Zoho Surveyには、アンケートに安全にアクセスできるようにするための機能が用意されています。その1つが、アンケートのURLにハッシュ値を追加する機能です。ハッシュ値とは、保護対象のデータをもとに生成したランダムな文字列のことです。主に、データの改ざんの検知のために用いられます(元データが変更されている場合はハッシュ値と整合しなくなるため、改ざんを検知できます)。Zoho Surveyでは、アンケートのURLの一部を元データとしてハッシュ値を生成し、URLに追加してアクセスできるようにすることが可能です。これにより、アンケートのリンクを改ざんしたり偽造したりすることが非常に困難になるため、回答者が安心してアンケートにアクセスできます。
利用可能なプラン:
アンケートURLへのハッシュ値の追加機能は、有料プランのユーザー全員が利用可能です。
ハッシュ値付きのURLを使用したアンケートの使用例
人材紹介会社
人材紹介会社では、候補者の知識とスキルを確認するためにアンケートやテストを実施することがあります。このアンケートやテストは必ず指定された本人のみがアクセスできるものでなくてはなりません。ハッシュ値付きのURLを使用することで本人のみがアクセスできるようになるため、不正行為や不正アクセスのリスクが減り、公平な評価と信頼性を確保できます。
銀行
銀行は、ハッシュ値付きのURLを使用したアンケートにより、顧客にアンケートの安全性を保証できます。アンケートには、ハッシュ値(パスコード)を知っている顧客のみがアクセスできるため、アンケートの信頼性を確保できます。
医療機関
医療機関は、ハッシュ値付きのURLを使用したアンケートにより、患者に回答のプライバシーを保証できます。フィードバックにアクセスするURLには、ハッシュ値(パスコード)を知っている患者のみがアクセスできるため、アンケートの信頼性を確保できます。
ネットショップ(ECサイト)
ネットショップを運営する企業は、ハッシュ値付きのURLを使用したアンケートにより、実際に購入した顧客のみにアンケートを依頼できます。ハッシュ値(パスコード)を知らない人からの虚偽の回答や嫌がらせの回答を防ぐことができます。
ハッシュ値の生成方法(ハッシュアルゴリズム)の設定とハッシュ値付きのアンケートURLの使用
ハッシュ値付きのアンケートURLを作成するには
- 部門の選択後の画面で、画面右上のプロフィール写真をクリックします。
- [ポータル管理]→ [アンケートURLの保護方法(ハッシュアルゴリズム)]をクリックします。ハッシュ値の生成方法(ハッシュアルゴリズム)の追加画面が表示されます。[追加する]をクリックします。ポータル管理者のみが、この機能を利用できます。
- ハッシュの[名前]を入力し、[アンケートURLの保護方法](アルゴリズムの種類:SHA-1、SHA-256、SHA-512)を選択します。
- [シークレットキー]欄にシークレットキー/パスワードを入力します。
[作成する]をクリックします。追加可能なハッシュアルゴリズムの件数に制限はありません。
Zoho Surveyではハッシュ値が、16進形式でのみ出力されます。SHA-1、SHA-256、SHA-512は、ハッシュ値を生成するアルゴリズムの種類です(それぞれの値の長さは160ビット、256ビット、512ビット)。

アンケートのURLに「+」が含まれる場合、「+」は「%2B」に置換する必要があります。
ハッシュ値の生成方法(ハッシュアルゴリズム)を編集するには
- 部門の選択後の画面で、画面右上のプロフィール写真をクリックします。
- [ポータル管理]→[アンケートURLの保護方法(ハッシュアルゴリズム)]をクリックします。
- 編集対象にカーソルを合わせて、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。
ハッシュ名、ハッシュアルゴリズム、シークレットキーを必要に合わせて変更します。
- [保存する]をクリックします。
ハッシュ値の生成方法(ハッシュアルゴリズム)を削除するには
- 部門の選択後の画面で、画面右上のプロフィール写真をクリックします。
- [ポータル管理]→[アンケートURLの保護方法(ハッシュアルゴリズム)]をクリックします。
- 削除対象のハッシュにカーソルを合わせて、削除アイコン(ごみ箱マーク)をクリックします。
確認画面が表示されます。
- 削除を確定するには、[はい]をクリックします。
アンケートにおいてハッシュ値付きのURLを有効にするには
- 対象のアンケートの[公開]タブに移動します。
- 画面左側のメニューから[アンケートURLの保護]をクリックします。
- [有効にする]をクリックし、ポータル設定で作成したハッシュアルゴリズムから必要なものを選択します。
- [保存する]をクリックします。
メモ:
- Zoho Surveyにはハッシュ値自体を生成する機能はありません。ハッシュ値の生成には外部サービスを利用する必要があります。外部サービスを利用してハッシュ値を生成した後、該当のハッシュ値をアンケートURLに追加して使用する必要があります。
- Zoho Surveyでは、シークレットキーまたはパスワードをもとに生成されたハッシュ値を利用できます。
- ハッシュ値の生成に役立つ外部サービスは以下のとおりです。
Devglan.com、Freeformatter.com、Codebeautify
アンケートのURLにハッシュ値を追加して共有するには
- アンケートの[公開]タブに移動します。
- 画面左側メニューの[アクセス方法]の[オンライン]をクリックします。
- 表示されたリンクの最後に生成したハッシュ値を追加して、そのリンクを回答者と共有します。
- 例
- 元のアンケートのURL:https://survey.zohopublic.com/zs/m6Rgfh?name=john
- ハッシュ値を追加したアンケートのURL:https://survey.zohopublic.com/zs/m6Rgfh?name=john&hash=87b6e8c2f5b4c01ae6ef6365e
- アンケートURLにハッシュを追加するにはまず、信頼できる外部サービスを使用してハッシュ値を生成します。ハッシュ値を生成するための元データ(テキスト)としては、対象のアンケートのURLのうち、「/zs」から末尾までの部分を使用します。
- たとえば、アンケートのURLの「/zs」以降が「/zs/m6Rgfh」の場合、このテキストを元データとして使用します。外部サービスを使用してこのテキストをもとにハッシュ値を生成すると、「87b6e8c2f5b4c01ae6ef6365e」になります。
- アンケートURLにハッシュ値を追加する際には、URLの最後に「?hash=」を追加し、生成されたハッシュ値をその後に追加します(例:/zs/m6Rgfh?hush=87b6e8c2f5b4c01ae6ef6365e)。
- なお、アンケートURLにおいて他のパラメーター(カスタム変数)を使用する場合、該当のパラメーターの後に「&hash=」を追加したうえでその後にハッシュ値を追加します。たとえば、URLに「name=john」というパラメーターを追加していた場合、URLの末尾は「/zs/m6Rgfh?name=john&hash=87b6e8c2f5b4c01ae6ef6365e」となります。
回答に使用されたURLを回答の詳細ページから確認するには
- 画面左側のメニューから[レポート]をクリックします。
- [個々の回答]をクリックします。
- [回答者がアクセスしたアンケートURL]欄の[表示する]をクリックします。回答者がアクセスしたアンケートURLを確認できます。