管理者の割り当て

管理者の割り当てとは

この機能を使用すると、選択したサービスの管理者として任意の従業員を割り当てることができます。主なメリットは以下の通りです。

全サービスのデータや設定を管理する単一の管理者を置くのではなく、複数の管理者を割り当てることで、責任を分散し、作業負荷を軽減しながら各サービスを集中的に管理できます。
必要なデータ操作や設定へのアクセスのみを許可することで、データセキュリティを確保します。
Zoho Peopleの設定を支援するコンサルタントやパートナーなどの従業員のみが設定にアクセスできるようにすることで、データの悪用を防ぎます。
効率的な作業負荷の管理に役立ちます。
単一の管理者や個人に対する依存を最小限に抑えることで、安定したサービスと運用を支えます。

特権管理者は、すべてのデータと設定を表示、編集、設定できます。

管理者の割り当て：方法1

この方法は、次の「サービス」にのみ適用可能です：休暇管理／出退勤／評価／給与／お問い合わせ／工数表（各サービスに共通する設定や機能が用意されていますが、利用するサービスによって仕様に若干の違いがあります）。

この機能が適用可能なサービスで管理者を割り当てるには、［設定］→サービスを選択→［権限］→［（サービス名）の管理者］→［管理者を追加する］の順に移動します。たとえば、休暇管理では、［設定］→［休暇管理］→［権限］→［休暇の管理者］→［管理者を追加する］の順に移動します。

上記の例では、［ユーザーグループを管理する］ボタンを使用すると、従業員を選択してグループに分類し、こちらでそのグループを選択することが可能です。この特定の管理者は、選択したグループに所属する従業員のデータのみを処理します。

この手順で追加する管理者の役割に制限はありません。これは、実際のアクセス権が役割によって決まるためです。たとえば、チームメンバーを管理者に割り当てた場合、限定的なアクセス権しか持たず、設定を変更できない可能性があります。

管理者の割り当て：方法2

任意の従業員を管理者として直接割り当てるには、［設定］→［アカウントの管理］→［アクセス制限］→［管理者］→［ユーザーを追加する］の順に移動します。ユーザーを選択後、権限を設定します。

［ユーザーを追加する］をクリックすると、組織の階層に関係なく、任意の従業員を選択できます。切り替えボタンを使用して、［設定］と［データ／操作］のいずれか、または両方へのアクセスを有効にします。「データ／操作」のみが有効になっている場合、管理者は関連するデータにアクセスできますが、設定を変更できません。

管理者権限を持つユーザーの割り当て

特権管理者およびその他の管理者は、任意のユーザーを管理者として追加できます（ただし、Zoho Peopleの管理者権限を持ち、すべてのサービスにおいて、管理に関わるすべての操作に標準でアクセスできるユーザーに限ります）。［設定］→［アカウントの管理］→［アクセス制限］→［役割］→［一般的な役割］の順に移動して、［Admin］（管理者）カードの［+］をクリックします。