FTPプラグインとは
FTP(ファイル転送プロトコル)は、サーバーとクライアント間でファイルを転送するための標準的な通信プロトコルです。FTPは、クライアントサーバーモデルに基づいて設計されており、制御用とデータ転送用の2種類の接続を利用します。
FTPプラグインのメリット
Zoho PeopleのFTPプラグインを使用することで、ホストサーバーにアプリやサービスをインストールしなくても、出退勤データを安全に転送できます。
FTPサーバーのメリット:
- 高いセキュリティを確保できます。
- 詳細な制御が可能です。
- 大容量ファイルを一括送信できます。
- ファイル転送中に接続が途切れても、途中から転送を再開できます。
- ホストサーバーにサービスをインストールしなくても、安全なデータ転送が可能です。
Zoho Peopleでは、4種類のFTPプラグインに対応しています。
FTP:ファイル転送プロトコル
FTPS:SSL/TLS暗号化を使用するファイル転送プロトコル(明示モード)
FTPS:SSL/TLS暗号化を使用するファイル転送プロトコル(暗黙モード)
SFTP:SSHファイル転送プロトコル
各プラグインの主な機能は、以下のとおりです。組織のニーズに合わせたプラグインを選択できます。
FTP | FTPS | SFTP |
2種類の独立したチャネル(コマンドチャネルとデータチャネル)を使用してデータを交換します。
いずれのチャネルも暗号化されません。
これらのチャネル経由で転送されるデータには、傍受や漏えいのリスクがあります。 | FTPプロトコルにセキュリティ層を追加したプロトコルです。
データチャネルが暗号化されます。
FTPSでは、複数のポート番号を使用します。コマンドチャネル用の最初のポート番号は、認証とコマンドの送受信に使用されます。また、ファイル転送要求やディレクトリー一覧取得要求が行われるたびに、データチャネル用に別のポート番号を開く必要があります。つまり、FTPS接続を確立するには、ファイアウォールで複数のポートを開くことになります。
| SSH(セキュアシェル)経由でファイルを送信する安全なFTPプロトコルであり、ファイル転送時に高度なセキュリティが実現します。
すべてのSFTP通信に単一のポート番号を使用するため、セキュリティを確保しやすくなっています。 |
FTPプラグインの設定
FTPプラグインを設定できるのは、管理者および出退勤の管理者のみです。
設定手順:
組織にFTPプラグインを設定するには、以下の手順を実行します。
1.[設定]→[出退勤]→[設定]→[FTPプラグイン]の順に移動します。
2.[設定する]をクリックします。
3.[FTPの詳細]タブで、サーバーの種類、サーバーのホスト名、ポート、ユーザー名、パスワードを入力します。
4.
[ファイルの詳細]タブで、次の内容を入力します:ファイル名の形式、ファイルの場所(パス)、同期の種類(一定間隔または毎日定刻)、ファイルの日付形式、ファイルの時間形式、出退勤の形式、入力データの開始行、入力データのタイムゾーン、Zoho Peopleのタイムゾーン、同期の有効化日。サンプルデータの形式や[データの関連付け]タブの項目は、出退勤の形式の設定に応じて変わります。

5. [データの関連付け]タブで、それぞれの項目に対して、アップロードするファイルの入力項目を関連付けます。
6. FTPプラグインの設定を完了するには、[保存する]をクリックします。
FTPプラグインの同期状況の管理
設定の保存後に[同期の状況]をクリックすると、FTPプラグインの現在のステータスを確認できます。
[同期の状況]には、詳細な同期の履歴が表示されます。
履歴に表示される情報は、以下のとおりです。
- 処理の実行日時、同期データの開始日時、同期データの終了日時を確認できます。
- 処理可能な行の合計、ステータスごとのデータの件数(同期済み、処理中、未同期)を確認できます。
- 未同期の原因として考えられるエラーを確認できます。
- 履歴全体の情報または特定の履歴のエラー情報をエクスポートおよびダウンロードできます。
- 前回の同期日時と次回の予定日時を確認できます。
- 期間のフィルターを使用すると、別の期間の同期状況を表示できます。
FTPプラグインの編集
FTPプラグインの項目はすべて編集可能です。ただし、同期の適用開始日は設定時にのみ表示されるため、編集時には使用できません。
FTPプラグインの無効化
FTPプラグインを無効にするには、[FTPプラグイン]のボタンを切り替えます。この設定を無効にしても、同期済みのデータはそのまま残ります。再度有効にすると、最後に無効にした時点からデータの同期が再開されます。
メモ
一度に設定できるFTPプラグインは1種類のみです。
この機能は、プロフェッショナルプラン以上のプランで利用できます。
FTPの同期履歴の保存期間は最大1年です。