9月に入りましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今週のTips and TricksはZoho Analytics の「ユーザーフィルター」のカスタマイズについてみていきましょう!
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Zoho Analytics のダッシュボードでは、特定の条件を満たす値のみを表示させる「ユーザーフィルター」をかけることができます。
(ダッシュボードのユーザーフィルターの追加は無料プランからご利用いただけます。)
◎ダッシュボード上での「ユーザーフィルター」の追加
今回は、蔵鋒製菓株式会社の営業担当者(商談担当者)のパフォーマンスを可視化するために、営業担当者と売上に関するグラフをまとめたダッシュボードを作成しました。
ここで、受注完了日を基準としたユーザーフィルターを追加して、各グラフの2019年と2020年のパフォーマンスを切り替えて表示できるようにします。
1.1 ユーザーフィルターを追加したいダッシュボードを開き、「設計の編集」をクリック
1.2 「+ ユーザーフィルター」をクリック
1.3 左側からユーザーフィルターとして追加したい列の項目を選び、ドラッグアンドドロップでユーザーフィルターに追加
今回は受注完了日別にグラフの表示を切り替えたいので、「受注完了日」の列をドラッグアンドドロップで追加します。
1.4 表示させるユーザーフィルターの詳細を設定し、「OK」をクリック
1.5 「表示モード」を押し、「保存」ボタンをクリック
このように、受注完了日のユーザーフィルターが追加できました。
さっそく、実際に適用してみましょう! 現在、ダッシュボード上の各グラフにはデータテーブルに入力されているすべての数値を適用させています。ユーザーフィルターを利用して、受注完了日が2020年のデータのみを各グラフに反映させてみます。
1.6 受注完了日のユーザーフィルターのプルダウンを開き、「2020」のチェックボックスのみをオンにして「OK」をクリック
1.7 該当の数値のみが反映されて、受注完了日が2020年に該当するデータのみがグラフに表れます。
しかし一方で、ダッシュボードに組み込まれたレポートの中には、ユーザーフィルターを適用すべきでないものもあるかと思います。
例えば、今年度と前年度の売上総額を比較するレポートがある場合などですね。
そんなときに、Zoho Analytics ではダッシュボード上の特定のグラフをユーザーフィルターの適用から除外することもできます。
◎ダッシュボード上の各グラフへの「ユーザーフィルター」の適用をカスタマイズ
2.1 「設計の編集」をクリック
2.2 ユーザーフィルターの適用から除外したいグラフの右上の三点リーダーをクリック
ここでは、「2019年と2020年の商談総額比較」のグラフにユーザーフィルターを適用させないように設定してみます。
2.3 プルダウンから「オプション」を選択
2.4 「ダッシュボードフィルターを適用」のチェックボックスをオフにして、下部の「適用」をクリック
2.5 「表示モード」を押し、「保存」ボタンをクリック
これで設定は完了です。
それでは、ダッシュボード上のユーザーフィルターを利用して、受注完了日が2020年のデータのみを反映させたときの「2019年と2020年の商談総額比較」のグラフの動きを確認します。
すると、「2019年と2020年の商談総額比較」のグラフのみユーザーフィルターが適用されずにすべての受注完了日のデータが反映されていますね。