARC InspectorやDMARC Analyzerなど、オンラインで利用できるDMARCチェックツールを使用できます。
  2. ブランドロゴが正しい形式で作成されていることを確認します。ロゴが適切な形式かどうかを確認するには、SVG変換ツールを使用します。
  3. 認証マーク証明書(VMC)は、DigiCertEntrustなどの認定組織から取得する必要があります。
  4. BIMI検索ツールを使用すると、ブランドがBIMI標準に準拠しているかどうかを確認したり、新しいBIMIレコードを生成したりできます。
  5. 組織にBIMIを設定する際の詳細については、BIMI導入ガイドをご参照ください。
  6. BIMIの導入時に問題が発生した場合は、さらにヘルプを得るためにBIMIに関するよくある質問ページをご参照ください。

BIMIに対応しているメールボックスプロバイダー

2026年9月現在、BIMIに対応しているメールボックスプロバイダーは次のとおりです。
  1. Zoho Mail
  2. Apple Mail
  3. AU.com
  4. Comcast
  5. Cloudmark
  6. Fastmail
  7. Gmail
  8. Laposte
  9. NTT Docomo
  10. Onet Poczta
  11. Web.DE
  12. Yahoo Mail
  13. Zone
  14. Zoner
BIMIに対応しているメールボックスプロバイダー、対応を検討しているプロバイダー、対応していないプロバイダーを確認するには、BIMIが提供する以下の画像リンクをクリックします。